チーム防御率「1・44」のヤクルト 球団OBが驚愕したリリーフ右腕の“覚醒”「真っ直ぐがめちゃくちゃいい」
3連覇を目指すヤクルト。投手陣の好調は高津監督にとっても心強いだろう。(C)CoCoKARAnext
セ・リーグ3連覇に向けて、王者が幸先のいいスタートを切った。ヤクルトは広島との開幕カードで3連勝を飾るなど、ここまで11試合を終え、7勝3敗1分(4月13日時点)の成績で阪神と同率首位に立っている。
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そんな好調のチームを支えるのが、投手陣だ。特に活躍が光るのが救援陣で、今季10試合目に初失点を喫したものの、開幕から38回2/3の救援連続無失点を記録し、プロ野球新記録を更新した。特に、9日の阪神戦では、ベンチ入りしていた全9投手が登板し、再三のピンチを切り抜けるなど、価値ある引き分けを掴んだ。開幕前には投手陣を心配する声も少なくはなかったが、ここまでチーム防御率1・44と投手力がチームの好調を支えている。
そんなヤクルト投手陣について球団のレジェンドOBが言及した。元ヤクルトOBで現役時代は守備の名手としても知られた宮本慎也氏が、12日までに更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」の動画に出演し、古巣の投手陣についてコメントした。
動画内で宮本氏は、「一番不安視していたジャンルが、突出していい。打線は要所でいいホームランが出ているけど、なんせピッチャーでしょう」と話し、好調の投手陣の活躍を称えた。
ヤクルトと広島の開幕戦を見た宮本氏は、とてつもない“剛球”を投げるある右腕に驚いたという。それは2016年ドラフト2位で今季7年目の星知弥だ。宮本氏は星が投げるボールを見て「びっくりした」と話し、「真っ直ぐがめちゃくちゃ良かった。真っ直ぐ全部いっても、一時抑えられるんじゃないかなと思う」と、最速155キロのストレートに驚いた様子で語った。
星は今月2日の広島戦、2−2で迎えた8回にマウンドに上がると、1回1安打無失点の投球を見せ、4年ぶりの勝利投手となった。今季はここまで6試合に登板し、1勝0敗、防御率は0・00と好調ぶりを披露している。宮本氏は星の投球を見て、「思わず伊藤コーチに『どうした星』と電話した。『確変中やぞ』と言っていた」と、ヤクルトの伊藤智仁投手コーチに連絡したことを明かした。
また、ここまでの古巣の好調ぶりを見て「まだたった10試合だけど、ヤクルトと阪神の一騎打ちかなと。他がモタモタしているから。まだ開幕して間もないから何とも言えないけど」と話し、宮本氏はヤクルトと阪神の優勝争いを予想した。
開幕ダッシュに成功したヤクルトは3連覇に向けて好調を維持することができるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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