サッカーファン必読!“黒船”DAZN(ダゾーン)の実力をユーザー目線で徹底検証
サッカーキング2018年3月30日(金)18時0分
2016年にサービスを開始したDAZNは2017シーズンからJリーグの全試合を生配信している [写真]=Getty Images for DAZN
2016年にスタートしたスポーツ専門の動画配信サービス『DAZN』(ダゾーン)は、スポーツの視聴環境に大きな変革をもたらし、わずか2年弱で急激にその知名度を高めてきた。Jリーグの独占配信を始めとするサッカーコンテンツの充実により、我々サッカーファンにとっても無視できない存在となったが、一方で視聴環境の急激なシフトについていけず、加入を躊躇しているファンも多いのではないだろうか。編集部ではそんな未加入者のサッカーファンに向けて、サービス内容や使い勝手、TV中継と比較した際のメリットやデメリットを徹底検証。「スポーツの新しい本拠地」を自負する“黒船”の実力をユーザー目線で紹介する。
■圧倒的な網羅感。コンテンツ充実度は他の追随を許さない
サッカーコンテンツにおけるDAZNの最大の売りは、何と言ってもJリーグ(J1・J2・J3)の全試合を生配信している点だろう。中でもこれまで視聴環境が極めて限定的だったJ3の試合をライブで楽しめるようになったことはサッカーファンにとって純粋なメリットと言える。
そもそも、BSで取り上げられる一部注目カードやローカル局での放送を除けば、JリーグはDAZNに加入していないと基本的に見ることができない。そういう意味でJリーグファンにとって加入はほぼマストと言っていいかもしれない。「Jリーグ見るならDAZN」に嘘偽りはない。
欧州サッカーファンも状況はほぼ同じだ。DAZNはプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエAといった欧州主要リーグをほぼ網羅。2月に発表された『スポナビライブ』のサービス終了に伴い、それまで配信が制限されていたプレミアリーグとラ・リーガは毎節すべての試合を見られるようになった。合わせてラ・リーガやブンデスリーガは2部の視聴も可能。FAカップやコパ・デル・レイ、コッパ・イタリアなどの国内カップ戦が見られるのもうれしい。
これまで配信がなくDAZNユーザーにとって悩みの種だったUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップについても独占放映権の獲得が発表され、2018-19シーズンからは全試合ライブ配信されることが決定。来季は欧州サッカーのラインナップもさらに充実する。
サッカー以外のジャンルに目を向けても、野球やバスケットボール、バレーボール、テニス、ボクシング、F1、総合格闘技と楽しめるコンテンツは豊富。特に2018年から新たに配信がスタートしたプロ野球(ヤクルト、阪神、中日、パ・リーグ6球団)やBリーグ(男子プロバスケットボール)は好評で、編集部の面々もサッカーと合わせて楽しんでいる。
ことコンテンツのボリュームに関しては文句なし。すべての試合、すべての大会を網羅するために複数サービスへの加入が必要だったことを考えると、DAZNへの一極集中化もユーザーにとっては大歓迎だ。「この勢いでルヴァンカップや天皇杯、ACLもやってくれたらいいのに…」と思っている人は少ないないはずだ。
■視聴環境は大幅改善。使い勝手には改善の余地も…
コンテンツの充実とは対照的に、サービス開始当初は環境面でのストレスも多かった。特に昨季のJリーグ開幕時にはたびたび視聴不具合が発生。ツイッターのタイムライン上には「固まる」、「クルクルしてる」という報告があふれた。もっとも、Jリーグ配信2年目を迎えた現在、この問題は大きく改善された。まだ100パーセントとはいかないものの、視聴時のストレスはほぼ解消されたと言っていい。トラブルが多かった時期の印象で加入を躊躇しているという人はとりあえず1カ月無料トライアルを、解約してしまったという人も今加入すれば改善を実感できるに違いない。
一方でまだまだ改善の余地がありそうな点もいくつかある。「視聴開始直後の数秒間は画質が粗い」、「録画ができない」などはその最たる例だろう。また、ハーフタイム企画や関連番組が充実しているJリーグと比べると、欧州サッカーはどうしても無機質な感じが否めない。ハーフタイムは各試合のスタッツを流すだけ、試合が終わったらすぐに配信終了、試合によっては解説者不在といった番組構成には幾分物足りなさが残る。
「コンテンツが膨大すぎて、見たい番組になかなかたどり着けない」といった意見も以前から聞かれるが、こちらは番組表に「スポーツで絞り込む」の機能が追加されてかなり探しやすくなった。ここに「視聴予約」や「お気に入り設定」などの機能が加われば、より使い勝手は良くなるはずだ。
■1890円は高いのか? 安いのか?
サッカーキングが行ったDAZN非加入者向けアンケートでは、加入しない理由のトップが意外にも「料金が高いから」だった。DAZNの月額料金は1750円(税込1890円)。これを高いと感じるか、安いと感じるかはもちろん人それぞれだが、少なくともこれまで有料放送でサッカーを楽しんでいた層にとっては圧倒的に「安い」と感じられるのではないだろうか。
サービス内容も視聴環境も異なるので一概に比較はできないが、BSやCSで現在のDAZNのサッカーコンテンツを網羅しようとしたら、少なくとも月額5000〜6000円は覚悟しなければならなかった。しかも、その料金はあくまでも「サッカーセット」に対してであり、他の番組をすべて見られるわけではない。そう考えると1890円であらゆるスポーツコンテンツが視聴できるDAZNはやはりお得と言っていい。さらにdocomoユーザーは『DAZN for docomo』を利用することで、月額980円(税込1058円)と破格。これは即決していい値段だ。
上記アンケートで3番目に多かった「テレビで見られないから」という理由も全くの誤解。DAZNは「スマホやタブレットで見るもの」というイメージが先行しているが、初期投資とひと手間を惜しまなければテレビでも簡単に視聴することができる(方法は何通りもあるので説明はまた別の機会に…)。
アンケート結果を見る限り、加入しない理由の多くは先入観や誤解。サービス開始からまだ2年弱であることを考えれば、今後もっと良くなる可能性が高いし、実際に良くなっている。かなり控えめに言ってもDAZNはサッカーファンにとって“必需品”だろう。
■圧倒的な網羅感。コンテンツ充実度は他の追随を許さない
サッカーコンテンツにおけるDAZNの最大の売りは、何と言ってもJリーグ(J1・J2・J3)の全試合を生配信している点だろう。中でもこれまで視聴環境が極めて限定的だったJ3の試合をライブで楽しめるようになったことはサッカーファンにとって純粋なメリットと言える。
そもそも、BSで取り上げられる一部注目カードやローカル局での放送を除けば、JリーグはDAZNに加入していないと基本的に見ることができない。そういう意味でJリーグファンにとって加入はほぼマストと言っていいかもしれない。「Jリーグ見るならDAZN」に嘘偽りはない。
欧州サッカーファンも状況はほぼ同じだ。DAZNはプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエAといった欧州主要リーグをほぼ網羅。2月に発表された『スポナビライブ』のサービス終了に伴い、それまで配信が制限されていたプレミアリーグとラ・リーガは毎節すべての試合を見られるようになった。合わせてラ・リーガやブンデスリーガは2部の視聴も可能。FAカップやコパ・デル・レイ、コッパ・イタリアなどの国内カップ戦が見られるのもうれしい。
これまで配信がなくDAZNユーザーにとって悩みの種だったUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップについても独占放映権の獲得が発表され、2018-19シーズンからは全試合ライブ配信されることが決定。来季は欧州サッカーのラインナップもさらに充実する。
サッカー以外のジャンルに目を向けても、野球やバスケットボール、バレーボール、テニス、ボクシング、F1、総合格闘技と楽しめるコンテンツは豊富。特に2018年から新たに配信がスタートしたプロ野球(ヤクルト、阪神、中日、パ・リーグ6球団)やBリーグ(男子プロバスケットボール)は好評で、編集部の面々もサッカーと合わせて楽しんでいる。
ことコンテンツのボリュームに関しては文句なし。すべての試合、すべての大会を網羅するために複数サービスへの加入が必要だったことを考えると、DAZNへの一極集中化もユーザーにとっては大歓迎だ。「この勢いでルヴァンカップや天皇杯、ACLもやってくれたらいいのに…」と思っている人は少ないないはずだ。
■視聴環境は大幅改善。使い勝手には改善の余地も…
コンテンツの充実とは対照的に、サービス開始当初は環境面でのストレスも多かった。特に昨季のJリーグ開幕時にはたびたび視聴不具合が発生。ツイッターのタイムライン上には「固まる」、「クルクルしてる」という報告があふれた。もっとも、Jリーグ配信2年目を迎えた現在、この問題は大きく改善された。まだ100パーセントとはいかないものの、視聴時のストレスはほぼ解消されたと言っていい。トラブルが多かった時期の印象で加入を躊躇しているという人はとりあえず1カ月無料トライアルを、解約してしまったという人も今加入すれば改善を実感できるに違いない。
一方でまだまだ改善の余地がありそうな点もいくつかある。「視聴開始直後の数秒間は画質が粗い」、「録画ができない」などはその最たる例だろう。また、ハーフタイム企画や関連番組が充実しているJリーグと比べると、欧州サッカーはどうしても無機質な感じが否めない。ハーフタイムは各試合のスタッツを流すだけ、試合が終わったらすぐに配信終了、試合によっては解説者不在といった番組構成には幾分物足りなさが残る。
「コンテンツが膨大すぎて、見たい番組になかなかたどり着けない」といった意見も以前から聞かれるが、こちらは番組表に「スポーツで絞り込む」の機能が追加されてかなり探しやすくなった。ここに「視聴予約」や「お気に入り設定」などの機能が加われば、より使い勝手は良くなるはずだ。
■1890円は高いのか? 安いのか?
サッカーキングが行ったDAZN非加入者向けアンケートでは、加入しない理由のトップが意外にも「料金が高いから」だった。DAZNの月額料金は1750円(税込1890円)。これを高いと感じるか、安いと感じるかはもちろん人それぞれだが、少なくともこれまで有料放送でサッカーを楽しんでいた層にとっては圧倒的に「安い」と感じられるのではないだろうか。
サービス内容も視聴環境も異なるので一概に比較はできないが、BSやCSで現在のDAZNのサッカーコンテンツを網羅しようとしたら、少なくとも月額5000〜6000円は覚悟しなければならなかった。しかも、その料金はあくまでも「サッカーセット」に対してであり、他の番組をすべて見られるわけではない。そう考えると1890円であらゆるスポーツコンテンツが視聴できるDAZNはやはりお得と言っていい。さらにdocomoユーザーは『DAZN for docomo』を利用することで、月額980円(税込1058円)と破格。これは即決していい値段だ。
上記アンケートで3番目に多かった「テレビで見られないから」という理由も全くの誤解。DAZNは「スマホやタブレットで見るもの」というイメージが先行しているが、初期投資とひと手間を惜しまなければテレビでも簡単に視聴することができる(方法は何通りもあるので説明はまた別の機会に…)。
アンケート結果を見る限り、加入しない理由の多くは先入観や誤解。サービス開始からまだ2年弱であることを考えれば、今後もっと良くなる可能性が高いし、実際に良くなっている。かなり控えめに言ってもDAZNはサッカーファンにとって“必需品”だろう。
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