F1第2戦エミリア・ロマーニャGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だ。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=5番手
すごくいい一日だったので満足だ。予選は全体的にバーレーンの時よりも少し厳しかった。多くのチームがペースを改善してきたんだ。
でもQ3ですべてをうまくまとめ上げることができたので、よかったと思う。すごくクリーンなラップを走れた。チームのホームレースであるイモラで5番手を獲得できたというのは、皆にとって素晴らしい結果だ。
全体的にかなり接戦だったね。(4番手の)シャルル(・ルクレール)とは100分の数秒差だし、その上のグループとも0.3秒から0.4秒ぐらいしか差がなかった。
今日は素晴らしい結果を出すことができて、明日に向けていいポジションを確保した。決勝で何が起きても大丈夫なように、あらゆる状況を想定して準備しておく必要がある。雨が降るかもしれないし、トップグループで何かドラマが起こるかもしれない。チャンスが訪れたらそれをしっかり利用できるよう、準備をしておきたい。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 予選=4番手
昨日に比べて、思ったとおりのラップタイムを出すのに少し苦労したけれど、とても良い予選だった。明日のレースを見据えて車のセットアップについて少し妥協したんだ。そのせいで予選はちょっと難しくなってしまったが、明日の成り行きを見守っていこう。
シケインで小さなミスをしてしまったので、もしかしたらあと100分の7、8秒は稼ぐことができたかもしれない。でもタイムシートを見る限りそれで順位が変わることはないから、今日の4番手にはとても満足している。
このコースは最高だよ。少しのミスも許されないのがいいね。ここではタイヤマネジメントの必要があまりないのも、僕たちドライバーにとっては嬉しいことだ。レースの間ずっとプッシュできるってことだからね。
エキサイティングだけど難しいレースになると思う。僕たちは少し直線スピードが足りないんだ。逃げ切れるだけのペースがあることを願うよ。もしそうでなかったら、より一層難しいレースになるだろう。でも全体的なパフォーマンスはバーレーンのときよりも良くなっていると思う。サクヒールでは予選4番手を獲得できて本当に驚いたけど、今日はそこまでの驚きはない。
チームはやる気に満ちていて、勢いもある。この流れに乗ってチームとしてできる限りの努力を続け、地に足をつけたまま、ここ数カ月やってきたようにプッシュし続ける必要がある。そうすればきっと、すぐに良い日が訪れるだろう。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 予選=3番手
Q3でクリーンなラップを走れなかった。いくつかミスをしたんだ。予選でコースをはみ出してしまうと、決していいラップにはならない。最初のラップのセクター1は、前を走っていたマシンのウェイクの影響を受けて、うまくいかなかった。だからあそこでタイムを縮める余地がたっぷりあることは分かっていた。そのため、2回目のアタックラップでよりプッシュしていったら、ターン3出口でワイドになり、芝の上に少しはみ出した。それがラップタイムに響いたんだ。
時にはこういうこともある。常に完璧なラップ、完璧に近いラップを走ることは無理なんだ。完璧なラップを走ったときですら、必ず改善の余地があるしね。とはいえ、今日の場合は、完璧とはほど遠かった。予選後にこういう気分になったのは久しぶりのことで、そういうラップを走った自分にショックを受けている。
チェコ(ペレス)は素晴らしい仕事をした。彼におめでとうと言いたい。僕たちのマシンはレースパフォーマンスが優れているし、ポイントが与えられるのは明日だ。決勝では天候やスタートなど、たくさんの要素が結果に影響する。でも僕たちは2台揃って上位グリッドを確保したので、それはいいことだ。僕とチェコがいることで、メルセデスを戦略で悩ませることができればいいね。
(会見で語り)長いことうまくやってきたけれど、僕たちはロボットじゃないんだ。自分をプログラムすることはできない。時にはミスを犯すこともある。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 予選=2番手
チームにとって素晴らしい結果だ。明日優勝する可能性があるというのは、本当にいい気分だね。今日はたくさんポジティブな要素を見つけることができた。ただ、最終コーナーで小さなミスをしてしまった。ポールにかなり近いところにいたんだけどね。
レッドブルに移籍してグリッドからスタートできるのはこれが初めてだ。前回のバーレーンでは(トラブルのために)ピットレーンからスタートした。ところが今回はフロントロウだ! チーム全員が懸命に作業に取り組んできた。それが報われつつあることの証明だね。
マックス(・フェルスタッペン)と僕は違う戦略でレースを戦う。僕はソフトタイヤスタートだが、マックスはミディアムなんだ。メルセデスにプレッシャーをかけることができるし、いいレースになると思う。
今日はチームにとって素晴らしい結果を出すことができた。でも冷静さを失ってはならない。やるべきことがたくさんあることは分かっているし、これからも進歩し続けていくことが重要だ。
(会見で語り)ミスがなければポールポジションに届いた。今日はポールポジションを獲れたはずだったんだけどね。
何よりもチームに対してありがとうと言いたい。昨日はミスをして(エステバン・オコンと接触し)彼らに大変な作業を強いることになった。でもうまく挽回できた。今日この位置に立てるとは全く予想していなかった。
イモラは1周をうまくまとめるという面で最も難しいサーキットのひとつだ。だから、(移籍後)2戦目でこの位置に立てたというのは、大きく進歩しつつあるということだ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1番手
素晴らしい一日だった。2台のレッドブルより上位を獲得できるとは全く予想していなかったんだ。彼らは今週末、とても速くて、僕たちより0.6秒も速い時だってあった。彼らがどれほどのタイムを出すのか全く分からなかったけれど、僕自身、マシンの感触が週末初めの時点よりもはるかに良くなってきていた。徐々に改善していくためにチームが頑張ってくれたおかげだよ。彼らに心からの敬意を表したい。
このトラックは主に中速コーナーと高速コーナーでできている。さらに、気温はバーレーンよりも大幅に低い。その関係でレッドブルとのギャップを縮めることができたのだと思う。それでも彼らは強い。明日優勝するチャンスを手にするためには、完璧なラップを刻んで、彼らの前の位置にとどまる必要がある。
(会見で語り)レッドブル2台が近くにいることで、僕たちは戦略を立てるのが難しくなるだろう。それに金曜の走りから見て、彼らのレースペースは僕たちより少し速い。彼らの方が戦略的には強いカードを持っている。だからといって僕たちが何か変わったことをするのが不可能だということではないが。
(8番グリッドの)バルテリのレースがどういう展開になるのか予想できないが、ここはオーバーテイクがかなり難しいから、序盤に彼のサポートを得ることはできないだろう。彼はきっと順位を上げてくると思うけど、そうでなければ、僕たちは自分自身の仕事に集中し、全力を尽くして、レッドブルを抑え込むために戦うしかない。
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