「横暴にFIFAも黙っていない」ドタキャンで罰金の北朝鮮に韓国からも辛辣な声「全世界に恥」「信頼が再び崩れる」
中盤で存在感を発揮し続ける遠藤。リバプールに欠かせぬ存在だ(C)Getty Images
3月26日に行なわれる予定だった北中米ワールドカップのアジア2次予選、日本対北朝鮮が開催5日前に突如中止となり、国際サッカー連盟(FIFA)は平壌での試合をキャンセルに踏み切った北朝鮮サッカー協会への処分を決定。「適用される規定に照らして様々な事実関係を分析した結果」として、1万スイスフラン(約167万円)の罰金支払いを科した。
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これには韓国メディア『SPOTV news』が「相次ぐ北朝鮮の横暴にFIFAも黙ってはいなかった」と反応。パリ五輪のアジア最終予選で北朝鮮と対戦したなでしこジャパンも、直前で開催地が平壌からサウジアラビアに変更となった問題も取り上げ、次のように批判した。
「以前にも女子サッカーのパリ五輪アジア最終予選で平壌開催が中止。その時も試合3日前の北朝鮮からの一方的な宣言だった。今回の男子サッカーも北朝鮮は突然、平壌開催不可を明らかにした。最近、北朝鮮は男女サッカーを問わず、ホームゲームを放棄している」
また、ゲームの扱いが没収試合で北朝鮮の負け(0−3)となったことについては、「全世界に恥をかいた」(『SPOTV news』)と辛辣だ。
男女サッカーで度重なるドタキャン騒動を起こしただけに、隣国からの北朝鮮批判が相次いでいる。韓国メディア『OSEN』は、こう糾弾した。
「北朝鮮の一方的であまりにも突然のキャンセルで試合が中止となり、FIFAによる文字通りの鉄槌。感染症の防疫措置とされているが、北朝鮮が試合開催を中止した本当の正確な理由はまだ明らかにされていない。世界のサッカー界で北朝鮮の信頼が再び崩れることになった」
なお、没収試合で3−0の勝利となった日本は、北中米ワールドカップのアジア2次予選で4連勝。最終予選への進出を決めた。消化試合となる6月のミャンマー戦(6日/アウェー)、シリア戦(11日/エディオンピースウイング広島)に向けては、日本協会の公式ホームページを通じて森保一監督がコメント。「当然この結果に満足することなく、6月の代表活動、最終予選、ワールドカップ本番へと力を積み上げていきたいと思います」と意気込んだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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