F1中国GPで劇的な勝利を飾ったリカルド、2019年以降については2年契約を目指すと明言
ダニエル・リカルドはF1での長期的な契約締結を目指しており、2年契約の交渉を行おうとしていると述べた。
F1中国GPで優勝を飾ったリカルドは、次に大規模なルール変更が導入される2021年の状況を検討する自由がほしいとしている。
「長すぎる契約は結びたくない。F1がどこへ向かっているのか分からないからだ。2年契約が理想的だ」とリカルドはThe Timesに語っている。
「2年契約なら間違いなく安心していられるし、そこから考えることができる。3年後はルール変更があるから、どういった状況になるか様子を見ることになるだろう。4年契約に自分を縛り付けて、『こんなことはもうやりたくない』なんて言いたくないんだ」
「人生はすごく早く過ぎていく。毎年何かが変わっていくようだ」とリカルドは付け加えた。
リカルドのレッドブルとの現契約は今シーズン末で終了する。2019年には、フェラーリかメルセデスへ移籍するのではないかという噂も囁かれてきている。
彼がレッドブルに残留する可能性もある。中国GPでの目覚ましい勝利によって、レッドブルがリカルドをマックス・フェルスタッペンとともにチームに引き止めたがっているという予想が高まったことは確かだ。
しかしながら、リカルドとチームの話し合いはまだ始まっていないという。
「もし彼らが僕にレースをしてほしいのなら、彼らから連絡してくるべきだ。でもまだ連絡はない」とリカルドは語った。
リカルドは、レッドブルが彼に残ってほしいのなら、チームがF1でタイトルを獲得できる力を有していることを証明する必要があるとの考えを繰り返し述べている。
「今年の僕らが勝てるのであれば、僕はレッドブルに残る。とてもシンプルな話だ。その時点でのパフォーマンスが重要なんだ」
中国GPでの優勝は正しい方向へ向かう一歩ではあったが、ルノー製パワーユニットの信頼性の問題は、前々からチームの懸念材料である。
今シーズン後半にはエンジンペナルティによって大きな犠牲を払う可能性があり、このことがリカルドが2019年の移籍先を探す後押しをしているかもしれない。
「我々がペナルティを受けるのは確実だろう。適切な段階でペナルティが科されるようにしなければならないだけだ」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、Auto Motor und Sportに語っている。
マルコは、ルノーとルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールに対し、レッドブルが不満を持っていることをほのめかした。アビテブールはパフォーマンスよりも信頼性に焦点を置いている。
「我々は常にパフォーマンスを求めている。ルノーは我々がまるで蚊であるかのように苛立ちを覚えているだろう。我々はフランス人の物の考え方に挑戦しているといったところだ」とマルコは締めくくった。
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