“追い抜きが難しい”というF1ドライバーの意見にアストンマーティンTDが異議「そのようなデータは見ていない」
アストンマーティンのテクニカルディレクターを務めるダン・ファローズは、F1のオーバーテイクはふたたび難しくなったという主張を裏付けるデータは見当たらないと述べている。
先月の退屈なF1第4戦アゼルバイジャンGP以来、F1ドライバーの間では今シーズンは昨年に比べてオーバーテイクが難しくなっているというということで意見の一致を見た。この問題は、多くのコースで2022年よりDRSゾーンを短くするというFIAの決定によって悪化した。
昨年刷新されたF1レギュレーションではグラウンドエフェクトエアロダイナミクスが導入され、当初はドライバーたちはより接近して競り合い、多くのオーバーテイクのチャンスを得ることができた。しかしF1エンジニアがルールを解釈するにつれてダウンフォースはふたたび大きくなる傾向にあり、現行スペックのデザインは結果として多くの乱気流を生み出すことになった。
だがファローズは、F1ドライバーからの懸念の声を認めながらも、オーバーテイクの現実については依然として疑問を持っており、関連するデータを見たいと考えている。
「話は聞いているが、これまでのところオーバーテイクが難しくなったというデータは何も目にしていない」とファローズは最近マイアミで語った。
「ドライバーたちは彼らの意見を持っている。我々は互いに少し違う仕様でマシンを走らせているのを目にしていると思うが、それが明らかに違いを生んでいると思う」
「これまで数レースがあったが、話をするのは少し早すぎるかもしれない」
ファローズは、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフが言うように、バクーの“退屈な”車列について否定しなかった。一方でファローズは、いくつかの会場では、適切なオーバーテイクのチャンスも目撃したという。
「バクーについては話が出ているが、我々はこれまでのレースでオーバーテイクのチャンスを目にしたと思う」
「確かにコースによる特性がある。モナコは極端な例だが、予選で最大限のマシン性能を引き出さなければならないコースがあることはわかっている。レース中のオーバーテイクのチャンスが限られているからだ」
「それは今年もすべてのコースで続くだろうが、オーバーテイクしやすいところとそうでないところは常に存在するだろう」
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