F1参戦に向けて尽力するアンドレッティ。GMとの協力がまとまれば「ノーと言えなくなる」と自信を見せる
マイケル・アンドレッティは、F1世界選手権へのエントリーを拒めないところまでアンドレッティ・キャデラックのプロジェクトが近づいていると考えている。
アンドレッティは、今年1月にフォーミュラワン・マネジメント(FOM)からエントリーを拒否されたものの、早ければ2026年に戦いに加わる計画を進めている。一方でFOMは、パートナーのゼネラルモーターズ(GM)がチームにワークスエンジンを供給する意志があれば、2028年に向けたアンドレッティの申請を再検討する用意があると述べている。
そして4月10日には、シルバーストーン・パークでチームのコミットメントが完全に示された。F1活動の拠点となる48000平方フィート(約4459平方メートル)の新しいイギリス本社がオープンしたのだ。
「我々は今もFOMと協力しているところだ。我々が、パーティーに多くのものをもたらしていることを示すつもりだ」とマイケル・アンドレッティは『Sky Sports News』に語った。
「ゼネラルモーターズは、このパーティーに本格的に参加している。彼らはただここに来ているだけでなく、我々のチームの大きな一部となるためにここにいる。それがどれほど大きなことなのか、まだ理解されていないと思う。我々が何をまとめ上げているのかを全員が理解すれば、彼らはノーと言えなくなると考えている」
元F1ドライバーであるアンドレッティは、GMがすでにF1用のパワーユニットに取り組んでおり、2028年に導入される予定だと語った。しかしアメリカのチームは、GMとの提携を開始する前に、2年間を“構築”と基礎のために使うことを望んでいる。
「彼らは現在、エンジンを製造している。彼らはすでにマニュファクチャラーとして登録されている」とアンドレッティは説明した。
「そのため、我々は2028年にエンジンの用意ができる予定だが、そこにたどり着くために構築していくことが必要なのは明らかだ」
「2028年に突然新しいエンジンとともに現れても、チームがないということになってしまう。自分たちのエンジンを手に入れた段階で準備が整い、競争力を発揮できる状態にしておくには、そこまで築き上げるのに2年が必要だ。だから我々は、そうした点で決して甘い考えを持っていない」
グリッドの拡大は、F1の分配金に悪影響を与え、財政面の不安定化を引き起こす可能性があるとF1チームは主張を続けているが、アンドレッティは、アメリカのチームの存在がF1の財政的プールを成長させる役に立つと確信している。
「我々は分配金を希薄化するのではなく、引き上げるのを手伝うことになると感じているし、分配金のプールが拡大すれば、誰もがより多く分かち合えることになるだろう」
「少々いら立ちがあったが、我々は真意を伝えていく」
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