『Patience』を心に刻んで 相棒からの助言で畑岡奈紗が徹底した“自分コントロール”
畑岡奈紗はキャディとしっかり話しながら6位タイで決勝ラウンドに進出(撮影:ALBA)
<コグニザント・ファウンダーズカップ 2日目◇10日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>
急激に気温が下がり、時折、雨も降るタフなコンディションのなか、畑岡奈紗はガマンにガマンを重ねた。すると最後は18番で“ご褒美”が。1つアンダーに潜れるバーディがやってきた。「きょうはなかなか伸ばしにくいかなとキャディさんとも話していて、イーブンで終われればいいと思っていた。ガマンが最後のバーディにつながってすごくよかったです」。順位は初日の18位から、トップ10内の6位と大きくジャンプアップした。
“まさか”とも思えるような寒さ。この日は白のニットを着用してのラウンドだったが、これは「フロリダが暑くて、これしか持ってきていないんです」と話す唯一の生命線でもあった。言葉からも伝わってくるように、まずはスコアを落とさないことが第一。そのなかで伸ばしたのだから、価値ある「71」だ。
今週は「娘さんの大学の卒業式」があるため、エースキャディのグレッグ・ジョンストン氏はお休み。代わりにアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)らのバッグを担いできたベテラン、テリー・マクナマラ氏が務める。そんな二人の間では、ラウンド中にこんなやり取りがあったことが明かされる。
相棒からのアドバイスは、『バーディが取れない時に、取れにいってしまうと逆にミスにつながる』。そして「“Patience(ガマン)”と何回も言われました」。その一言を心に刻み、チャンスを1つでも生かせればいい、と割り切った。「もったいないボギーはありましたけど、それ以上に最後のバーディに良い感じにつなげられました」。はやる気持ちが出てきても不思議ではないが、それをグッとこらえるセルフコントロール術も光った。
「長くキャディをやられていて、ふたり(グレッグ、テリー両氏)ともいい選手や強い選手についてきている。勝ち方を分かっていて勉強になる部分はあります」。二人三脚、歩みを進めていることが伝わってくる言葉でもある。そして週末もやることは変わらない。「グリーン上でチャンスを多く決められるようにしたい」。2022年4月にロスで挙げた勝利が、最後の優勝。百戦錬磨の相棒とともに、2年ぶりのトロフィーを目指してトップとの9打差を追いかける。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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