DOBOT Team LeMans、ロベルト・メリ・ムンタンのスーパーGT第3戦鈴鹿欠場を発表

　スーパーGT GT300クラスに参戦するDOBOT Team LeMansは5月29日付で、第2ドライバーのロベルト・メリ・ムンタンが6月3〜4日に鈴鹿サーキットで開催される2023年シーズンの第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』を欠場することを発表した。

　既報のとおりメリは、マヒンドラ・レーシングを離脱したオリバー・ローランドに代わり、2022／2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の第11戦、第12戦ジャカルタE-Prixに参戦すると、マヒンドラ・レーシングから発表されていた。

　ただ、インドネシア・ジャカルタで開催される第11戦、第12戦ジャカルタE-Prixの開催日は6月3〜4日と、鈴鹿で開催されるスーパーGT第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』と同日となる。

　そこで、DOBOT Team LeMansは先週よりメリと協議をした上で「彼が世界の舞台で戦う事をチームで応援する事に決定」し、第3戦鈴鹿に関しては第1ドライバーの片山義章と第3ドライバーの神晴也の2名で参戦すると発表した。

「この度、フォーミュラEジャカルタ戦のオファーを受け、出場することになりました。ジャカルタ戦はスーパーGT第3戦の鈴鹿と重なっているため、当初はオファーを断っていたのですが、チームもフォーミュラEへの参戦は大変貴重な機会であり、良いパフォーマンスを出してこいと、快く送り出してくれました」と、メリはチームリリースでコメントを発表した。

「今年、チームは新しい体制を構築し、様々な課題を対策し改善してきました。チームメンバーひとりひとりがベストを尽くしているのを感じ、またテストやレースでも良い結果を得られており、自分も大変やる気に満ちています」

「今回の鈴鹿戦は、改善の成果を確認・発揮する場であるにもかかわらず、一緒に走れないのは大変残念ですが、チームメンバーが一丸となり活躍することは疑いないと思っています」

「鈴鹿とジャカルタでお互い良いパフォーマンスを発揮し、今後のスーパーGTの活動にはずみをつけられるようにしたいと願っています。引き続き応援を宜しくお願い致します」