トッテナムの命運を握る稀代のゲームメイカー、リヴァプールは戦術的選択肢が多彩…【CL決勝ポジション別戦力比較/ミッドフィルダー編】
サッカーキング2019年6月1日(土)20時0分
トッテナムMFクリスティアン・エリクセン(左)と、リヴァプールMFファビーニョ(右) [写真]=Getty Images
長丁場だった戦いが、ついに終局を迎える。1日(日本時間28時)、アトレティコ・マドリードの本拠地『エスタディオ・メトロポリターノ』で、トッテナムとリヴァプールによるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われる。
運命の決戦を前に、両クラブの各ポジションごとの戦力を整理・比較した。今回は「ミッドフィルダー編」をお送りする。
《トッテナム ミッドフィルダー招集リスト》
※カッコ内は今季CLでの成績
8 ハリー・ウィンクス(9試合出場0ゴール0アシスト)
12 ヴィクター・ワニアマ(6試合出場0ゴール0アシスト)
15 エリック・ダイアー(5試合出場0ゴール0アシスト)
17 ムサ・シソコ(9試合出場0ゴール1アシスト)
20 デレ・アリ(7試合出場0ゴール3アシスト)
23 クリスティアン・エリクセン(11試合出場2ゴール4アシスト)
47 ジョージ・マーシュ(0試合出場0ゴール0アシスト)
52 オリバー・スキップ(0試合出場0ゴール0アシスト)
《キーマン》
23 クリスティアン・エリクセン(11試合出場2ゴール4アシスト)
トッテナムの攻撃をリードする指揮者。ゲームメイク能力が高いだけでなく、自らゴールを決める力にも秀でている。選手としての総合値が非常に高い選手である。
また、オフ・ザ・ボールの動きが非常に優れている点も長所の一つだ。常にパスの受け手となれる位置取りを心がけているからこそ、トッテナムのスピーディな攻撃の起点になれているのだろう。
《トッテナム スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》
A
エリクセンはずば抜けた実力を持つ一線級の選手だが、一方でデレ・アリが今シーズンのCLではあまり元気がない。ムサ・シソコも好不調の波があり、ジョージ・マーシュやオリバー・スキップにはCL決勝を戦うだけの経験が足りないため、スカッドの総合力は『A』にとどめた。
ヴィクター・ワニアマやエリック・ダイアーも、本来の実力を考えれば「もっとできる」選手たちだ。サブ組に流れを変えられる選手が不足している点が、決勝にどう影響するか。
《リヴァプール ミッドフィルダー招集リスト》
※カッコ内は今季CLでの成績
3 ファビーニョ(10試合出場0ゴール0アシスト)
5 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(11試合出場2ゴール1アシスト)
7 ジェイムズ・ミルナー(11試合出場2ゴール2アシスト)
14 ジョーダン・ヘンダーソン(10試合出場0ゴール2アシスト)
20 アダム・ララーナ(3試合出場0ゴール0アシスト)
21 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(0試合出場0ゴール0アシスト)
23 ジェルダン・シャチリ(4試合出場0ゴール2アシスト)
《キーマン》
3 ファビーニョ(10試合出場0ゴール0アシスト)
ボール奪取能力が非常に高い守備的ミッドフィルダー。リーチの長い足でボールを絡め取り、フィジカル勝負でも引けを取らない。
ボールを奪った後の攻撃への切り替えも早い。前線の選手に鋭いボールを付けることもできるし、遅攻の際はビルドアップの起点になる。攻守両面で大きな影響力を持つファビーニョは、リヴァプールの中盤になくてはならない存在だ。
《リヴァプール スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》
A
複数ポジションをこなせるファビーニョのおかげで、リヴァプールの中盤は戦術的選択肢が多い。そこに、縦への推進力があるジョルジニオ・ワイナルドゥムをはじめ、経験豊富なジェイムズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソン、途中出場で流れを変えることができるジェルダン・シャチリなど多種多彩な戦力が揃う。
一方、CL準決勝バルセロナ戦の1st legで鼠径部を負傷したナビ・ケイタが招集外となったのは痛手だ。“汗かき役”の不在は、リヴァプールの中盤から「強度」が少し失われることにつながるかもしれない。
運命の決戦を前に、両クラブの各ポジションごとの戦力を整理・比較した。今回は「ミッドフィルダー編」をお送りする。
《トッテナム ミッドフィルダー招集リスト》
※カッコ内は今季CLでの成績
8 ハリー・ウィンクス(9試合出場0ゴール0アシスト)
12 ヴィクター・ワニアマ(6試合出場0ゴール0アシスト)
15 エリック・ダイアー(5試合出場0ゴール0アシスト)
17 ムサ・シソコ(9試合出場0ゴール1アシスト)
20 デレ・アリ(7試合出場0ゴール3アシスト)
23 クリスティアン・エリクセン(11試合出場2ゴール4アシスト)
47 ジョージ・マーシュ(0試合出場0ゴール0アシスト)
52 オリバー・スキップ(0試合出場0ゴール0アシスト)
《キーマン》
23 クリスティアン・エリクセン(11試合出場2ゴール4アシスト)
トッテナムの攻撃をリードする指揮者。ゲームメイク能力が高いだけでなく、自らゴールを決める力にも秀でている。選手としての総合値が非常に高い選手である。
また、オフ・ザ・ボールの動きが非常に優れている点も長所の一つだ。常にパスの受け手となれる位置取りを心がけているからこそ、トッテナムのスピーディな攻撃の起点になれているのだろう。
《トッテナム スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》
A
エリクセンはずば抜けた実力を持つ一線級の選手だが、一方でデレ・アリが今シーズンのCLではあまり元気がない。ムサ・シソコも好不調の波があり、ジョージ・マーシュやオリバー・スキップにはCL決勝を戦うだけの経験が足りないため、スカッドの総合力は『A』にとどめた。
ヴィクター・ワニアマやエリック・ダイアーも、本来の実力を考えれば「もっとできる」選手たちだ。サブ組に流れを変えられる選手が不足している点が、決勝にどう影響するか。
《リヴァプール ミッドフィルダー招集リスト》
※カッコ内は今季CLでの成績
3 ファビーニョ(10試合出場0ゴール0アシスト)
5 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(11試合出場2ゴール1アシスト)
7 ジェイムズ・ミルナー(11試合出場2ゴール2アシスト)
14 ジョーダン・ヘンダーソン(10試合出場0ゴール2アシスト)
20 アダム・ララーナ(3試合出場0ゴール0アシスト)
21 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(0試合出場0ゴール0アシスト)
23 ジェルダン・シャチリ(4試合出場0ゴール2アシスト)
《キーマン》
3 ファビーニョ(10試合出場0ゴール0アシスト)
ボール奪取能力が非常に高い守備的ミッドフィルダー。リーチの長い足でボールを絡め取り、フィジカル勝負でも引けを取らない。
ボールを奪った後の攻撃への切り替えも早い。前線の選手に鋭いボールを付けることもできるし、遅攻の際はビルドアップの起点になる。攻守両面で大きな影響力を持つファビーニョは、リヴァプールの中盤になくてはならない存在だ。
《リヴァプール スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》
A
複数ポジションをこなせるファビーニョのおかげで、リヴァプールの中盤は戦術的選択肢が多い。そこに、縦への推進力があるジョルジニオ・ワイナルドゥムをはじめ、経験豊富なジェイムズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソン、途中出場で流れを変えることができるジェルダン・シャチリなど多種多彩な戦力が揃う。
一方、CL準決勝バルセロナ戦の1st legで鼠径部を負傷したナビ・ケイタが招集外となったのは痛手だ。“汗かき役”の不在は、リヴァプールの中盤から「強度」が少し失われることにつながるかもしれない。
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