HRCテストライダー長島哲太がトップタイム!ハイレベルなライディングを見せた亀井雄大/鈴鹿8耐テスト
8耐 4メーカー合同テスト・タイヤメーカーテストが6月2日(水)から三重県・鈴鹿サーキットで始まった。本来7月開催だった鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて予定されていたものだが、全日本ロードレース選手権最終戦MFJグランプリと日程が入れかわった。鈴鹿8耐テストでもあるが、11月は大きく紀行が変わるため7月の全日本ロードに向けたテストを行っているチームも多かった。
この日は、雲が多かったものの気温とともに湿度も上がった。路面温度は41.3度まで上がった。このコンディションの中で常にリーダーボードのトップに名を連ねていたのは、Team HRCのテストライダー長島哲太(Team HRC)だった。
2台の耐久仕様のワークスCBR1000RR-Rをライディングし、2分06秒台を連発。1本目にマークした2分06秒067がベストタイムとなり、この日の最速タイム。3本目のセッション終盤にデグナー2個目で転倒を喫するが怪我はなく、2日目も走行を続ける予定だ。
2番手タイムは、4メーカー枠ではなく、その間に設けられた鈴鹿8耐トライアウトを通過したチームが参加できる特別スポーツ走行をひときわ速いペースで走っていた亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)だった。手元計測で2分06秒61をマークし、好調を維持。
「小ネタをひとつひとつ試し、タイヤテストをしました。周りのタイムが出ていないなか、自己ベストを更新できたのでよかったです。ユーズドタイヤでも2分07秒台真ん中で周回できたので、いいテストになりました。7月のレースに向けてネタはそろったと思うので、あとはレースウイークで合わせ込んでいきたいですね」と亀井。
3番手は、日浦大治朗(Honda Dream RT 桜井ホンダ)が2分07秒501でつけた。
「鈴鹿2&4レースからマシンの仕様が変わったので、最初は戸惑いましたが、いろいろ試すことができ、選別作業も進んだので有意義なテストになりました。2日目は、濱原選手と1台のマシンのセットを進めて行く予定です」と日浦。7月のMFJグランプリにもスポット参戦予定となっており、上位に顔を出してきそうだ。
4番手はリザルト上は、津田拓也(Team KAGAYAMA)が2分07秒918となっているが、このタイムは加賀山就臣(Team KAGAYAMA)が記録したものだった。
渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)、岡本裕生(bLUcRUニトロレーシング 51 YAMAHA)、前田恵助(bLUcRU伊藤レーシングBORGヤマハ)などのST1000勢は、第5戦鈴鹿以降に投入されるKR151 H(ハード)と呼ばれるフロントタイヤのテストを行い、いい手応えを得ていた。
2日目となる6月3日(木)はタイヤメーカーテストが行われ、間に鈴鹿8耐特別スポーツ走行が1時間2本あるスケジュールとなっている。
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