【福岡vs浦和プレビュー】リーグ戦3連勝目前の福岡と公式戦3試合無敗の浦和…5年ぶりの対決を制するのは!?
サッカーキング2021年4月30日(金)20時22分
[写真]=金田慎平、清原茂樹
■アビスパ福岡 外国籍選手の合流で厚みを増した攻撃陣に注目
【プラス材料】
ミッドウィークに行われたJリーグYBCルヴァンカップ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で合流後わずか2試合目にして初得点を挙げたFWジョン・マリを始め、攻撃陣が活性化している。
ベルギーの世代別代表経験のあるMFジョルディ・クルークス、セレッソ大阪で昨季9得点を挙げたFWブルーノ・メンデス、FWフアンマ・デルガドら個性豊かな外国籍選手に加え、前節のサンフレッチェ広島戦でオウンゴールを誘発したMF金森健志、調子を上げてきたFW渡大生、FW山岸祐也など、攻撃陣のパワーが試合を重ねるたびに増している。アビスパ福岡一筋のベテランFW城後寿も「体の強いFWが増えて、FWにボールを入れたら何かが起こりそう。セットプレーの強みも増している」と、ゴールの匂いを感じ取っているようだ。
現在はリーグ戦2連勝中で、公式戦4試合負けなし。チームの勢いも維持して浦和レッズを迎える。
【マイナス材料】
浦和の攻撃について、長谷部茂利監督は「小泉(佳穂)選手を中心に組み立ててくるが、個人の力の部分で予想できないところがある」と警戒。福岡はセンターバックのDF奈良竜樹とボランチのMF前寛之を中心にゲームの中で細かい修正を加えながら、チームの堅守を支える高い位置からの組織的なプレッシングでボールを奪いにいきたい。技術の高いチームを相手に、ライン設定やポジショニングをいかに微調整していくかがポイントになるだろう。
そうしたチーム戦術の理解度という点では、合流したばかりのJ・マリ、J・クルークスを先発で使うかどうかの判断が難しい。
J1での対決で福岡が浦和に勝利したのは、1999年まで遡らなければならない。相性という点では、最も相性の悪い相手だ。
文:新甫條利子
■浦和レッズ レギュラーと控えの間に生じている“差”が気がかり
【プラス材料】
前節の大分トリニータ戦は今季リーグ戦初の3得点で、逆転勝利も初めてのことだった。苦しい展開を勝利に結びつける経験をしたこと、得点力不足に苦しんできた中での複数得点には、大きな価値があると言えるだろう。
JリーグYBCルヴァンカップも含めた7連戦の5試合目ということでコンディション的な厳しさが各チームに表れ始める時期だが、若手を含めてローテーション起用していることで疲労の分散には成功していると言える。中2日での遠征は決して楽ではないが、過密日程の中ではアドバンテージとなる要素だ。
また、新外国籍選手のFWキャスパー・ユンカーがチームに合流し、「健全な競争をしたい。自分自身もプレーするに値すると証明したい」とコメント。FW武藤雄樹、FW杉本健勇、FW興梠慎三といったアタッカー陣には大きな刺激となっているはずだ。
【マイナス材料】
大分戦の勝利には価値がある一方、試合内容としては決して勝利が必然と言えるほどのものではなかった。ルヴァンカップとのローテーション起用はされているが、センターバックに関してはDF槙野智章とDF岩波拓也の力を借りながら日程を消化している。その疲労が原因かは分からないが、大分戦では彼らにもミスが目立った。代えが利かない選手たちだけに、不安要素と言える。
また、リーグ戦の交代策やルヴァンカップでの試合内容を見ても、リーグ戦に出場しているレギュラーの選手たちと、そうでない選手たちの間に戦術理解度やプレーの質で差ができてきているのも事実。この二極化が進むと、交代によるチームの機能性ダウンが懸念される。チームの底上げとチーム全体の理解度アップを進めたい時期にあることが表面化し始めているようだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
ミッドウィークに行われたJリーグYBCルヴァンカップ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で合流後わずか2試合目にして初得点を挙げたFWジョン・マリを始め、攻撃陣が活性化している。
ベルギーの世代別代表経験のあるMFジョルディ・クルークス、セレッソ大阪で昨季9得点を挙げたFWブルーノ・メンデス、FWフアンマ・デルガドら個性豊かな外国籍選手に加え、前節のサンフレッチェ広島戦でオウンゴールを誘発したMF金森健志、調子を上げてきたFW渡大生、FW山岸祐也など、攻撃陣のパワーが試合を重ねるたびに増している。アビスパ福岡一筋のベテランFW城後寿も「体の強いFWが増えて、FWにボールを入れたら何かが起こりそう。セットプレーの強みも増している」と、ゴールの匂いを感じ取っているようだ。
現在はリーグ戦2連勝中で、公式戦4試合負けなし。チームの勢いも維持して浦和レッズを迎える。
【マイナス材料】
浦和の攻撃について、長谷部茂利監督は「小泉(佳穂)選手を中心に組み立ててくるが、個人の力の部分で予想できないところがある」と警戒。福岡はセンターバックのDF奈良竜樹とボランチのMF前寛之を中心にゲームの中で細かい修正を加えながら、チームの堅守を支える高い位置からの組織的なプレッシングでボールを奪いにいきたい。技術の高いチームを相手に、ライン設定やポジショニングをいかに微調整していくかがポイントになるだろう。
そうしたチーム戦術の理解度という点では、合流したばかりのJ・マリ、J・クルークスを先発で使うかどうかの判断が難しい。
J1での対決で福岡が浦和に勝利したのは、1999年まで遡らなければならない。相性という点では、最も相性の悪い相手だ。
文:新甫條利子
■浦和レッズ レギュラーと控えの間に生じている“差”が気がかり
【プラス材料】
前節の大分トリニータ戦は今季リーグ戦初の3得点で、逆転勝利も初めてのことだった。苦しい展開を勝利に結びつける経験をしたこと、得点力不足に苦しんできた中での複数得点には、大きな価値があると言えるだろう。
JリーグYBCルヴァンカップも含めた7連戦の5試合目ということでコンディション的な厳しさが各チームに表れ始める時期だが、若手を含めてローテーション起用していることで疲労の分散には成功していると言える。中2日での遠征は決して楽ではないが、過密日程の中ではアドバンテージとなる要素だ。
また、新外国籍選手のFWキャスパー・ユンカーがチームに合流し、「健全な競争をしたい。自分自身もプレーするに値すると証明したい」とコメント。FW武藤雄樹、FW杉本健勇、FW興梠慎三といったアタッカー陣には大きな刺激となっているはずだ。
【マイナス材料】
大分戦の勝利には価値がある一方、試合内容としては決して勝利が必然と言えるほどのものではなかった。ルヴァンカップとのローテーション起用はされているが、センターバックに関してはDF槙野智章とDF岩波拓也の力を借りながら日程を消化している。その疲労が原因かは分からないが、大分戦では彼らにもミスが目立った。代えが利かない選手たちだけに、不安要素と言える。
また、リーグ戦の交代策やルヴァンカップでの試合内容を見ても、リーグ戦に出場しているレギュラーの選手たちと、そうでない選手たちの間に戦術理解度やプレーの質で差ができてきているのも事実。この二極化が進むと、交代によるチームの機能性ダウンが懸念される。チームの底上げとチーム全体の理解度アップを進めたい時期にあることが表面化し始めているようだ。
文:totoONE編集部
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