「コンタクト力が際立っている」吉田正尚の”選球眼&打撃技術”をMLB公式が称賛!「三振率は4番目に低い割合だ」
吉田はMLBでもそのバッティング技術の高さを披露している(C)Getty Images
現地5月9日(日本時間10日)、レッドソックスの吉田正尚は敵地で行われたブレーブス戦に「2番・レフト」で先発出場。この日は5打数無安打に終わり、連続安打試合の記録は「16」でストップした。
この日は当たりがでなかったものの、現地4月20日(日本時間21日)以降、打率・438、5本塁打でメジャートップの16試合連続安打を記録するなど大爆発。現地5月7日(日本時間8日)にMLBが発表した週間MVPでは吉田が初受賞するなど、驚異的な打棒でチームを牽引した。
【動画】吉田正尚が5月2日(日本時間3日)ブルージェイズ戦で菊池雄星から放った衝撃5号ソロの映像
“マッチョマン”の大活躍には賛辞が止まない。MLB公式は「ヨシダは本物か?高度なスタッツが示しているのはこうだ」のタイトルで記事を配信した。
記事では打率1割台と低迷していた4月中旬の成績と、16試合連続安打を記録した時期の数字を比較し、吉田の変化に着目。「ヨシダは40本のホームランを打つ選手ではないかもしれないが、ここ数週間、安定したコンタクトを持続的に行う兆候を見せており、キャリアをスタートさせた頃とは比べ物にならないほどである」と、16試合連続安打を記録するなど安打を量産し、打率を3割台に向上させた吉田のコンタクト力を称賛。
さらに、「ヨシダの三振率は8・5%で、これは100回以上登板した188人の選手の中で4番目に低い割合だ。ストライクゾーン外の球を追いかけた割合は21・8%で、MLB平均の28・4%を大きく下回っている」と三振率の低さと選球眼の高さを数値で紹介し、「全球種に拡大しても、ヨシダのコンタクト力は際立っている」と伝えた。NPBでも“三振をしない打者”として認識されていた吉田だが、その能力はMLBの舞台でも発揮しているようだ。
同メディアは記事の最後に「もしこのまま、ヨシダの活躍が続くのであれば、ボストンが彼に投資した金額が、適正な価値であったということを証明するかもしれない」と記載している。
連続安打試合の記録は途切れたものの、“マッチョマン”のバットからは今後も目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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