佐藤万璃音のユナイテッド22号車が初日最速。LMGT3は木村武史組がクラス首位/ELMS公式テスト

AUTOSPORT web2024年4月9日(火)12時12分

 前年に引き続きユナイテッド・オートスポーツから2024年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦する佐藤万璃音が、同チームの22号車オレカ07・ギブソンを駆り4月8日に行われた、シリーズの公式テスト初日に全体トップタイムをマークした。


 24歳の日本人ドライバーは、今週末にスペインのカタロニア・サーキットで行われる今季開幕戦バルセロナ4時間に先立ち、同地で2日間かけて実施される公式プレシーズンテストの1日目に印象的なタイムを残した。


 フィリップ・ウグラン、ベン・ハンリーとともにユナイテッドの22号車オレカをシェアする万璃音は、この日行われた計3回のセッションのうち最初のセッションで1分28秒979を記録。同じくセッション1で1分29秒102をマークしたグレゴワール・ソーシー駆るリシャール・ミル・バイ・TDSの29号車オレカのタイムを0.123秒上回った。そこからさらに0.123秒遅れた3番手には、宮田莉朋の僚友でプジョー育成のマルテ・ヤコブセンがドライブしたクール・レーシングが続いた。37号車オレカのタイムは1分29秒225だった。


 テスト初日は午前と午後に各4時間のセッションが行われ、さらに19時から2時間のナイトセッションが実施された。シリーズのトップカテゴリーであるLMP2クラスでは、午後のセッションで1分29秒486というタイムを記録したジェームス・アレンの30号車オレカ(デュケーヌ・チーム)を除くほとんどのマシンが午前中にベストタイムを刻んだ。30号車はセッション2でトップ、1日の総合ではAFコルセ83号車オレカに次ぐ5番手につけている。


 王者アルガルベ・プロ・レーシングの25号車オレカは、アレックス・リンが1分29秒496を記録して6番手。以下、パニス・レーシング、AO・バイ・TF、プロトン・コンペティションが運営するオレカのペアがトップ10に入った。


 LMP3クラスでは、チーム・ヴィラージュの8号車リジェJS P320・ニッサンに乗り込んだジリアン・ヘンリオンが、1分35秒782というタイムを記録してクラストップに。これに現王者クール・レーシング17号車リジェが0.239秒差で続いた。


 WEC世界耐久選手権と同様にGTEクラスが廃止され、今季2024年よりFIA GT3カーを用いたLMGT3クラスが新設されているELMS。その新しいGTクラスでは木村武史も乗り込むケッセル・レーシングの57号車フェラーリ296 GT3がクラス首位となった。ダニエル・セラがステアリングを握った57号車は1分41秒316を記録し、午後のセッションでトップに立ったレーシング・スピリット・オブ・ル・マンの59号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3をわずか0.065秒上回っている。


 クラス3番手はスピリット・オブ・レーシングの55号車フェラーリ296 GT3。同じくフェラーリを走らせるJMWモータースポーツ66号車が4番手で続いた。濱口弘/アンドレア・カルダレッリ/アクセル・ジェフリーズ組アイアン・リンクス63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2は、クラス7番手でテスト初日を終えている。


 テスト2日目は7時間のセッションが予定されており、午前中のモーニング・セッションは9時から4時間、午後は3時間のアフタヌーン・セッションが14時から行われる予定だ。


An error occurred while retrieving the Tweet. It might have been deleted.


An error occurred while retrieving the Tweet. It might have been deleted.


An error occurred while retrieving the Tweet. It might have been deleted.


投稿 佐藤万璃音のユナイテッド22号車が初日最速。LMGT3は木村武史組がクラス首位/ELMS公式テストautosport web に最初に表示されました。

「テッド」をもっと詳しく

「テッド」のニュース

スポーツニュースランキング