「後戻りできないので」 吉田優利はスイング改善に日々進歩
吉田優利の調子が上がってきた(撮影:ALBA)
<コグニザント・ファウンダーズカップ 3日目◇11日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>
前日とは一転、太陽が出ておだやかな天候になったムービングデーに、吉田優利はスコアを伸ばした。3バーディ・1ボギーの「70」をマークしトータル2アンダー。48位タイから31位タイへと順位を上げた。
2オンを狙った2番パー5で、グリーン手前からのアプローチがカップに跳ねられるも“お先”のバーディ。5番ではアイアンでの2打目を80センチにつけて2つめのバーディを奪った。そこからチャンスにつけきれず、耐える時間が続き、11番でバーディが来たものの12番でボギー。そして終盤はアプローチでしのいだ。
「(アプローチは)まだイメージにはほど遠くて、スコアを作るのに精一杯。ビタッと寄ってこないし、ボギーも出ないようにしないといけない。そのバランスを見ながらゴルフができていると思う」
パーオンは2日目の10回から12回に増えたが、乗せるだけでなく、やはりチャンスにつけたい。「ショートゲームがよくて拾えているので、あとは“ショットつき”待ちかな。こういう形を続けていられればいい」と、日本の“リカバリー女王”は自信のある小技の強みを生かしながら、いまの課題に向き合っている。
「昔みたいなスイングになりたいんじゃなくて、新しく改善していきたい。後戻りできないので、この状態をさらによくするしかない」。同地はフェアウェイが狭く、グリーンもアンジュレーションがあって狙いどころは狭い。視覚からの情報に乱されて、ショットがズレてしまうことも多い。「いらない情報がスイングに反映されてしまうタイプ。うまくガマンできたら」と改善に向けて話す。
リシャッフル(出場優先順位の見直し)に向けて後がない状況。突破するためには上位フィニッシュが求められるが、「トップ10にいまは入れないっていうのが、自分で客観的に見ても分かる」と、今季自身4試合目の中で状態はまだ上がり切っていない。いまは自分ができる最善のゴルフをすることが第一。とはいえ、トップ10入りまで現在3打差。その背中は決して遠くはないはずだ。(文・笠井あかり)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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