【川崎Fvs広島プレビュー】開幕から無敗街道を突き進む川崎F…不敗から一転して連敗の広島は軌道修正なるか
サッカーキング2021年4月17日(土)12時53分
[写真]=宮地輝、兼子愼一郎
■川崎フロンターレ 連戦のダメージが気になるも、盤石の強さに陰りなし
【プラス材料】
ミッドウィークに行われた第19節のアビスパ福岡戦は3-1で勝利。5連勝を飾り、盤石の強さで王者の健在ぶりをアピールしている。
この連戦中、評価したいのが鬼木達監督の手腕だ。巧みに先発メンバーを入れ替えながらも、チームとしてのクオリティを落とさずに勝ち続けている。選手層が厚いとはいえ、そのマネジメント力は評価に値するだろう。たとえMF三笘薫であっても、得点を決めた次の試合がベンチスタートも珍しくない。チームが求めるゲーム強度を落とさないための采配と指揮官は明かしており、勝利のための選手起用を貫く姿勢にブレはない。
今節のサンフレッチェ広島戦は福岡戦でベンチスタートだった主力の先発復帰が予想される。次節は2位の名古屋グランパスとの天王山が控えているだけに、勝って5連戦を終えたい。
【マイナス材料】
福岡戦は3得点、第9節のFC東京戦は4得点と攻撃力が冴えを見せる一方、2試合連続で失点しているのは反省点だろう。福岡戦の失点に関していえば、相手の見事なFKだったとはいえ、カウンターを受けて危険な位置でファウルを犯してしまった原因は改善すべき材料となる。相手に隙を与えない試合運びを追求するためにも、リスクマネジメントは再度徹底しておく必要がある。
連戦続きの宿命とはいえ、選手のコンディションにもバラつきが出ているのは考慮すべき点になる。DF山根視来やDF谷口彰悟ら最終ラインの選手は連戦中もフル稼働が続いており、中盤のMF田中碧も消耗が激しいはずだ。福岡戦でセットプレーから先制点が生まれたように、連戦を踏まえた戦い方を意識していきたい。
文:いしかわごう
■サンフレッチェ広島 満身創痍で臨む一戦。自分たちのサッカーをできるか
【プラス材料】
第9節の湘南ベルマーレ戦、第19節の名古屋グランパス戦と連敗。ただ、自分たちのやるべきことを表現できなかった湘南戦とは違い、名古屋戦は前半途中から前線からの守備が機能し、後半は決定的なシーンをいくつか作った。名古屋のようなレベルの高い相手に対しても、サンフレッチェ広島がやろうとしているサッカーはある程度通用するという実感もあった。
特に左ウイングのMFエゼキエウは、肉体の強さやドリブルのキレも良く、スルーパスからMF川辺駿の飛び出しを誘発して決定的なシーンも作った。試合を重ねるごとに存在感を強めており、彼とMF森島司、MF東俊希の左サイドは広島の大きな武器となりつつある。エゼキエウが得点を取れるようになれば、破壊力は今よりも遥かに高いレベルに到達するだろう。
【マイナス材料】
17連戦の5戦目。広島の場合、長時間の移動というネガティブ要素があり、この連戦ではその影響が露骨にチームのコンディションに影響することとなる。
特に名古屋から川崎フロンターレの連戦は、広島→名古屋の後、中3日のインターバルを広島に戻らず静岡での調整に使った。もちろん移動距離は少なく済んでいるが、ホテル暮らしが続き、心身ともにリラックスできる状況とは言い難い。一方で広島に戻ったとしても移動の疲労が大きく、あちらを立てればこちらが立たずという状況だ。
本来であれば選手を入れ替えて起用したいところではあるが、名古屋、川崎Fという優勝候補との対決に主力を投入したいのが人情。コンディションに不安を抱えたまま、首位の川崎Fとの決戦に臨まざるを得ない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
【プラス材料】
ミッドウィークに行われた第19節のアビスパ福岡戦は3-1で勝利。5連勝を飾り、盤石の強さで王者の健在ぶりをアピールしている。
この連戦中、評価したいのが鬼木達監督の手腕だ。巧みに先発メンバーを入れ替えながらも、チームとしてのクオリティを落とさずに勝ち続けている。選手層が厚いとはいえ、そのマネジメント力は評価に値するだろう。たとえMF三笘薫であっても、得点を決めた次の試合がベンチスタートも珍しくない。チームが求めるゲーム強度を落とさないための采配と指揮官は明かしており、勝利のための選手起用を貫く姿勢にブレはない。
今節のサンフレッチェ広島戦は福岡戦でベンチスタートだった主力の先発復帰が予想される。次節は2位の名古屋グランパスとの天王山が控えているだけに、勝って5連戦を終えたい。
【マイナス材料】
福岡戦は3得点、第9節のFC東京戦は4得点と攻撃力が冴えを見せる一方、2試合連続で失点しているのは反省点だろう。福岡戦の失点に関していえば、相手の見事なFKだったとはいえ、カウンターを受けて危険な位置でファウルを犯してしまった原因は改善すべき材料となる。相手に隙を与えない試合運びを追求するためにも、リスクマネジメントは再度徹底しておく必要がある。
連戦続きの宿命とはいえ、選手のコンディションにもバラつきが出ているのは考慮すべき点になる。DF山根視来やDF谷口彰悟ら最終ラインの選手は連戦中もフル稼働が続いており、中盤のMF田中碧も消耗が激しいはずだ。福岡戦でセットプレーから先制点が生まれたように、連戦を踏まえた戦い方を意識していきたい。
文:いしかわごう
■サンフレッチェ広島 満身創痍で臨む一戦。自分たちのサッカーをできるか
【プラス材料】
第9節の湘南ベルマーレ戦、第19節の名古屋グランパス戦と連敗。ただ、自分たちのやるべきことを表現できなかった湘南戦とは違い、名古屋戦は前半途中から前線からの守備が機能し、後半は決定的なシーンをいくつか作った。名古屋のようなレベルの高い相手に対しても、サンフレッチェ広島がやろうとしているサッカーはある程度通用するという実感もあった。
特に左ウイングのMFエゼキエウは、肉体の強さやドリブルのキレも良く、スルーパスからMF川辺駿の飛び出しを誘発して決定的なシーンも作った。試合を重ねるごとに存在感を強めており、彼とMF森島司、MF東俊希の左サイドは広島の大きな武器となりつつある。エゼキエウが得点を取れるようになれば、破壊力は今よりも遥かに高いレベルに到達するだろう。
【マイナス材料】
17連戦の5戦目。広島の場合、長時間の移動というネガティブ要素があり、この連戦ではその影響が露骨にチームのコンディションに影響することとなる。
特に名古屋から川崎フロンターレの連戦は、広島→名古屋の後、中3日のインターバルを広島に戻らず静岡での調整に使った。もちろん移動距離は少なく済んでいるが、ホテル暮らしが続き、心身ともにリラックスできる状況とは言い難い。一方で広島に戻ったとしても移動の疲労が大きく、あちらを立てればこちらが立たずという状況だ。
本来であれば選手を入れ替えて起用したいところではあるが、名古屋、川崎Fという優勝候補との対決に主力を投入したいのが人情。コンディションに不安を抱えたまま、首位の川崎Fとの決戦に臨まざるを得ない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
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