“右から作って、左で仕留める”…連勝で首位堅持の広島に見えた新流儀
サッカーキング2018年4月8日(日)19時22分
開幕からいまだ無敗で首位に立つ広島 [写真]=J.LEAGUE
サンフレッチェ広島の勢いが止まらない。8日に行われた明治安田生命J1リーグ第6節、広島は敵地で柏レイソルを下し、2連勝で首位を堅持した。
右から作って、左で仕留める。これが城福サンフレッチェの新スタイルだ。守ってはセンターバックの野上結貴と右サイドバックの和田拓也が柏のエースであるクリスティアーノを完封。攻撃に転じればボランチの青山敏弘が縦パスを入れ、2トップの一角を務めるパトリックがキープ力を生かして起点に。そこに2列目の柴崎晃誠や果敢にオーバーラップを仕掛ける和田が絡み、前半は幾度となくチャンスを作った。
そして迎えた17分、右サイドでパスをつなぐと和田がクロスを上げる。ボールが流れてきたところに待っていたのは、左サイドバックの佐々木翔だった。
殊勲の決勝弾を挙げた佐々木は「右サイドで形を作ってクロスまでいけましたし、あれだけ時間があったのでスペースを見ながら入っていけました。右サイドでいい時間を作って、いいボールを蹴ってくれたと思います」と振り返った。
後半は柏に押し込まれる時間帯が続き、城福浩監督も「相手の時間が長すぎた。自分たちの時間を作りながら、心拍数を落としていかないといけない」と今後の課題点を口にしたものの、守護神・林卓人を中心とした守備陣が最後までゴールラインを割らせず。これで4試合連続完封となった。
昨年は残留争いに巻き込まれ、不本意なシーズンとなったが、今年はいまだ公式戦無敗と好調を維持する。その理由について城福監督と佐々木はともに「トレーニング」という言葉を挙げた。
「トレーニングの強度は相当上げているつもりです。いつボールに行くべきか、いつどこに戻るべきか、いつゴールに向かうべきか、いつ幅を取るべきか、いつサポートに入るべきか。動きの強度をやるべきタイミングとポジションで共有しています」(城福監督)
「日頃の練習からいかに厳しく質の高いトレーニングができるか。ピリピリとしたいい空気の中でトレーニングができていて、それを試合に結びつけようという一つの方向性が今はよく結果に表れていると思います」(佐々木)
練習も試合も常に100パーセント。ごく当たり前のことかもしれないが、これが広島強さの源なのだ。
右から作って、左で仕留める。これが城福サンフレッチェの新スタイルだ。守ってはセンターバックの野上結貴と右サイドバックの和田拓也が柏のエースであるクリスティアーノを完封。攻撃に転じればボランチの青山敏弘が縦パスを入れ、2トップの一角を務めるパトリックがキープ力を生かして起点に。そこに2列目の柴崎晃誠や果敢にオーバーラップを仕掛ける和田が絡み、前半は幾度となくチャンスを作った。
そして迎えた17分、右サイドでパスをつなぐと和田がクロスを上げる。ボールが流れてきたところに待っていたのは、左サイドバックの佐々木翔だった。
殊勲の決勝弾を挙げた佐々木は「右サイドで形を作ってクロスまでいけましたし、あれだけ時間があったのでスペースを見ながら入っていけました。右サイドでいい時間を作って、いいボールを蹴ってくれたと思います」と振り返った。
後半は柏に押し込まれる時間帯が続き、城福浩監督も「相手の時間が長すぎた。自分たちの時間を作りながら、心拍数を落としていかないといけない」と今後の課題点を口にしたものの、守護神・林卓人を中心とした守備陣が最後までゴールラインを割らせず。これで4試合連続完封となった。
昨年は残留争いに巻き込まれ、不本意なシーズンとなったが、今年はいまだ公式戦無敗と好調を維持する。その理由について城福監督と佐々木はともに「トレーニング」という言葉を挙げた。
「トレーニングの強度は相当上げているつもりです。いつボールに行くべきか、いつどこに戻るべきか、いつゴールに向かうべきか、いつ幅を取るべきか、いつサポートに入るべきか。動きの強度をやるべきタイミングとポジションで共有しています」(城福監督)
「日頃の練習からいかに厳しく質の高いトレーニングができるか。ピリピリとしたいい空気の中でトレーニングができていて、それを試合に結びつけようという一つの方向性が今はよく結果に表れていると思います」(佐々木)
練習も試合も常に100パーセント。ごく当たり前のことかもしれないが、これが広島強さの源なのだ。
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