イニエスタ神戸加入で沸くJリーグ、歴代スペイン人選手を振り返る
サッカーキング2018年5月24日(木)18時18分
歴代スペイン人Jリーガーたち [写真]=J.LEAGUE
アンドレアス・イニエスタがヴィッセル神戸に加入することが決まり、フェルナンド・トーレスもサガン鳥栖へ入団することが囁かれている。ワールドカップ優勝を経験したスペインのレジェンドたちの相次ぐ移籍報道に、日本サッカー界は大いに沸いている。スペイン人Jリーガーの存在は今でこそ珍しくはないが、1999年にベギリスタインが浦和レッズを退団し、2015年にサンダサがFC東京に入団するまでの15年間、Jリーグでは一人もスペイン人がプレーしていなかった。
90年代後期、かつてバルセロナの黄金期を築いたサリナスやベギリスタインらが日本でキャリアの最後の花を咲かせていたのだが、当時のJリーグはバブルが弾けて人気が停滞しており、また、他にも代表歴のある大物助っ人が多数存在していたこともあって、大きな話題にならなかった印象だ。
そんな時代に、終止符が打たれつつある。近年、スペインのアンダー世代の代表経験者たちが、相次いでJ2でのプレーを選択した。日本代表の躍進、グローバル化の波もあって、ようやくJリーグの存在が世界でも認知されはじめてきた。DAZNマネーにより先行投資が可能になった。イニエスタやトーレスの加入は、そうした流れの延長線上にある。そこで今回、「太陽の国」から「日出ずる国」にやって来た歴戦の勇士たちに、改めてフォーカスしてみよう。
MFベギリスタイン
1997年〜1999年/浦和レッズ:リーグ戦通算61試合出場・16ゴール
クライフ率いる黄金期のバルセロナでもプレーした左利きのドリブラー。浦和ではルーキーだった小野伸二らとクリエイティな中盤を形成した。「チキ」の愛称を持つ。
FWサリナス
1997年〜1998年/横浜マリノス:リーグ戦通算47試合・34ゴール
黄金期のバルセロナの一員で、3度のワールドカップに出場した世界的ストライカー。横浜では城彰二と強力な2トップを形成し、リーグ戦8試合連続ゴールを記録した。
MFパブロ
1997年〜1998年/アビスパ福岡所属:リーグ戦17試合出場・3ゴール
クライフ政権下のバルセロナでデビューし、トップ出場は3試合ながらサリナスやベギリスタインらとプレーした。ただし、日本では際立った成績は残せなかった。
MFゴイコエチェア
1998年/横浜マリノス:リーグ戦通算23試合出場・0ゴール
94年ワールドカップで2ゴールを挙げるなどインパクトを残した右サイドのスペシャリスト。横浜ではバルサ時代の盟友サリナスとホットラインを形成した。
DFトーマス
1998年/ヴィッセル神戸所属:リーグ戦通算17試合出場・1ゴール
バルセロナ出身。黄金期のバルセロナでキャリアをスタートさせたセンターバック。1999年のJ1参入決定戦ではヘディングでゴールを挙げ、神戸のJ1参入に貢献した。
FWサンダサ
2015年〜2016年/FC東京:リーグ戦通算9試合出場・0ゴール
Jリーグでは今ひとつだった大型ストライカーだが、2017年に母国の古巣ジローナに復帰すると、クラブ史上初の一部昇格に貢献した。現在は中国の青島黄海でプレーしている。
FWファンマ
2017年〜/V・ファーレン長崎所属:リーグ戦45試合出場・13ゴール(第15節終了時点)
バレンシア出身、ギリシャやスコットランドなど国外でのプレー経験が豊富なストライカー。昨季J2で11ゴールを挙げ、長崎のJ1初昇格に大きく貢献した。
MFミゲル・パジャルド
2017年/V・ファーレン長崎所属:リーグ戦4試合出場・0ゴール
バレンシアのカンテラ育ち。セスク・ファブレガスやシシーニョらと共に2003年U-17ワールドカップで準優勝に輝いた実績を持つが、Jリーグには馴染めなかった。
FWカルロス・マルティネス
2017年〜/東京ヴェルディ:リーグ戦通算28試合出場・2ゴール(第14節終了時点)
バルセロナ出身。弁護士の資格を持つインテリ・ストライカー。幼少期にイニエスタとともにバルサの下部組織であるラ・マシアプレーした経験を持ち、彼とは友人の間柄。
MFシシーニョ
2017年/FC岐阜、2018年〜/徳島ヴォルティス:リーグ戦通算53試合出場1ゴール(第15節終了時点)
ユース時代に年代別代表に選ばれ、同じバレンシアの下部組織で育ったダビド・シルバと研鑽を積んだ。韓国やギリシャを経て、華麗なテクニックでJ2を沸かせている。
GKビクトル
2017年〜/FC岐阜:リーグ戦通算57試合出場・0ゴール(第15節終了時点)
シシーニョに次ぐ二人目のスペイン人として岐阜に加入し、191センチの長身を生かしてビッグセーブを連発。昨年はJ2リーグ全42試合にフル出場など不動の地位を築く。
MFオスマル
2018年〜/セレッソ大阪:リーグ戦通算7試合出場・0ゴール(第15節終了時点)
192センチの長身でボランチとセンターバックを同レベルでこなす。Kリーグで140試合に出場した実績を引っ提げ、今年、鳴り物入りでセレッソに加入した。
※二重国籍者を除く
90年代後期、かつてバルセロナの黄金期を築いたサリナスやベギリスタインらが日本でキャリアの最後の花を咲かせていたのだが、当時のJリーグはバブルが弾けて人気が停滞しており、また、他にも代表歴のある大物助っ人が多数存在していたこともあって、大きな話題にならなかった印象だ。
そんな時代に、終止符が打たれつつある。近年、スペインのアンダー世代の代表経験者たちが、相次いでJ2でのプレーを選択した。日本代表の躍進、グローバル化の波もあって、ようやくJリーグの存在が世界でも認知されはじめてきた。DAZNマネーにより先行投資が可能になった。イニエスタやトーレスの加入は、そうした流れの延長線上にある。そこで今回、「太陽の国」から「日出ずる国」にやって来た歴戦の勇士たちに、改めてフォーカスしてみよう。
MFベギリスタイン
1997年〜1999年/浦和レッズ:リーグ戦通算61試合出場・16ゴール
クライフ率いる黄金期のバルセロナでもプレーした左利きのドリブラー。浦和ではルーキーだった小野伸二らとクリエイティな中盤を形成した。「チキ」の愛称を持つ。
FWサリナス
1997年〜1998年/横浜マリノス:リーグ戦通算47試合・34ゴール
黄金期のバルセロナの一員で、3度のワールドカップに出場した世界的ストライカー。横浜では城彰二と強力な2トップを形成し、リーグ戦8試合連続ゴールを記録した。
MFパブロ
1997年〜1998年/アビスパ福岡所属:リーグ戦17試合出場・3ゴール
クライフ政権下のバルセロナでデビューし、トップ出場は3試合ながらサリナスやベギリスタインらとプレーした。ただし、日本では際立った成績は残せなかった。
MFゴイコエチェア
1998年/横浜マリノス:リーグ戦通算23試合出場・0ゴール
94年ワールドカップで2ゴールを挙げるなどインパクトを残した右サイドのスペシャリスト。横浜ではバルサ時代の盟友サリナスとホットラインを形成した。
DFトーマス
1998年/ヴィッセル神戸所属:リーグ戦通算17試合出場・1ゴール
バルセロナ出身。黄金期のバルセロナでキャリアをスタートさせたセンターバック。1999年のJ1参入決定戦ではヘディングでゴールを挙げ、神戸のJ1参入に貢献した。
FWサンダサ
2015年〜2016年/FC東京:リーグ戦通算9試合出場・0ゴール
Jリーグでは今ひとつだった大型ストライカーだが、2017年に母国の古巣ジローナに復帰すると、クラブ史上初の一部昇格に貢献した。現在は中国の青島黄海でプレーしている。
FWファンマ
2017年〜/V・ファーレン長崎所属:リーグ戦45試合出場・13ゴール(第15節終了時点)
バレンシア出身、ギリシャやスコットランドなど国外でのプレー経験が豊富なストライカー。昨季J2で11ゴールを挙げ、長崎のJ1初昇格に大きく貢献した。
MFミゲル・パジャルド
2017年/V・ファーレン長崎所属:リーグ戦4試合出場・0ゴール
バレンシアのカンテラ育ち。セスク・ファブレガスやシシーニョらと共に2003年U-17ワールドカップで準優勝に輝いた実績を持つが、Jリーグには馴染めなかった。
FWカルロス・マルティネス
2017年〜/東京ヴェルディ:リーグ戦通算28試合出場・2ゴール(第14節終了時点)
バルセロナ出身。弁護士の資格を持つインテリ・ストライカー。幼少期にイニエスタとともにバルサの下部組織であるラ・マシアプレーした経験を持ち、彼とは友人の間柄。
MFシシーニョ
2017年/FC岐阜、2018年〜/徳島ヴォルティス:リーグ戦通算53試合出場1ゴール(第15節終了時点)
ユース時代に年代別代表に選ばれ、同じバレンシアの下部組織で育ったダビド・シルバと研鑽を積んだ。韓国やギリシャを経て、華麗なテクニックでJ2を沸かせている。
GKビクトル
2017年〜/FC岐阜:リーグ戦通算57試合出場・0ゴール(第15節終了時点)
シシーニョに次ぐ二人目のスペイン人として岐阜に加入し、191センチの長身を生かしてビッグセーブを連発。昨年はJ2リーグ全42試合にフル出場など不動の地位を築く。
MFオスマル
2018年〜/セレッソ大阪:リーグ戦通算7試合出場・0ゴール(第15節終了時点)
192センチの長身でボランチとセンターバックを同レベルでこなす。Kリーグで140試合に出場した実績を引っ提げ、今年、鳴り物入りでセレッソに加入した。
※二重国籍者を除く
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