ドジャース・大谷 4年ぶり日米通算4度目サヨナラ打! 打率.353リーグトップ再浮上

2024年5月21日(火)1時30分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース3—2レッズ(2024年5月19日 ロサンゼルス)

 冷たい。でも同僚に祝福されるなら何度だって浴びていい。最後はバケツで大量の水をかけられたドジャース・大谷は、歓喜の輪の中心で笑顔を振りまいた。

 「素晴らしい瞬間だった。自分の仕事をしたいと思っていた」

 「2番・DH」で出場したレッズ戦は2—2でタイブレークの延長へ。10回2死一、二塁で打席が巡った。打ったのはレ軍で守護神を務めるディアスが1ボール2ストライクから投じた94マイル(約151キロ)の直球。強烈なライナーが一、二塁間を突き抜け、右翼線寄りで弾んだ。際どいコースを粘り、6球目の内角低めの厳しい直球に反応。「その前のスライダーをファウルにできていた」と勝負の過程にも満足した。

  エンゼルス時代の20年9月4日のアストロズ戦以来4年ぶり、ド軍移籍後では初となるメジャー2度目のサヨナラ打。日米通じて4度目となった劇的打を含む2安打を放ち、打率.353としてリーグトップに再浮上した。3勝1敗で終えた今回の本拠地でのレッズ4連戦は、初戦の16日に自身のボブルヘッド人形が配布され、17日はロサンゼルス市が「大谷翔平の日」に制定。最後は自ら試合を決め「特別な週末だった。いい形で打てたので良かった」と胸を張った。

 地区首位を快走するチームは3連勝で貯金を15とした。開幕直後の得点圏は19打数1安打で打率・053に低迷も、その後はこの日も含め31打数11安打で同・355。通算でも・240まで上昇させた。「素晴らしかった。大きいヒットだ」とデーブ・ロバーツ監督。大谷に勝負強さが戻り、さらに独走しそうな気配だ。(奥田 秀樹通信員)

 【大谷のサヨナラ打】

 ☆プロ入り初 日本ハム入団3年目の15年8月8日。3—3で迎えた楽天戦の延長10回無死満塁で代打で登場し右翼線にサヨナラ打。その時点で投手として11勝を挙げていたが、前日の代打本塁打に続く活躍に、お立ち台で「ファイターズ、最高!」と絶叫。

 ☆日本シリーズで 16年10月25日、広島との日本シリーズ第3戦。3—3の延長10回2死二塁で大瀬良から右前にサヨナラ打。敵地で連敗スタートだったが札幌ドームでの1勝目に「明日につながる」。その言葉通り、この勝利から4連勝で日本一に輝いた。

 

 ☆大リーグ初 エンゼルス入団3年目、20年9月4日のアストロズ戦。5—5の延長11回1死二塁で右前に運んだ。メジャー初のサヨナラ打も、コロナ禍でハイタッチが禁止されており祝福は控えめ。「普通のシーズンで打ってみたかった」と残念そうな表情も浮かべていた。

スポーツニッポン

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