関根貴大「苦しい時間」過ごした海外初年度は公式戦2試合のみ、移籍も視野「より良い選択を」
サッカーキング2018年5月17日(木)8時56分
ドイツでの初年度を終えて帰国した関根
インゴルシュタットに所属する関根貴大が16日にドイツから帰国。取材に応じた。
今シーズン、初の海外挑戦の地としてドイツ2部を選んだ関根だったが、公式戦はリーグ戦とカップ戦に1試合ずつ出場したのみ。ベンチ外となる試合も多く、2018年に入ってからはベンチ入りする試合こそ増えたものの、出場機会は与えられなかった。
「悔しい」シーズンと振り返った関根。2017年8月20日のレーゲンスブルク戦での途中出場がデビュー戦となったが、直後にマイク・ヴァルプルギス監督が開幕3連敗の責任を取る形で解任されると、シュテファン・ライトル新監督が就任した。この監督交代が関根にとって「大きかった」と語る要因となる。
その後は出番が与えられず「シーズン通して、自分もずっと悪かったわけではないので。その中でなかなか試合に出してもらえず、苦しい時間が過ぎていった感じがします。これだけ試合に出ないことは初めてだったので、モチベーションを保つのが難しかったです」と、1年通じて困難な状況であったと話す。
出番が得られない状況を問うためにライトル監督とも話したが、「(改善点・求められていることは)特に言われませんでした。なんでだろうという気持ちはありました」と、モヤモヤした気持ちも晴れない状況が続いた。インゴルシュタットは9位で今シーズンを終えたが、「チーム成績もあまり良くなかった中で、なんで攻撃の選手にチャンスが回ってこないんだろうという気持ちは正直持ってやっていました」と、心境を吐露。
前半戦では主に4-1-4-1のシャドー、後半戦では4-2-3-1のサイドハーフを務める中、「自分の持ち味は出そうと思っていました」とフィジカル勝負ではない、ポジショニングなどで良さをアピールすることを心掛けたものの、「そういうサッカーが求められていたわけではなかったので、最初はそこに合わせていくのが難しかったです。最後の方は割り切って、自分のできることをやっていましたけど、そこでもチャンスをもらえませんでした」と、ピッチ上での試行錯誤も続いたようだ。
初の海外挑戦で得たものは少しでもあったかを問われると、「正直、この状況で得たものと自信を持って言えるものはないです。試合に出ることで何が成長したかがわかると思いますし、練習だけで、『これができるようになった』と言えるものでもないと思うので。この1年がどういうものになっているのかは、正直試合に出て、どれだけ変わっている自分がいるのかを、来シーズン示さないといけないのかなと思います」と、回答。
来シーズンはライトル監督の続投も決まっているため、「よりチャンスがあるチームには行きたいと思います。より良い選択をしたいです。1年間試合に出られず、それがもう1年続くわけにはいかないので、そこは慎重になりたいです」と、試合に出ていないので、声がかかるかわからないと前置きしつつ、正直な気持ちを口にし、「来シーズン、試合に出ることで、この1年が無駄ではなかったということになると思いますが、この状況が続いてしまうのであれば、この決断は間違っていたのかもしれません。そういうネガティブな方向にならないように頑張っていきたいと思います」と、顔を上げ、来シーズンからの巻き返しを誓っている。
今シーズン、初の海外挑戦の地としてドイツ2部を選んだ関根だったが、公式戦はリーグ戦とカップ戦に1試合ずつ出場したのみ。ベンチ外となる試合も多く、2018年に入ってからはベンチ入りする試合こそ増えたものの、出場機会は与えられなかった。
「悔しい」シーズンと振り返った関根。2017年8月20日のレーゲンスブルク戦での途中出場がデビュー戦となったが、直後にマイク・ヴァルプルギス監督が開幕3連敗の責任を取る形で解任されると、シュテファン・ライトル新監督が就任した。この監督交代が関根にとって「大きかった」と語る要因となる。
その後は出番が与えられず「シーズン通して、自分もずっと悪かったわけではないので。その中でなかなか試合に出してもらえず、苦しい時間が過ぎていった感じがします。これだけ試合に出ないことは初めてだったので、モチベーションを保つのが難しかったです」と、1年通じて困難な状況であったと話す。
出番が得られない状況を問うためにライトル監督とも話したが、「(改善点・求められていることは)特に言われませんでした。なんでだろうという気持ちはありました」と、モヤモヤした気持ちも晴れない状況が続いた。インゴルシュタットは9位で今シーズンを終えたが、「チーム成績もあまり良くなかった中で、なんで攻撃の選手にチャンスが回ってこないんだろうという気持ちは正直持ってやっていました」と、心境を吐露。
前半戦では主に4-1-4-1のシャドー、後半戦では4-2-3-1のサイドハーフを務める中、「自分の持ち味は出そうと思っていました」とフィジカル勝負ではない、ポジショニングなどで良さをアピールすることを心掛けたものの、「そういうサッカーが求められていたわけではなかったので、最初はそこに合わせていくのが難しかったです。最後の方は割り切って、自分のできることをやっていましたけど、そこでもチャンスをもらえませんでした」と、ピッチ上での試行錯誤も続いたようだ。
初の海外挑戦で得たものは少しでもあったかを問われると、「正直、この状況で得たものと自信を持って言えるものはないです。試合に出ることで何が成長したかがわかると思いますし、練習だけで、『これができるようになった』と言えるものでもないと思うので。この1年がどういうものになっているのかは、正直試合に出て、どれだけ変わっている自分がいるのかを、来シーズン示さないといけないのかなと思います」と、回答。
来シーズンはライトル監督の続投も決まっているため、「よりチャンスがあるチームには行きたいと思います。より良い選択をしたいです。1年間試合に出られず、それがもう1年続くわけにはいかないので、そこは慎重になりたいです」と、試合に出ていないので、声がかかるかわからないと前置きしつつ、正直な気持ちを口にし、「来シーズン、試合に出ることで、この1年が無駄ではなかったということになると思いますが、この状況が続いてしまうのであれば、この決断は間違っていたのかもしれません。そういうネガティブな方向にならないように頑張っていきたいと思います」と、顔を上げ、来シーズンからの巻き返しを誓っている。
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