早田ひなに衝撃 “卓球大国”中国メディアは成長ぶりに戦々恐々「追い抜かされる日は訪れるかもしれない」【アジア大会】
2023年10月4日（水）7時0分 ココカラネクスト
王を破る力強いパフォーマンスを見せた早田。自信を深める23歳の日本人に驚きの声が上がっている。(C)Getty Images
“卓球大国”をも震撼させる快進撃だった。
中国・杭州で行われているアジア大会。各競技で熱戦が繰り広げられたなかで、異彩を放った日本人のひとりが、女子卓球の早田ひな（日本生命）だった。
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もっとも、早田は世界ランク9位の実力者ではある。それでも今大会のパフォーマンスは出色だった。とりわけ圧巻だったのは女子シングルだ。惜しくも決勝で同1位の孫穎莎（中国）に完敗（1-4）を喫したものの、準決勝では同4位の王芸迪（中国）を撃破。地元の大声援に後押しされた強豪を向こうに回し、堂々たる勝利をあげていた。
成長ぶりは、“大国のエース”も認めるところだ。中国のスポーツメディア『捜狐』などの取材に応じた孫は「非常に優秀な選手だと思う」と強調。「彼女は毎回、技術的な面で次々と自分を大きく改善して、常に前進している」と早田を手放しで褒めちぎった。
無論、中国メディアも地元で見せつけられた早田の実力に太鼓判を押す。『捜狐』は「日本はパリ五輪に向けて自信を深めていることだろう。このアジア大会で早田が見せた衝撃は我々にとって前例のないものだった」と特大の賛辞を送っている。
「世界選手権で銅メダルを獲得した彼女は、その実力を示す機会を逃さなかった。中国は孫穎莎や王芸迪など優秀な選手が多くいる卓球界の最強チームだ。間違いなく技術レベルは早田と同等かそれ以上だと言える。それでも彼女は世界選手権で得た経験と飛躍的に伸びたスキルを活かし、奮闘した」
さらに同メディアは「中国の優秀な上位選手とも差はわずかなものだ。遅かれ早かれ、『そんなの無理だ』とされてきた追い抜かされる日は訪れるかもしれない」と指摘。成長著しい早田の実力を絶賛した。
文字通り卓球界に衝撃を与えた早田。パリ五輪開幕まで1年を切り、23歳に熱視線が注がれている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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