【FC東京vs広島プレビュー】原点回帰で勢いを取り戻したいFC東京…広島は長期連戦の最後を白星で飾れるか
サッカーキング2021年5月29日(土)3時45分
[写真]=小林渓太、兼子愼一郎
■FC東京 自分たちの目指すスタイルを体現して、前節の完敗を払拭できるか
【プラス材料】
第14節の柏レイソル戦と第15節のガンバ大阪戦に勝利して連勝を記録。攻守にアグレッシブな戦いを取り戻し、浮上の兆しをつかんでいた。それだけに前節の清水エスパルス戦は残念な敗戦となったが、2失点は相手のセットプレーによるもので、修正は比較的容易と言えるだろう。
また、ここ数試合はボール支配率やパス成功数も高まってきており、これまでの「速攻一辺倒」からの脱却がうかがえる。もともと2021年は「連動した形での崩し。コンビネーションプレーで得点する」ことを目指してシーズンインしたが、長谷川健太監督はその過程において「これまでに出来ていたこと、球際の強度やアグレッシブな姿勢が薄れていた時期がある。遅すぎたかもしれないが、そこに気づけたことは大きい」とも振り返る。立ち返るべきチームのベースがあることをプラス材料としたい。
【マイナス材料】
右サイドバックとして先発のメドが立っていたMF内田宅哉が清水戦で負傷。好パフォーマンスを見せていただけに、チームにとっても痛いマイナス材料だ。その不在を埋めるのはDF中村拓海か。DF岡崎慎を起用する可能性もあるが、次の試合まで3日間のインターバルしかなく、アクシデントに対応する力が試されることになる。
清水戦の失点は14分、前半アディショナルタイム、49分と時間帯が悪かった。もう一度試合への入り方を見つめ直し、要所を締める判断力や集中力を高める必要性がある。
今節はJリーグYBCルヴァンカップを含めた5連戦の締めくくりでもあり、メンバーの大きな入れ替えはないはずだが、チームコンディションは気がかりなところ。サンフレッチェ広島に対して走り負けてしまえば、勝利は見込めなくなる。
文:totoONE編集部
■サンフレッチェ広島 慣れ親しんだ布陣への変更でパフォーマンスが向上
【プラス材料】
第15節のセレッソ大阪戦は逆転勝ち、前節の浦和レッズ戦は後半アディショナルタイムのMF川辺駿のゴールによって引き分け。失点してもすぐに取り返す粘り強さを発揮して、2試合で勝ち点4を積み上げた。
「3-4-2-1」にフォーメーションを変更し、慣れ親しんだ形になったことで特に最終ラインが生き生きと躍動。不運もあって失点はしているが、具体的なピンチの数は減った。
また、サイドの位置が高くなったことで、MF柏好文やMF藤井智也といったワイドプレーヤーが仕掛ける頻度も増した。得点はセットプレーとカウンター、ミドルシュートという形ではあるが、狙いとするサイドでフットボールをする戦い方がチャンスを量産している。
【マイナス材料】
17連戦もいよいよ最後の1試合。疲労はピークに達している。
C大阪戦でも浦和戦でも、試合内容は全体として悪くなくても、運動量に問題をどうしても抱えがちだ。判断の質も落ち、ミスが増えて、相手にリズムを与えてしまう。どちらの試合もゲームの主導権を握っていたのに、ちょっとした隙を突かれて失点してしまった。この悪癖がなければ、スコアも勝ち点も違う様相になっていたはずだ。
故障者の連鎖も止まらず、せっかく戻ってきたFW永井龍も第14節の徳島ヴォルティス戦で負傷し、FC東京戦での復帰は微妙。また、浦和戦で活躍したMFハイネルも試合途中に体調不良を訴えて交代。FC東京戦に出場できるかどうかは、全く分からない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
【プラス材料】
第14節の柏レイソル戦と第15節のガンバ大阪戦に勝利して連勝を記録。攻守にアグレッシブな戦いを取り戻し、浮上の兆しをつかんでいた。それだけに前節の清水エスパルス戦は残念な敗戦となったが、2失点は相手のセットプレーによるもので、修正は比較的容易と言えるだろう。
また、ここ数試合はボール支配率やパス成功数も高まってきており、これまでの「速攻一辺倒」からの脱却がうかがえる。もともと2021年は「連動した形での崩し。コンビネーションプレーで得点する」ことを目指してシーズンインしたが、長谷川健太監督はその過程において「これまでに出来ていたこと、球際の強度やアグレッシブな姿勢が薄れていた時期がある。遅すぎたかもしれないが、そこに気づけたことは大きい」とも振り返る。立ち返るべきチームのベースがあることをプラス材料としたい。
【マイナス材料】
右サイドバックとして先発のメドが立っていたMF内田宅哉が清水戦で負傷。好パフォーマンスを見せていただけに、チームにとっても痛いマイナス材料だ。その不在を埋めるのはDF中村拓海か。DF岡崎慎を起用する可能性もあるが、次の試合まで3日間のインターバルしかなく、アクシデントに対応する力が試されることになる。
清水戦の失点は14分、前半アディショナルタイム、49分と時間帯が悪かった。もう一度試合への入り方を見つめ直し、要所を締める判断力や集中力を高める必要性がある。
今節はJリーグYBCルヴァンカップを含めた5連戦の締めくくりでもあり、メンバーの大きな入れ替えはないはずだが、チームコンディションは気がかりなところ。サンフレッチェ広島に対して走り負けてしまえば、勝利は見込めなくなる。
文:totoONE編集部
■サンフレッチェ広島 慣れ親しんだ布陣への変更でパフォーマンスが向上
【プラス材料】
第15節のセレッソ大阪戦は逆転勝ち、前節の浦和レッズ戦は後半アディショナルタイムのMF川辺駿のゴールによって引き分け。失点してもすぐに取り返す粘り強さを発揮して、2試合で勝ち点4を積み上げた。
「3-4-2-1」にフォーメーションを変更し、慣れ親しんだ形になったことで特に最終ラインが生き生きと躍動。不運もあって失点はしているが、具体的なピンチの数は減った。
また、サイドの位置が高くなったことで、MF柏好文やMF藤井智也といったワイドプレーヤーが仕掛ける頻度も増した。得点はセットプレーとカウンター、ミドルシュートという形ではあるが、狙いとするサイドでフットボールをする戦い方がチャンスを量産している。
【マイナス材料】
17連戦もいよいよ最後の1試合。疲労はピークに達している。
C大阪戦でも浦和戦でも、試合内容は全体として悪くなくても、運動量に問題をどうしても抱えがちだ。判断の質も落ち、ミスが増えて、相手にリズムを与えてしまう。どちらの試合もゲームの主導権を握っていたのに、ちょっとした隙を突かれて失点してしまった。この悪癖がなければ、スコアも勝ち点も違う様相になっていたはずだ。
故障者の連鎖も止まらず、せっかく戻ってきたFW永井龍も第14節の徳島ヴォルティス戦で負傷し、FC東京戦での復帰は微妙。また、浦和戦で活躍したMFハイネルも試合途中に体調不良を訴えて交代。FC東京戦に出場できるかどうかは、全く分からない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
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