ロッベン氏がフルマラソン完走! 3時間を切る自己ベスト記録は「サッカーのタイトル獲得に近い」
サッカーキング2023年4月17日(月)19時36分
バイエルンなど数々の競合クラブで活躍したロッベン氏 [写真]=Bongarts via Getty Images
かつてチェルシー、レアル・マドリード、バイエルンなどのクラブで活躍した元オランダ代表FWアリエン・ロッベン氏が、フルマラソンを完走したことが話題となっている。オランダメディア『NOS』を筆頭に各メディアが一斉に伝えた。
現在39歳のロッベン氏は、フローニンゲンの下部組織からトップチームに昇格して、選手キャリアをスタートさせた。その後はPSVを経てチェルシーに加入し、2004-05シーズンからのプレミアリーグ2連覇に貢献。2007年夏に加入したレアル・マドリードでは初年度にラ・リーガ制覇を経験すると、2009年夏にバイエルンへ完全移籍加入した。バイエルンでは8度のブンデスリーガ制覇、5度のDFBポカール優勝といった国内タイトルだけでなく、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップ2013のタイトルも獲得。元フランス代表MFフランク・リベリー氏との両ウイングは“ロベリー”と称され、バイエルンの3冠獲得など“黄金期”を彩る存在だった。
また、オランダ代表でも国際Aマッチ通算96試合の出場で37ゴールを挙げ、FIFAワールドカップに3度、EUROも3度出場した。FIFAワールドカップ南アフリカ2010の準優勝やFIFAワールドカップブラジル2014の3位入賞にも貢献。爆発的なスプリント能力と切れ味鋭いドリブルを武器に、オランダ代表の中心選手に君臨した。
一方で現役時代は負傷に悩まされることも少なくなく、2019年7月にバイエルンで現役を引退。約1年後の2020年6月に現役復帰を宣言し、プロデビューを飾ったクラブであるフローニンゲンに加入したものの、1シーズンを過ごした後に“2度目の”現役引退を発表していた。
こうしてスパイクを脱いだロッベン氏は、母国のビー・クイック1887というクラブのユースチームでコーチを務める傍ら、マラソンランナーとしての第一歩を踏み出していた。今年の4月16日にはロッテルダム・マラソンに出場し、2時間58分33秒という記録で42.195kmを完走。同大会初挑戦となった昨年のタイムは3時間13分40秒だったことから、自身の記録を15分と7秒上回り、自己ベストを更新した。
完走後、『NOS』のインタビューに応じたロッベンは「打ちのめされるようなキツさだったが、何とかやり遂げることができたよ。3時間以内にゴールするという目標を立て、成功することができたんだ」と疲れ果てながらも笑顔でコメント。続けて「サッカー界で多くのことを経験したが、今回のことは僕が成し遂げたスポーツ面での功績の1つとなるだろうね。このためにたくさん練習した。僕のようなスプリンターにとって、このような距離は非常に長い。このために何カ月もトレーニングを積んできた」とこれまでの努力を明かすとともに、その喜びを以下のような言葉で表現した。
「今の僕は確かにトップアスリートではない。でも、フルマラソンを3時間以内で完走できるならば、まだトップアスリートと呼んでいいかもしれないね。周囲の皆にはクレイジーだと言われてしまうが、この記録を打ち立てられて本当に幸せなんだ。サッカーのビッグタイトルを獲得した時に近いかもしれない」
【動画】完走直後のロッベン氏がこちら!
現在39歳のロッベン氏は、フローニンゲンの下部組織からトップチームに昇格して、選手キャリアをスタートさせた。その後はPSVを経てチェルシーに加入し、2004-05シーズンからのプレミアリーグ2連覇に貢献。2007年夏に加入したレアル・マドリードでは初年度にラ・リーガ制覇を経験すると、2009年夏にバイエルンへ完全移籍加入した。バイエルンでは8度のブンデスリーガ制覇、5度のDFBポカール優勝といった国内タイトルだけでなく、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップ2013のタイトルも獲得。元フランス代表MFフランク・リベリー氏との両ウイングは“ロベリー”と称され、バイエルンの3冠獲得など“黄金期”を彩る存在だった。
また、オランダ代表でも国際Aマッチ通算96試合の出場で37ゴールを挙げ、FIFAワールドカップに3度、EUROも3度出場した。FIFAワールドカップ南アフリカ2010の準優勝やFIFAワールドカップブラジル2014の3位入賞にも貢献。爆発的なスプリント能力と切れ味鋭いドリブルを武器に、オランダ代表の中心選手に君臨した。
一方で現役時代は負傷に悩まされることも少なくなく、2019年7月にバイエルンで現役を引退。約1年後の2020年6月に現役復帰を宣言し、プロデビューを飾ったクラブであるフローニンゲンに加入したものの、1シーズンを過ごした後に“2度目の”現役引退を発表していた。
こうしてスパイクを脱いだロッベン氏は、母国のビー・クイック1887というクラブのユースチームでコーチを務める傍ら、マラソンランナーとしての第一歩を踏み出していた。今年の4月16日にはロッテルダム・マラソンに出場し、2時間58分33秒という記録で42.195kmを完走。同大会初挑戦となった昨年のタイムは3時間13分40秒だったことから、自身の記録を15分と7秒上回り、自己ベストを更新した。
完走後、『NOS』のインタビューに応じたロッベンは「打ちのめされるようなキツさだったが、何とかやり遂げることができたよ。3時間以内にゴールするという目標を立て、成功することができたんだ」と疲れ果てながらも笑顔でコメント。続けて「サッカー界で多くのことを経験したが、今回のことは僕が成し遂げたスポーツ面での功績の1つとなるだろうね。このためにたくさん練習した。僕のようなスプリンターにとって、このような距離は非常に長い。このために何カ月もトレーニングを積んできた」とこれまでの努力を明かすとともに、その喜びを以下のような言葉で表現した。
「今の僕は確かにトップアスリートではない。でも、フルマラソンを3時間以内で完走できるならば、まだトップアスリートと呼んでいいかもしれないね。周囲の皆にはクレイジーだと言われてしまうが、この記録を打ち立てられて本当に幸せなんだ。サッカーのビッグタイトルを獲得した時に近いかもしれない」
【動画】完走直後のロッベン氏がこちら!
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