【札幌vs清水プレビュー】本拠地で昨季の再現を狙いたい札幌…清水は9試合ぶりの白星でトンネル脱出なるか
サッカーキング2021年5月21日(金)23時43分
[写真]=宮地輝、兼子愼一郎
■北海道コンサドーレ札幌 攻撃陣は守備陣の奮闘に結果で応えられるか
【プラス材料】
前節の川崎フロンターレ戦は相手がロングボールを織り交ぜてきたため、ハイプレスはなかなか機能しなかった。その分、相手のボール保持率を下げることに成功し、首位を独走するチームと互角に渡り合うことができた。川崎Fを相手にしっかりとボールを動かしながらチャンスメイクすることができたという事実は、無得点に終わったものの、大きな手応えとなったはずだ。
そして、川崎Fには敗れたが、水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ第6節では鹿島アントラーズを相手にスコアレスドロー。勝利すれば逆転での1位通過となっていたため、悔しい結果ではあるものの、好調の鹿島を相手に負けなかったことは価値があるはずだ。
また、鹿島は新体制になってから初の無得点だったため、とりわけ守備陣の奮闘が光ったと言えそうだ。これはリーグ戦にもつながり得るプラス要素だろう。
【マイナス材料】
今節に向けてのマイナス要素というわけではないが、川崎Fに善戦してもなお、現在13位という現実は横たわる。得点ランキングトップのFWアンデルソン・ロペスがいるにもかかわらず2桁順位というのは、守備に問題があるか、試合運びに問題があると見るのが妥当だろう。
川崎F戦を振り返れば、失点したのは後半開始早々の49分と後半アディショナルタイムという試合の中で重要な時間帯。しかも、どちらも相手選手にノーマークでシュートを打たれてしまった。そう考えていくと、守備と試合運びの両方に課題が残っていると見るべきか。
また、終盤にパワープレーで存在感を示すFWジェイが体調不良によりルヴァンカップの鹿島戦を欠場。今節に向けて、どれだけコンディションが整っているのか。ここもマイナス要素になり得る。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 安定していた守備が崩壊気味。“10番”の完全復活が待たれる
【プラス材料】
FWカルリーニョス・ジュニオが負傷から復帰したことは、得点力不足に苦しむチームにとってプラス材料だ。出場した直近の2試合では得点に絡むプレーはまだなかったが、コンディションは徐々に上がってくるはず。次第にチャンスメイクでも、フィニッシュでも力を発揮することが期待できる。
同様にケガから復帰したDF片山瑛一が先発できるコンディションになり、水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ第6節の横浜F・マリノス戦で加入後初得点を決めたことも大きい。彼が攻守両面でもたらす安定感は他に代えがたいものがあり、チームが苦境を乗り越えるために力を発揮するはずだ。
また、片山のゴールは久しぶりのセットプレーからの得点だった。昨季セットプレーのキッカーとして多くの得点をアシストしたMF西澤健太が、今季初めてその形を作ったこともプラス材料と言える。
【マイナス材料】
リーグ戦では8試合勝利がなく、前節の名古屋グランパス戦は内容的にも圧倒されて0-3の完敗。ルヴァンカップの横浜FM戦でも完全にボールを支配されて1-5の大敗と、苦しい戦いが続いている。
相手に押し込まれた中でボールを奪っても、その瞬間に相手が前から厳しくプレスをかけてくるとビルドアップがうまくできず、すぐにボールを奪い返されて再び押し込まれるという展開が多くなっている。そのため、自陣の深い位置で守る時間が長くなっているのが直近の2試合の傾向だ。今節戦う北海道コンサドーレ札幌も前から強いプレスをかけてくることが予想されるので、そこをどう修正するかに注目したい。
また、ルヴァンカップの横浜FM戦と名古屋戦以前は守備が安定してきていたが、それも崩れてきたのが痛いところ。セットプレーからの失点もなかなか減らせておらず、逆にそこも札幌の武器なので懸念材料と言える。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
前節の川崎フロンターレ戦は相手がロングボールを織り交ぜてきたため、ハイプレスはなかなか機能しなかった。その分、相手のボール保持率を下げることに成功し、首位を独走するチームと互角に渡り合うことができた。川崎Fを相手にしっかりとボールを動かしながらチャンスメイクすることができたという事実は、無得点に終わったものの、大きな手応えとなったはずだ。
そして、川崎Fには敗れたが、水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ第6節では鹿島アントラーズを相手にスコアレスドロー。勝利すれば逆転での1位通過となっていたため、悔しい結果ではあるものの、好調の鹿島を相手に負けなかったことは価値があるはずだ。
また、鹿島は新体制になってから初の無得点だったため、とりわけ守備陣の奮闘が光ったと言えそうだ。これはリーグ戦にもつながり得るプラス要素だろう。
【マイナス材料】
今節に向けてのマイナス要素というわけではないが、川崎Fに善戦してもなお、現在13位という現実は横たわる。得点ランキングトップのFWアンデルソン・ロペスがいるにもかかわらず2桁順位というのは、守備に問題があるか、試合運びに問題があると見るのが妥当だろう。
川崎F戦を振り返れば、失点したのは後半開始早々の49分と後半アディショナルタイムという試合の中で重要な時間帯。しかも、どちらも相手選手にノーマークでシュートを打たれてしまった。そう考えていくと、守備と試合運びの両方に課題が残っていると見るべきか。
また、終盤にパワープレーで存在感を示すFWジェイが体調不良によりルヴァンカップの鹿島戦を欠場。今節に向けて、どれだけコンディションが整っているのか。ここもマイナス要素になり得る。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 安定していた守備が崩壊気味。“10番”の完全復活が待たれる
【プラス材料】
FWカルリーニョス・ジュニオが負傷から復帰したことは、得点力不足に苦しむチームにとってプラス材料だ。出場した直近の2試合では得点に絡むプレーはまだなかったが、コンディションは徐々に上がってくるはず。次第にチャンスメイクでも、フィニッシュでも力を発揮することが期待できる。
同様にケガから復帰したDF片山瑛一が先発できるコンディションになり、水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ第6節の横浜F・マリノス戦で加入後初得点を決めたことも大きい。彼が攻守両面でもたらす安定感は他に代えがたいものがあり、チームが苦境を乗り越えるために力を発揮するはずだ。
また、片山のゴールは久しぶりのセットプレーからの得点だった。昨季セットプレーのキッカーとして多くの得点をアシストしたMF西澤健太が、今季初めてその形を作ったこともプラス材料と言える。
【マイナス材料】
リーグ戦では8試合勝利がなく、前節の名古屋グランパス戦は内容的にも圧倒されて0-3の完敗。ルヴァンカップの横浜FM戦でも完全にボールを支配されて1-5の大敗と、苦しい戦いが続いている。
相手に押し込まれた中でボールを奪っても、その瞬間に相手が前から厳しくプレスをかけてくるとビルドアップがうまくできず、すぐにボールを奪い返されて再び押し込まれるという展開が多くなっている。そのため、自陣の深い位置で守る時間が長くなっているのが直近の2試合の傾向だ。今節戦う北海道コンサドーレ札幌も前から強いプレスをかけてくることが予想されるので、そこをどう修正するかに注目したい。
また、ルヴァンカップの横浜FM戦と名古屋戦以前は守備が安定してきていたが、それも崩れてきたのが痛いところ。セットプレーからの失点もなかなか減らせておらず、逆にそこも札幌の武器なので懸念材料と言える。
文:totoONE編集部
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