チェルシーは最下位シェフィールド・Uとドロー…2度リードも、後半ATに痛恨の同点弾
サッカーキング2024年4月8日(月)4時8分
チェルシーは後半ATに痛恨の失点 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第32節が7日に行われ、チェルシーは敵地でシェフィールド・ユナイテッドと対戦した。
前節は後半アディショナルタイムにコール・パルマーが決めた劇的な2ゴールで、マンチェスター・ユナイテッドを相手にプレミアリーグでは2017年11月以来となる白星を飾ったチェルシー。これでFAカップも含めた公式戦直近6試合で4勝2分けと、徐々に調子を上向かせつつある。
今季3度目のプレミアリーグ連勝を目指す今節は、ここまで3勝6分け21敗の成績で最下位に沈んでおり、プレミアリーグ直近6試合で白星から見放されているシェフィールド・ユナイテッドの本拠地に乗り込む。チェルシーはエンソ・フェルナンデス、モイセス・カイセド、パルマーといった面々をスターティングメンバーとして送り出した。
試合の均衡は序盤の11分に破れる。チェルシーは右コーナーキックを獲得すると、コナー・ギャラガーが右足でアウトスイングのボールを蹴り込む。ボックス中央でフリーになったチアゴ・シウヴァがこのボールにダイレクトで合わせ、ボレーシュートを沈めた。プレミアリーグでは6試合ぶりに先発した“DFリーダー”がセットプレーで存在感を示し、チェルシーが先手を取った。
幸先良く先手を取ったチェルシーが試合を優位に進めるかと思われたが、時間が経過してもチャンスの数は限定的。一方でシェフィールド・ユナイテッドは徐々に悪くないシーンを作っていくと、32分には試合を振り出しに戻す。ボックス手前右寄りの位置でセカンドボールを拾ったグスタヴォ・ハーメルがスルーパスを通すと、ジェイデン・ボーグルがペナルティエリア右のスペースへ走り込む。ダイレクトで狙うと、右足から放たれたシュートはGKジョルジェ・ペトロヴィッチの足に当たってゴールに吸い込まれた。
前半はこのまま1-1で終了。後半に入ってもホームチームのシェフィールド・ユナイテッドが前へ出るシーンが目立ち、ベン・ブレアトン・ディアスやオリヴァー・マクバーニーがゴールに迫るシーンを作る。
チェルシーはなかなか決定機を作り出せなかったが、66分にカイセドがセカンドボールを回収したところから、ピッチ中央でニコラス・ジャクソンが前を向き、パルマーが右サイドへ展開。パスを受けたノニ・マドゥエケは自らのリズムでドリブルをスタートさせ、カットインから時間をかけずに左足を振り抜く。ニアサイドを狙ったシュートがゴールネットを揺らし、劣勢を強いられていたチェルシーが敵地で底力を見せつけ、逆転に成功した。
チェルシーの1点リードで試合は終盤に突入したが、残留のためには勝ち点が欲しいシェフィールド・ユナイテッドがゴールを脅かす。87分、オリー・アルブラスターの蹴ったフリーキックから、ジャック・ロビンソンがヘディングシュートを放つ。枠を捉えた一撃だったものの、ここはGKペトロヴィッチの好セーブに阻まれた。
このまま5分間の後半アディショナルタイムに入ると、再びスコアが動く。シェフィールド・ユナイテッドは90+3分、ペナルティエリア手前でのセカンドボールをハーメルが頭で繋ぐと、キャメロン・アーチャーがヘッドでフリックし、最後はマクバーニーがダイレクトで押し込む。土壇場の得点でシェフィールド・ユナイテッドが同点に追い付いた。
試合はこのままタイムアップ。チェルシーはこれで7戦無敗となったものの、終盤の得点により勝利を逃し、今季3度目の連勝とはならなかった。一方、シェフィールド・ユナイテッドもホームで白星こそ飾れなかったが、今後の残留争いを見据えると、貴重な「1」ポイントの積み上げに成功した。
次節、チェルシーは15日にホームでエヴァートンと、シェフィールド・ユナイテッドは13日に敵地でブレントフォードと、それぞれ対戦する。
【スコア】
シェフィールド・ユナイテッド 2-2 チェルシー
【得点者】
0-1 11分 チアゴ・シウヴァ(チェルシー)
1-1 32分 ジェイデン・ボーグル(シェフィールド・ユナイテッド)
1-2 66分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー)
2-2 90+3分 オリヴァー・マクバーニー(シェフィールド・ユナイテッド)
前節は後半アディショナルタイムにコール・パルマーが決めた劇的な2ゴールで、マンチェスター・ユナイテッドを相手にプレミアリーグでは2017年11月以来となる白星を飾ったチェルシー。これでFAカップも含めた公式戦直近6試合で4勝2分けと、徐々に調子を上向かせつつある。
今季3度目のプレミアリーグ連勝を目指す今節は、ここまで3勝6分け21敗の成績で最下位に沈んでおり、プレミアリーグ直近6試合で白星から見放されているシェフィールド・ユナイテッドの本拠地に乗り込む。チェルシーはエンソ・フェルナンデス、モイセス・カイセド、パルマーといった面々をスターティングメンバーとして送り出した。
試合の均衡は序盤の11分に破れる。チェルシーは右コーナーキックを獲得すると、コナー・ギャラガーが右足でアウトスイングのボールを蹴り込む。ボックス中央でフリーになったチアゴ・シウヴァがこのボールにダイレクトで合わせ、ボレーシュートを沈めた。プレミアリーグでは6試合ぶりに先発した“DFリーダー”がセットプレーで存在感を示し、チェルシーが先手を取った。
幸先良く先手を取ったチェルシーが試合を優位に進めるかと思われたが、時間が経過してもチャンスの数は限定的。一方でシェフィールド・ユナイテッドは徐々に悪くないシーンを作っていくと、32分には試合を振り出しに戻す。ボックス手前右寄りの位置でセカンドボールを拾ったグスタヴォ・ハーメルがスルーパスを通すと、ジェイデン・ボーグルがペナルティエリア右のスペースへ走り込む。ダイレクトで狙うと、右足から放たれたシュートはGKジョルジェ・ペトロヴィッチの足に当たってゴールに吸い込まれた。
前半はこのまま1-1で終了。後半に入ってもホームチームのシェフィールド・ユナイテッドが前へ出るシーンが目立ち、ベン・ブレアトン・ディアスやオリヴァー・マクバーニーがゴールに迫るシーンを作る。
チェルシーはなかなか決定機を作り出せなかったが、66分にカイセドがセカンドボールを回収したところから、ピッチ中央でニコラス・ジャクソンが前を向き、パルマーが右サイドへ展開。パスを受けたノニ・マドゥエケは自らのリズムでドリブルをスタートさせ、カットインから時間をかけずに左足を振り抜く。ニアサイドを狙ったシュートがゴールネットを揺らし、劣勢を強いられていたチェルシーが敵地で底力を見せつけ、逆転に成功した。
チェルシーの1点リードで試合は終盤に突入したが、残留のためには勝ち点が欲しいシェフィールド・ユナイテッドがゴールを脅かす。87分、オリー・アルブラスターの蹴ったフリーキックから、ジャック・ロビンソンがヘディングシュートを放つ。枠を捉えた一撃だったものの、ここはGKペトロヴィッチの好セーブに阻まれた。
このまま5分間の後半アディショナルタイムに入ると、再びスコアが動く。シェフィールド・ユナイテッドは90+3分、ペナルティエリア手前でのセカンドボールをハーメルが頭で繋ぐと、キャメロン・アーチャーがヘッドでフリックし、最後はマクバーニーがダイレクトで押し込む。土壇場の得点でシェフィールド・ユナイテッドが同点に追い付いた。
試合はこのままタイムアップ。チェルシーはこれで7戦無敗となったものの、終盤の得点により勝利を逃し、今季3度目の連勝とはならなかった。一方、シェフィールド・ユナイテッドもホームで白星こそ飾れなかったが、今後の残留争いを見据えると、貴重な「1」ポイントの積み上げに成功した。
次節、チェルシーは15日にホームでエヴァートンと、シェフィールド・ユナイテッドは13日に敵地でブレントフォードと、それぞれ対戦する。
【スコア】
シェフィールド・ユナイテッド 2-2 チェルシー
【得点者】
0-1 11分 チアゴ・シウヴァ(チェルシー)
1-1 32分 ジェイデン・ボーグル(シェフィールド・ユナイテッド)
1-2 66分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー)
2-2 90+3分 オリヴァー・マクバーニー(シェフィールド・ユナイテッド)
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