【神戸vs名古屋プレビュー】神戸はFWポドルスキが出場停止から復帰…名古屋は新布陣の4-4-2を継続使用か
サッカーキング2018年4月20日(金)17時37分
警告累積で出場停止を受けていたFWポドルスキの復帰は、神戸にとって明るい材料だ [写真]=J.LEAGUE
■ヴィッセル神戸 ルヴァン杯では5年連続GS突破、チームのボルテージも上昇
【プラス材料】
リーグ前節の横浜FM戦に2-1で勝利し、続くルヴァン杯の長崎戦も逆転で制した。公式戦2連勝というだけではなく、ルヴァン杯の5年連続グループステージ突破も決めた。そういう意味で、チームのボルテージはかなり上がっている。
しかも、長崎戦で決勝ゴールを挙げたMF郷家友太をはじめ、リーグ前々節の浦和戦でJ1初ゴールを決めたFW佐々木大樹、左利きの大型センターバック宮大樹らルーキーの成長も著しく、連戦を勝ち抜くために必要な“底上げ”もうまく進んでいる。
さらに、大黒柱のFWルーカス・ポドルスキが警告累積での出場停止を消化し、今節からリーグ戦に復帰する。チームの勢いはさらに増加することが予想される。
【マイナス材料】
結果に対するマイナス材料はあまりないが、試合内容はまだまだ改善が必要だ。横浜FM戦後、吉田孝行監督が「内容的には自分たちの目指すものが全く出なかったし、守備の部分ももっとプレッシングをかけたかったんですけど、ちょっと攻守に渡ってビビっていた部分があった」と振り返ったように、思うようなポゼッションサッカーが遂行できていない時間帯もある。
また、2-3で敗れた浦和戦ではCKから2失点を喫しており、セットプレーの守備は課題のひとつだ。特にメンバーの入れ替えが激しい連戦のなかでは、ゾーンディフェンスにおけるマークの受け渡しがポイントになる。
両サイドバックの攻撃参加率、クロスのクオリティにも課題が残る。これらの部分が向上しない限り、得点力の増加は見込めない。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス ルヴァン杯で得た勝利で、落ち着きを取り戻せるか
【プラス材料】
18日のルヴァン杯広島戦で、約1ヶ月半ぶりの勝利を得たことがまずは最大のプラス材料と言える。
この試合でチームは難しくなりがちだった攻撃手段にシンプルな裏抜けという武器を加え、ダイナミックな展開から本来の狙いであるボール保持の効果も上げる相乗効果を導き出した。4-4-2への布陣変更もハマり、守備と攻撃のリンクがより強まったことも追い風で、MFのG・シャビエルとDFホーシャの復帰が予想される今節も、そのまま4-4-2を継続する可能性は高まっている。
今まで手薄だったベンチメンバーもルヴァン杯で躍動したDF内田健太、FW押谷祐樹、そしてMF深堀隼平など戦力が揃ってきており、ようやく選手の質と量、試合の内容が整った名古屋を見ることができそうだ。
【マイナス材料】
広島戦で勝利を収めたこともあり、不安材料はそれほど認められないが、復帰が予想されるシャビエルとホーシャの状態は依然として気がかりな点だ。特に右足首の負傷から一度は第5節の鳥栖戦で復帰し、そこで再度の離脱となっていたホーシャは起用されたとしても完治しているとは言えず、監督の決断が注目されるところ。
試合内容に目を移せば、クロス対応に脆さが見られる守備の課題をどこまで解消できているかは、勝敗を左右する重要な要素となってくる。DF菅原由勢へのフォローとサイドバックの守備、そしてGKランゲラックの飛び出しなど、何かしらの対策を見たいものだが果たして。フォーメーション選択も影響してくるであろう守備でどこまで粘りきれるかは、このチームの永遠のテーマでもあるのだが。
文:今井雄一朗
【プラス材料】
リーグ前節の横浜FM戦に2-1で勝利し、続くルヴァン杯の長崎戦も逆転で制した。公式戦2連勝というだけではなく、ルヴァン杯の5年連続グループステージ突破も決めた。そういう意味で、チームのボルテージはかなり上がっている。
しかも、長崎戦で決勝ゴールを挙げたMF郷家友太をはじめ、リーグ前々節の浦和戦でJ1初ゴールを決めたFW佐々木大樹、左利きの大型センターバック宮大樹らルーキーの成長も著しく、連戦を勝ち抜くために必要な“底上げ”もうまく進んでいる。
さらに、大黒柱のFWルーカス・ポドルスキが警告累積での出場停止を消化し、今節からリーグ戦に復帰する。チームの勢いはさらに増加することが予想される。
【マイナス材料】
結果に対するマイナス材料はあまりないが、試合内容はまだまだ改善が必要だ。横浜FM戦後、吉田孝行監督が「内容的には自分たちの目指すものが全く出なかったし、守備の部分ももっとプレッシングをかけたかったんですけど、ちょっと攻守に渡ってビビっていた部分があった」と振り返ったように、思うようなポゼッションサッカーが遂行できていない時間帯もある。
また、2-3で敗れた浦和戦ではCKから2失点を喫しており、セットプレーの守備は課題のひとつだ。特にメンバーの入れ替えが激しい連戦のなかでは、ゾーンディフェンスにおけるマークの受け渡しがポイントになる。
両サイドバックの攻撃参加率、クロスのクオリティにも課題が残る。これらの部分が向上しない限り、得点力の増加は見込めない。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス ルヴァン杯で得た勝利で、落ち着きを取り戻せるか
【プラス材料】
18日のルヴァン杯広島戦で、約1ヶ月半ぶりの勝利を得たことがまずは最大のプラス材料と言える。
この試合でチームは難しくなりがちだった攻撃手段にシンプルな裏抜けという武器を加え、ダイナミックな展開から本来の狙いであるボール保持の効果も上げる相乗効果を導き出した。4-4-2への布陣変更もハマり、守備と攻撃のリンクがより強まったことも追い風で、MFのG・シャビエルとDFホーシャの復帰が予想される今節も、そのまま4-4-2を継続する可能性は高まっている。
今まで手薄だったベンチメンバーもルヴァン杯で躍動したDF内田健太、FW押谷祐樹、そしてMF深堀隼平など戦力が揃ってきており、ようやく選手の質と量、試合の内容が整った名古屋を見ることができそうだ。
【マイナス材料】
広島戦で勝利を収めたこともあり、不安材料はそれほど認められないが、復帰が予想されるシャビエルとホーシャの状態は依然として気がかりな点だ。特に右足首の負傷から一度は第5節の鳥栖戦で復帰し、そこで再度の離脱となっていたホーシャは起用されたとしても完治しているとは言えず、監督の決断が注目されるところ。
試合内容に目を移せば、クロス対応に脆さが見られる守備の課題をどこまで解消できているかは、勝敗を左右する重要な要素となってくる。DF菅原由勢へのフォローとサイドバックの守備、そしてGKランゲラックの飛び出しなど、何かしらの対策を見たいものだが果たして。フォーメーション選択も影響してくるであろう守備でどこまで粘りきれるかは、このチームの永遠のテーマでもあるのだが。
文:今井雄一朗
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