「現実が残酷だっただけ」世界1位の猛者に立ち向かった早田ひなを中国メディアは激賞!「最強の相手に昇格」【世界卓球】
孫に積極果敢に立ち向かった早田。その健闘ぶりは大きな賞賛を集めている(C)Getty Images
当代最強の牙城は、快進撃を続けてきた日本のエースでも崩せなかった。現地時間5月27日に南アフリカのダーバンで行なわれた卓球の世界選手権の女子シングルス準決勝で、世界ランク10位の早田ひな(日本生命)は同1位の孫穎莎(中国)に1-4で敗戦。惜しくも決勝進出を逃した。
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準々決勝で世界ランク3位の王芸迪(中国)をフルゲームにまで及んだ死闘の末に破っていた早田。日本人では2017年の平野美宇以来のメダルを確定させた彼女だったが、「世界で最も強い」と称される猛者はやはり強かった。
序盤からスピーディーかつ力強いフォアで圧倒した孫は、立て続けに3ゲームを連取。4ゲーム目こそ早田が11-5で取り返して一矢を報いたが、第5ゲームは孫がリスクを背負って攻め立てて11-8で奪取。終わってみれば、ゲームカウント4-1と圧倒的な内容だった。
試合後のフラッシュインタビューで「上には上がいる」と悔し涙を流した早田。しかしながら、“卓球大国”が誇る大エースに猛然と立ち向かった彼女の健闘ぶりには、中国メディアも賛辞を惜しまない。
中国のスポーツメディア『Sohu』は「世界一の剣は鋭利だ。孫穎莎は早田を圧倒した」とし、母国のエースを称えたうえで「王芸迪を破って自信を身に着けた早田は最後まで貪欲に立ち向かってきた。彼女は戦術的にもミスはなかった。ただ現実が残酷だっただけだ」と22歳の日本人サウスポーを称賛した。
また、『Sohu』は別の記事で「早田はあらゆる意味で伊藤美誠は超えた。彼女はすでに中国にとって最強のライバルになっている」と強調。24年に行なわれるパリ五輪に向けた代表争いで圧倒的なトップに立つ早田に対する危機感を記した。
「結局、シングルスでは敗れたが、今の彼女を日本国内で止められる者は現時点ではいない。間違いなく中国にとって最強の相手に昇格したと言っていい」
いよいよ来年に迫るパリ五輪を目前に自信を深める早田。彼女の存在は中国でも小さくないものとなってきている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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