首位追撃に向かう阪神の選手層を球団OBが称賛!梅野の起用法は「色々とやり方がある、それくらい選手はいる」
不調の梅野を慮った田尾氏。自身の経験談も語った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
現在、セ・リーグ2位の阪神は、甲子園で行われた中日との連戦を2勝1敗で終え、2カード連続の勝ち越しに成功した。
5月3日に8−7とシーソーゲームを制すると、翌4日の3戦目も、力投を続けていた中日先発の柳裕也を終盤で攻略し、3−2と逆転勝利を収めている。このゲームでは、1−2とリードされたまま迎えた8回裏、2死まで追い込まれるもノイジー、大山悠輔、佐藤輝明の3連続安打で逆転、土壇場でクリーンアップの3連打という最高の形で白星を手繰り寄せた。
【関連記事】【巨人】中田離脱余波 梶谷昇格で同情高まる「選手の名前」
この日の勝利で阪神は15勝11敗1分け、貯金を4まで増やし、首位を快走するDeNAに次ぐ2位の座をしっかりと固めることとなった。
開幕から主力プレーヤーの極度の不振や、予想外のヒーローの登場など、グラウンドに立つ選手の顔ぶれがさまざまな話題を呼んできた阪神。ようやく投打がかみ合いをみせてきており、結果にもつながっている現状を踏まえ、まだまだ続くこれからの戦いでの選手起用について球団OBが持論を説いている。
現役時代、中日、西武、阪神でプレーし、2005年には楽天の初代監督も務めた田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』の5月4日配信となった「キャッチャー坂本で8試合負け知らず!大山、佐藤ここぞでタイムリー!」において、中日戦の試合結果を振り返りながら現在の阪神の選手層の厚さを指摘した。
田尾氏は、4日のゲームでライトに小野寺暖、キャッチャーに坂本誠志郎というここまで出場機会を増やしつつある両選手が先発出場したことに触れており、その上で開幕から不振が続いている梅野隆太郎の起用について言及。田尾氏は「正捕手ということを考えれば梅野だろうなとは思うのですが、選手には良い時と悪い時が必ずある」と主張。続けて「私も現役時代、4月に・450を打っていてダントツの首位打者だった年があったのですが、5月に入ると30打席ノーヒットが続きました」と現役時代の苦難を明かしている。
続けて「そういう『波』というものが必ずあって、不調のまま試合に出続けることは非常につらい」と調子を崩した際の心境を語った。さらに田尾氏は「『梅野を出すな、坂本を出せ』という(一言で言える)ことではない」とも述べている。
自身の現役時は「絶不調の時には2打席程でベンチに下げられるという交代を繰り返した」として、出場機会を減らしながらも調子を取り戻したと当時のエピソードを紹介し、加えて現在の阪神についても「(梅野の不振に対して)色々とやり方がある、それくらい選手はいる」と今季のチーム状況を評している。
決して、一部の選手だけではシーズンを勝ち抜くことはできないと言葉を並べていた田尾氏。主力、控え選手が一つになっていくことで、今季の阪神はここからさらに強さを増していくはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「阪神」をもっと詳しく
「阪神」のニュース
-
【内田雅也の追球】プロ極めるには大切な「少年の心」 こどもの日に際立った少年が集う阪神の強み5月6日8時6分
-
巨人 7・15東京ドームで阪神とOB戦開催 中畑氏「“代打、俺”をやりたい」5月6日5時30分
-
「申し訳ない」「情けない」「悔しいです」右肩違和感で抹消された大勢、故障班で「この時間をいいものにしないと」と再起図る5月6日5時30分
-
阪神プロ野球最長に並ぶ「こどもの日8連勝」ミスターこどもの日・近本が決勝弾!全国の子供たちに夢届ける5月6日5時15分
-
「阪神戦の5、6、7回は、他チームとのゲームの7、8、9回のつもりで試合を進めるべき」野球評論家の高木豊さん、強力中継ぎ陣を持つ阪神との戦い方を提案5月6日5時10分
-
巨人・阿部監督「いい3連戦」2年ぶり阪神3タテ逃すも5回攻撃に光…小技と機動力で1点差 今季9戦4勝4敗1分5月6日5時0分
-
【阪神】岡田彰布監督、高橋礼対策で打順変更ズバリ「そら、もう左や」 3番に起用した佐藤輝明が左前適時打5月6日5時0分
-
【NHKマイルC】アスコリピチェーノ無念2着 ラストは脚余し黒岩師「結果は残念」5月6日4時53分
-
巨人打線好機作れず、阪神4試合ぶり白星…広島は今季6度目の零封負け5月5日21時43分
-
阪神の近本、流れ呼ぶ2ラン=攻守で存在感、3連敗阻止—プロ野球5月5日19時29分
スポーツニュースランキング
-
1J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」 FOOTBALL TRIBE
-
2大谷翔平の驚がく2本塁打に地元メディア「国の宝だ」「1ドルたりとも無駄にしない価値がある」 スポーツ報知
-
3息できてるか…? 大谷翔平、特大アーチを打った瞬間に“異変”が起きた…!? 相手投手の“動き”がヤバすぎると話題に「秒で確信」「この打球ならしょうがない」 ABEMA TIMES
-
4これは反則レベル!大谷翔平、中継カメラがとらえたヤバすぎる“数秒間” 特大アーチ直後に見せた一瞬の“表情”にファン騒然「秒で確信したな」「なんだ、ただの神か…」 ABEMA TIMES
-
5バドミントン桃田賢斗「泣きそうになりながら、こらえた。もうやり残したことはない」トマス杯が終了し日本代表引退 スポーツ報知