カッレ・ロバンペラ「この勝利を長い間待ち望んでいた」/WRC第5戦ポルトガル デイ3後コメント
5月14日、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日はSS16“パレデス”、SS17“ファフェ1”、SS18“カベセイラス・デ・バスト”、そしてパワーステージに設定されたSS19“ファフェ2”という計4本のスペシャルステージが行われ、デイ1から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。大会2連覇を果たすとともに、2023年シーズン初勝利を挙げた。そんな第5戦ポルトガルの全日程を戦い終えたラリー1各陣営より、ドライバーコメントが届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/総合4位
「全体的に厳しい週末だったのは確かだ。かなり苦戦していた。とにかくここからどう進めるか理解することがすべてだった」
「これは僕にとってこのマシンでの2回目のグラベル(未舗装路)ラリーだ。メキシコでは完全に自信を持つことができなかったし、何が欠けているのか把握するのが難しかった」
「だけど、今週末は多くのことを理解できたから、今では前進するために充分な情報を得たと思う」
●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/総合32位
「ペースの面では、僕たちのパフォーマンスはすでに強力だと思う。金曜日と土曜日のペースはよかった。昨年のセットアップに戻したところ、走行中の感触がよくなったんだ」
「SS1ではベストタイムを出し、トップ3を争うことができた。でも残念ながら土曜日の小さなミスが重大なことになってしまった。残念だが、生憎これもラリーの一部なんだ」
「僕たちにペースがあることは確信しているから、次回以降のラリーでは正しい結果が出るだろう」
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合5位
「要するにこれがラリーというものなんだ。多くの浮き沈みがあるということだ。これはスポーツとは言わないまでも、世界でもっとも残酷なモータースポーツのひとつだ。時にはこういう状況に直面しなければならないが、決して容易いことではない」
「マルティン(・ウィダグ/コドライバー)と僕は多くのエネルギーと努力を注ぎ込んだが、ほんの少しのポイントと期待外れの結果を持ち帰るだけとなったので、とてもがっかりしている。ラリーは完全に終わるまで終わりではない。僕たちは今日、代償を支払った」
「主催者には感謝の気持ちを伝えたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。そして観客たちもね。彼らは完璧だったから、少なくとも楽しむことはできたよ。忘れたい週末だ。次のサルディニアで何ができるか見ていこう」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合3位
「僕たちチームにとって、技術的な問題という点では最終日はトラブルが多すぎた。終わり間近のところで、ティエリー(・ヌービル)と僕のふたりにとってはそうだった。最終ステージの最後から2kmのところで、僕たちにもターボの問題が出たんだ」
「全体的には良い週末だった。一貫性のある力強い走りができたし、他に問題はなかった。総合2位と3位というのはチームにとって素晴らしい結果だ。今日は重要なマニュファクチャラーズポイントも獲得した」
「チームはまた問題が起きないように、トラブルについて慎重に調査をすると確信しているし、次のラウンドではもっと良い結果を出せるように改善できるだろう」
●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合2位
「表彰台を獲得できてとてもうれしい。特に昨日のパフォーマンスは満足のいくものだった。午前中はあまり調子がよくなっかたが、午後はペースをつかむことができ、最高のフィーリングだった」
「クレイグ(・ブリーン)、これは君のものだよ。僕たちは素晴らしいドライビングができたと思うから、彼に感謝しなければ。彼はラリーの間ずっと僕と一緒にいて、僕を限界までプッシュさせてくれた。この表彰台を彼の両親に捧げたい。僕はこのヘルメットを彼のためにかぶると、彼らに約束したからね。心から感謝している」
「また、ここポルトガルのファンはいつものとおり素晴らしかった。走行中も彼らの応援を間違いなく感じることができた。スウェーデンの後にクレイグに電話して、彼がすごく速かったと伝えたことを覚えている。彼は『今では君はプレッシャーを感じているだろう!』と言った。クレイグ、僕は戻ってきたよ」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合優勝
「この勝利を長い間待ち望んでいた。困難な週末もあったけど、クリーンにラリーウイークを戦い、いい走りができた時は勝負できるとずっと思っていた。ここポルトガルでふたたび優勝し、トップに返り咲くことができて本当に嬉しく思っている」
「攻めの姿勢を貫いてきたヨンネ(・ハルットゥネン/コドライバー)とチーム全員に感謝したい。今週末はクルマのフィーリングが良く、ハードにプッシュすることができた」
「次のラリーでは出走順がトップになってしまう可能性が高いと分かっていたので、パワーステージではできるだけ多くのポイントを獲得したいと考えていた。ステージでの走りは完璧ではなかったが、内容的には充分だったので満足している(編注:見事ベストタイムを記録。ボーナスの5ポイントを獲得した)。次のサルディニアはさらに大変になると思うけど、この調子を維持して頑張りたい」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合33位
「金曜日に問題が起きた後は、とても難しい週末になりました。今回のラリーには大きな期待を寄せていたので、本当に落胆しましたが、このようなこともたまに起こるものです」
「その後は将来に向けてより多くの経験を積み、何かを学ぼうと試みました。出走順一番手でステージを走るのは決して簡単ではありませんでしたが、クルマのフィーリングは素晴らしく、チームとエンジニアは本当にいい仕事をしてくれたと思います」
「パワーステージでは、先に走ったクルマの轍が狭かったので、ある程度自分でラインを刻みながら走らなくてはなりませんでしたが、それでもタイムは悪くありませんでした」
「ラリーを走りきり、チームのためにポイントを獲得できて良かったです。チームのサポートに心から感謝し、カッレとヨンネの勝利を祝福したいと思います」
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