【福岡vsFC東京プレビュー】5年前の再現を目論む福岡…FC東京は敵地で21年ぶりの白星奪取なるか
サッカーキング2021年4月17日(土)2時40分
[写真]=J.LEAGUE、兼子愼一郎
■アビスパ福岡 離脱していたFW陣が続々と復帰。流れの中での得点が欲しい
【プラス材料】
14日に川崎フロンターレと対戦するなど、11連戦中とハードスケジュールだが、連戦に対する不安はそれほど感じられない。というのも、昨季のJ2でも11連戦を経験し、そのうち9連勝と昇格への勢いをつけた実績があるからだ。長谷部茂利監督も「先発がレギュラーであり、レギュラーでないのがアビスパ」と、選手起用の柔軟さで連戦を乗りきる自信をのぞかせている。
そうした中、コンディションが上がらなかったFWフアンマ・デルガド、FWブルーノ・メンデス、FW渡大生とFW陣が完全復帰したことは心強い。川崎F戦フル出場のJ・デルガドは先発の可能性こそ低いが、第9節のセレッソ大阪戦のように途中出場でもゴールを奪えるパワーと決定力が、相手にとっては脅威になるだろう。
【マイナス材料】
第19節の川崎F戦は前半終了間際、DFエミル・サロモンソンのFKで同点に追いついたものの、後半に2失点して敗戦となった。川崎Fを相手にチャンスは作れていたが、セットプレー以外の得点力というところでは課題も残る。
連戦という事情もあり、比較的低い位置でブロックを形成する時間が多く、前線の選手を押し出せない場面も多い。今節は両チームともカウンターの鋭さがあり、リスク管理をしながらラインをいかにコントロールできるかがポイントになるだろう。高い位置からテンポの良いショートカウンターを仕掛けたい。
FC東京戦は川崎F戦でベンチだったDFドウグラス・グローリとDF奈良竜樹、もしくはDF宮大樹のセンターバックコンビか。奈良は14日の川崎F戦と10日のC大阪戦にフル出場しており、コンディション面では宮が先発となるか。
文:新甫條利子
■FC東京 自分たちのミスをどこまで減らせるか。集中力の継続が勝利のカギ
【プラス材料】
前節は常に川崎フロンターレの先行を許したものの、後半に2ゴールをマーク。途中出場のMFアダイウトンが今季初得点、MF内田宅哉がJ1初得点を決めたことをプラス材料としたい。
DF渡辺剛が出場停止となったこの川崎F戦は、DF森重真人をセンターバックで起用。ダブルボランチをMF青木拓矢とMF安部柊斗が務める「4-4-2」でスタートしたが、試合途中で3バックシステムに変更。これにより攻守の迫力を取り戻し、途中出場の選手がチームを活性化させたことは、今後への期待を抱かせるポジティブな要素だ。
また、今節は渡辺の出場停止が明ける。自身の存在だけでなく、彼の復帰により森重を再び中盤で起用することも可能に。チームとしてのバリエーションが広がる。
【マイナス材料】
川崎F戦では4失点を喫し、締まったゲーム展開に持ち込むことができなかった。ただ、失点はいずれも自らのパスミスやトラップミスを抜け目なく突かれたもの。川崎Fの強さを際立たせる結果とも言えるが、個々のプレー精度や集中力、守備意識への課題が残った。
アビスパ福岡との前回対戦は2016年まで遡るが、そのシーズンはリーグ戦2連敗。決して相性のいい相手ではなく、特に敵地『ベスト電器スタジアム』での対戦成績は2000年に勝利を挙げたのみで、その後は1分2敗と分が悪い。
ともにチームが変遷する中で、不名誉な記録は払拭したいところだが、渡辺は「福岡は固く、強く、相手の隙を突いてくるチーム」と警戒。前節と同様に集中力を欠き、自らにミスが出てしまえば、苦戦は必至と言えるだろう。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
14日に川崎フロンターレと対戦するなど、11連戦中とハードスケジュールだが、連戦に対する不安はそれほど感じられない。というのも、昨季のJ2でも11連戦を経験し、そのうち9連勝と昇格への勢いをつけた実績があるからだ。長谷部茂利監督も「先発がレギュラーであり、レギュラーでないのがアビスパ」と、選手起用の柔軟さで連戦を乗りきる自信をのぞかせている。
そうした中、コンディションが上がらなかったFWフアンマ・デルガド、FWブルーノ・メンデス、FW渡大生とFW陣が完全復帰したことは心強い。川崎F戦フル出場のJ・デルガドは先発の可能性こそ低いが、第9節のセレッソ大阪戦のように途中出場でもゴールを奪えるパワーと決定力が、相手にとっては脅威になるだろう。
【マイナス材料】
第19節の川崎F戦は前半終了間際、DFエミル・サロモンソンのFKで同点に追いついたものの、後半に2失点して敗戦となった。川崎Fを相手にチャンスは作れていたが、セットプレー以外の得点力というところでは課題も残る。
連戦という事情もあり、比較的低い位置でブロックを形成する時間が多く、前線の選手を押し出せない場面も多い。今節は両チームともカウンターの鋭さがあり、リスク管理をしながらラインをいかにコントロールできるかがポイントになるだろう。高い位置からテンポの良いショートカウンターを仕掛けたい。
FC東京戦は川崎F戦でベンチだったDFドウグラス・グローリとDF奈良竜樹、もしくはDF宮大樹のセンターバックコンビか。奈良は14日の川崎F戦と10日のC大阪戦にフル出場しており、コンディション面では宮が先発となるか。
文:新甫條利子
■FC東京 自分たちのミスをどこまで減らせるか。集中力の継続が勝利のカギ
【プラス材料】
前節は常に川崎フロンターレの先行を許したものの、後半に2ゴールをマーク。途中出場のMFアダイウトンが今季初得点、MF内田宅哉がJ1初得点を決めたことをプラス材料としたい。
DF渡辺剛が出場停止となったこの川崎F戦は、DF森重真人をセンターバックで起用。ダブルボランチをMF青木拓矢とMF安部柊斗が務める「4-4-2」でスタートしたが、試合途中で3バックシステムに変更。これにより攻守の迫力を取り戻し、途中出場の選手がチームを活性化させたことは、今後への期待を抱かせるポジティブな要素だ。
また、今節は渡辺の出場停止が明ける。自身の存在だけでなく、彼の復帰により森重を再び中盤で起用することも可能に。チームとしてのバリエーションが広がる。
【マイナス材料】
川崎F戦では4失点を喫し、締まったゲーム展開に持ち込むことができなかった。ただ、失点はいずれも自らのパスミスやトラップミスを抜け目なく突かれたもの。川崎Fの強さを際立たせる結果とも言えるが、個々のプレー精度や集中力、守備意識への課題が残った。
アビスパ福岡との前回対戦は2016年まで遡るが、そのシーズンはリーグ戦2連敗。決して相性のいい相手ではなく、特に敵地『ベスト電器スタジアム』での対戦成績は2000年に勝利を挙げたのみで、その後は1分2敗と分が悪い。
ともにチームが変遷する中で、不名誉な記録は払拭したいところだが、渡辺は「福岡は固く、強く、相手の隙を突いてくるチーム」と警戒。前節と同様に集中力を欠き、自らにミスが出てしまえば、苦戦は必至と言えるだろう。
文:totoONE編集部
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