「打率.360でも満足できない」大谷翔平の得点圏での“不振”に韓国メディアも懸念の声 安打数を重ねる現状に「成績と活躍のギャップが大きい」
ナ・リーグ5位の打率を残しながらも得点圏では打てていない大谷。今の調子を考えれば、いずれこの点も解消されるだろう(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平は現地時間4月17日(日本時間18日)のナショナルズ戦で、今季2度目となる1試合3安打を記録した。この日を終え、打率.360、安打数31といずれもリーグトップクラスの数字となっている。
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だがその一方で、多くのファンやメディアが懸念の声を上げているのが、大谷のここまでの得点圏打率だ。21試合終了時点で「.053」と、強打を誇るドジャースのレギュラー陣や、他球団の打者と比較するまでもなく、圧倒的に低い成績にとどまっている。
得点圏にランナーを置いての安打が今季はまだわずか1本という「不振」が続く中、大谷の現状については、海外メディアも大いに物足りなさを感じているようだ。
韓国のニュースサイト『マネートゥデイ』は18日、大谷の得点圏打率について論じる特集記事を配信している。その中では、巨額契約でのドジャース入りとなった経緯を指摘しながら、「21打席1安打なんて…『打率0.360』にも満足できない」と綴っている。
同メディアは「大谷は今季21試合のうち10試合でマルチヒットを打っているが、そのヒットは得点圏ランナーがいないときに出ている。18日の試合まで大谷の得点圏打率は.053(19打数1安打)に過ぎない」と好機でのパフォーマンスを振り返った。
さらに、「最後の得点圏での安打が先月20日、ソウル・高尺スカイドームで開かれた『ソウルシリーズ』のパドレス戦だ。ソウルでサンディエゴとメジャーリーグ開幕戦を迎えた大谷は、8回表1死1、2塁でエイドリアン・モレホンを相手に左前適時打を打った」と記しており、続けて「しかし、その後20打席連続して得点圏で安打を打てずにいる。ワシントンとのシリーズではその欠点が顕著に表れた」と主張。ナショナルズ3連戦でも、安打は出るものの得点圏では凡退が続いたとして、「成績と活躍のギャップが大きくなった」と評している。
また、「10年7億ドル」というドジャースとの契約内容を踏まえ、「まだ少ない打席数だが、大谷にかけた期待と契約を考えると残念であることは事実だ」と綴るなど、「日本人スター」の現状への見解を並べた。
例年を大きく上回る打率が示している通り、打撃不振に陥っている状態とは異なるだけに、海外メディアも複雑な思いを浮かべているようだ。次戦、本拠地でのメッツ戦で、スタジアムを沸かせる大谷の勝負強いバッティングを期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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