張本美和 W杯史上最年少優勝ならず涙 世界2位に敗れるも中国大警戒モード コーチが得点のたびに大声

2024年4月20日(土)20時4分 スポーツニッポン

 卓球のシングルスのワールドカップ(W杯)は20日、女子準決勝が行われ、パリ五輪代表で世界ランク12位の15歳・張本美和(木下グループ)は、同2位の王曼昱(中国)に2—4で敗れた。

 第1ゲームは序盤に最大4点差をつけられたものの、9—10と盛り返したが、逆転には至らずに先取された。

 第2ゲームは3—3からの3連続失点、4—6からの3連続失点で苦しい展開となり、6—11で落とした。

 第3ゲームは2—2から6連続得点で大量リードを奪うと、反撃をしのいで11—6でモノにした。

 第4ゲームも出だしから3連続得点の好スタート。だが、ここから5連続失点で逆転された。中盤以降も巻き返せず、1—3と崖っぷちに追い込まれた。

 第5ゲームは11—9で逆襲して望みをつないだが、第6ゲームを落として進撃はここで終わった。試合後、張本の目は赤くなり、うっすらと涙を浮かべた。

 16年大会を16歳で制した平野美宇を超える史上最年少優勝には届かなかったが、大舞台で確かな手応えを得た。決勝トーナメント1回戦では、世界3位の王芸迪(中国)を4—1で撃破。この日は15歳への警戒感を物語るように、王曼昱のベンチに入った馬琳コーチが得点ごとに大きな声を上げるなど、中国も大警戒モードに突入している。

 15歳は進化を続け、団体戦を戦うパリへの歩みを進める。

スポーツニッポン

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