リヴァプール、手痛いドローで首位陥落…マンUに逆転を許すも84分にサラーが同点PK弾
サッカーキング2024年4月8日(月)1時35分
マンチェスター・ユナイテッドと引き分けたリヴァプール [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第32節が7日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールが対戦した。
ここまで30試合を消化したプレミアリーグで21勝7分2敗を記録し、勝ち点「70」の首位に立つリヴァプール。前日にアーセナルが勝利したため暫定的に2位となっているものの、白熱する“三つ巴”の優勝争いで一歩先行しており、2019-2020シーズン以来の王者奪還に向け好位置につけている。対するマンチェスター・ユナイテッドは、前節チェルシー戦で90+10分からまさかの逆転負け。ショッキングな敗戦から立ち直り、直近の直接対決であるFAカップ準々決勝同様にリヴァプールからの白星奪取に期待がかかる。マンチェスター・ユナイテッドの本拠地『オールド・トラッフォード』で行われる一戦に、日本代表MF遠藤航はリヴァプールのアンカーとして先発に名を連ねた。
試合は、開始早々にマンチェスター・ユナイテッドがリヴァプールを脅かす。2分に自陣左サイドでボールを奪うと、ハーフライン付近で縦パスを受けたブルーノ・フェルナンデスがダイレクトでスルーパスを供給。裏に抜け出したアレハンドロ・ガルナチョがGKのタイミングを外してネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は取り消された。
直後の3分にはリヴァプールに決定機。最終ラインからのロングフィードをダルウィン・ヌニェスが競り勝ち、こぼれ球を拾ったモハメド・サラーがドリブルで持ち運ぶ。猛烈な勢いで左サイドを駆け上がってきたドミニク・ソボスライにパスが渡ると、トラップから左足でゴールを狙う。しかし、GKアンドレ・オナナが左手一本で弾き出し、リヴァプールが大きなチャンスを逃してしまった。さらに18分には、高い位置でボールを奪取したリヴァプールが、アレクシス・マック・アリスターを経由して右サイドから左サイドに展開。アンドリュー・ロバートソンがダイレクトでクロスを送りこみ、ゴール正面に飛び込んできたソボスライが右足で合わせたものの、シュートは枠の左へと外れた。
すると、23分にリヴァプールがセットプレーからスコアを動かす。遠藤による浮き球のパスからコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたロバートソンはニアサイドへのクロスを選択。ヌニェスがヘディングで後方に逸らすと、フリーで待ち受けていたルイス・ディアスが倒れ込みながらボレーシュートで押し込み、アウェイのリヴァプールが先制した。
勢いを増すリヴァプールは33分にサラー、34分にヌニェスと立て続けにミドルシュートを放ち、マンチェスター・ユナイテッドのゴールへと連続で迫る。前半終了時点でのシュート本数は、リヴァプールの15本に対してマンチェスター・ユナイテッドが0本と、終始ホームチームが猛攻を受け続けた。スコアは1点差のまま、勝負は後半戦へと突入していく。
迎えた立ち上がりの50分、マンチェスター・ユナイテッドがファーストシュートでゲームを振り出しに戻す。リヴァプールがボールを繋ぎながら相手を押し込むなか、ハーフライン付近でジャレル・クアンサーが送ったパスをB・フェルナンデスがカット。GKクィービーン・ケレハーが飛び出していた隙を逃さずワンタッチでシュートを放つと、ボールは無人のゴールに吸い込まれ、マンチェスター・ユナイテッドが同点に追いついた。
同点弾を機にリズムを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドだったが、65分にアクシデントが発生。左サイドで攻撃にアクセントを生み出していたマーカス・ラッシュフォードがピッチに座り込み、途中交代を余儀なくされてしまう。それでも、67分にゴールを奪ったのはマンチェスター・ユナイテッドだった。自陣でのポゼッションでリヴァプールのプレスを打開し、中盤でパスを受けたコビー・メイヌーがドリブルで中央を持ち運ぶ。左サイドでボールを受けたガルナチョが、外側をオーバーラップしてきたアーロン・ワン・ビサカに繋ぎ、そのままグランダーでボックス内にパスを供給。メイヌーが反転から右足を振り抜くと、ボールは鮮やかな曲線を描きながらゴールイン。豪快な一撃でマンチェスター・ユナイテッドが逆転に成功した。遠藤は直後の69分に途中交代でピッチを退いた。
追う立場となったリヴァプールは、支配率を高めてマンチェスター・ユナイテッドを押し込み続ける。79分には、ハーヴェイ・エリオットのクロスによるこぼれ球をジョー・ゴメスが拾い、横パスをダイレクトでルイス・ディアスがシュートに持ち込むがオナナがセーブ。弾いたボールにサラーが反応したものの、枠を捉えきれない。そんななか、82分に右サイドをワンツーで突破したエリオットが、ペナルティエリア内でワン・ビサカに倒されPKを獲得。プレッシャーがかかる局面で、サラーが確実にキックを沈め、リヴァプールが同点へと追いついた。
結局、試合はそのまま2-2で終了。今節の結果により、リヴァプールは勝ち点で並ぶアーセナルに得失点で上回られ2位に転落した。次節、マンチェスター・ユナイテッドは13日にアウェイでボーンマスと対戦。リヴァプールはヨーロッパリーグを挟んで、14日にホームでクリスタル・パレスと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 2-2 リヴァプール
【得点者】
0-1 23分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
1-1 50分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
2-1 67分 コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
2-2 84分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
ここまで30試合を消化したプレミアリーグで21勝7分2敗を記録し、勝ち点「70」の首位に立つリヴァプール。前日にアーセナルが勝利したため暫定的に2位となっているものの、白熱する“三つ巴”の優勝争いで一歩先行しており、2019-2020シーズン以来の王者奪還に向け好位置につけている。対するマンチェスター・ユナイテッドは、前節チェルシー戦で90+10分からまさかの逆転負け。ショッキングな敗戦から立ち直り、直近の直接対決であるFAカップ準々決勝同様にリヴァプールからの白星奪取に期待がかかる。マンチェスター・ユナイテッドの本拠地『オールド・トラッフォード』で行われる一戦に、日本代表MF遠藤航はリヴァプールのアンカーとして先発に名を連ねた。
試合は、開始早々にマンチェスター・ユナイテッドがリヴァプールを脅かす。2分に自陣左サイドでボールを奪うと、ハーフライン付近で縦パスを受けたブルーノ・フェルナンデスがダイレクトでスルーパスを供給。裏に抜け出したアレハンドロ・ガルナチョがGKのタイミングを外してネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は取り消された。
直後の3分にはリヴァプールに決定機。最終ラインからのロングフィードをダルウィン・ヌニェスが競り勝ち、こぼれ球を拾ったモハメド・サラーがドリブルで持ち運ぶ。猛烈な勢いで左サイドを駆け上がってきたドミニク・ソボスライにパスが渡ると、トラップから左足でゴールを狙う。しかし、GKアンドレ・オナナが左手一本で弾き出し、リヴァプールが大きなチャンスを逃してしまった。さらに18分には、高い位置でボールを奪取したリヴァプールが、アレクシス・マック・アリスターを経由して右サイドから左サイドに展開。アンドリュー・ロバートソンがダイレクトでクロスを送りこみ、ゴール正面に飛び込んできたソボスライが右足で合わせたものの、シュートは枠の左へと外れた。
すると、23分にリヴァプールがセットプレーからスコアを動かす。遠藤による浮き球のパスからコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたロバートソンはニアサイドへのクロスを選択。ヌニェスがヘディングで後方に逸らすと、フリーで待ち受けていたルイス・ディアスが倒れ込みながらボレーシュートで押し込み、アウェイのリヴァプールが先制した。
勢いを増すリヴァプールは33分にサラー、34分にヌニェスと立て続けにミドルシュートを放ち、マンチェスター・ユナイテッドのゴールへと連続で迫る。前半終了時点でのシュート本数は、リヴァプールの15本に対してマンチェスター・ユナイテッドが0本と、終始ホームチームが猛攻を受け続けた。スコアは1点差のまま、勝負は後半戦へと突入していく。
迎えた立ち上がりの50分、マンチェスター・ユナイテッドがファーストシュートでゲームを振り出しに戻す。リヴァプールがボールを繋ぎながら相手を押し込むなか、ハーフライン付近でジャレル・クアンサーが送ったパスをB・フェルナンデスがカット。GKクィービーン・ケレハーが飛び出していた隙を逃さずワンタッチでシュートを放つと、ボールは無人のゴールに吸い込まれ、マンチェスター・ユナイテッドが同点に追いついた。
同点弾を機にリズムを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドだったが、65分にアクシデントが発生。左サイドで攻撃にアクセントを生み出していたマーカス・ラッシュフォードがピッチに座り込み、途中交代を余儀なくされてしまう。それでも、67分にゴールを奪ったのはマンチェスター・ユナイテッドだった。自陣でのポゼッションでリヴァプールのプレスを打開し、中盤でパスを受けたコビー・メイヌーがドリブルで中央を持ち運ぶ。左サイドでボールを受けたガルナチョが、外側をオーバーラップしてきたアーロン・ワン・ビサカに繋ぎ、そのままグランダーでボックス内にパスを供給。メイヌーが反転から右足を振り抜くと、ボールは鮮やかな曲線を描きながらゴールイン。豪快な一撃でマンチェスター・ユナイテッドが逆転に成功した。遠藤は直後の69分に途中交代でピッチを退いた。
追う立場となったリヴァプールは、支配率を高めてマンチェスター・ユナイテッドを押し込み続ける。79分には、ハーヴェイ・エリオットのクロスによるこぼれ球をジョー・ゴメスが拾い、横パスをダイレクトでルイス・ディアスがシュートに持ち込むがオナナがセーブ。弾いたボールにサラーが反応したものの、枠を捉えきれない。そんななか、82分に右サイドをワンツーで突破したエリオットが、ペナルティエリア内でワン・ビサカに倒されPKを獲得。プレッシャーがかかる局面で、サラーが確実にキックを沈め、リヴァプールが同点へと追いついた。
結局、試合はそのまま2-2で終了。今節の結果により、リヴァプールは勝ち点で並ぶアーセナルに得失点で上回られ2位に転落した。次節、マンチェスター・ユナイテッドは13日にアウェイでボーンマスと対戦。リヴァプールはヨーロッパリーグを挟んで、14日にホームでクリスタル・パレスと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 2-2 リヴァプール
【得点者】
0-1 23分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
1-1 50分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
2-1 67分 コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
2-2 84分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
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