岡田阪神 湯浅、森下抹消もどっしり感が漂う理由
今後どのようにチームを動かしていくかにも注目が高まる。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神は16日のDeNA戦(横浜スタジアム)に1−2と敗れ、今季初のカード負け越しで首位陥落となった。
鬼門をなかなか突破できない。レギュラーシーズンで昨年から連敗が続いている横浜スタジアムでのDeNA戦とあって戦況が注目を集めたが、この日も相手先発・平良拳太郎の好投の前に、得点は4番・大山悠輔のソロのみと封じ込められた。
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試合前には守護神・湯浅京己が登録抹消となった。WBCから復帰し、開幕後は抑えとして7試合で7回無失点と安定した働きぶりを示していただけに、リリーフ陣としては先の浜地真澄に続く、チームには痛手となった。
打線にもメスが入った。試合後は開幕一軍を勝ち取ったルーキーの森下翔太の二軍降格が決定、代わってファームで好調な井上広大が昇格することに。森下は3試合ぶりにスタメン起用となった16日の試合でも3三振と最近は不振が目立っていた。
投打のキーマンが降格となり、バタバタしてもおかしくないところだが、岡田彰布監督は泰然自若とした姿勢を崩さない。
過去にも2か月先のローテーションをコーチ陣に提出させるなど、常に先、先を見据える智将は、いかにチームにダメージを少なくして、戦いを乗り切っていくかを考えているとされる。
今回の湯浅の抹消もWBC後の疲労を考慮して、本格的にパンクする前に休養をはさませ、長期離脱を避けたい考えがある。ルーキー森下の抹消も一軍投手と一回り対戦して頭を整理させた上で、再調整で足りない部分を補ってもらいたいと願っている。
現在は開幕4連敗スタートとなっていた広島が首位に浮上し、逆にヤクルトが4位に転落と今の時期はまだ各チームも手探り状態で戦いを続けている。
裏を返せば、勝負をかけるのはまだまだ先。整備するべきところをしっかり補いながら、着々と目標の「アレ」に突き進むのみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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