大注目のビッグネーム多数。5月8日開催のスーパー耐久富士公式テストのエントリーリストが発表

　5月2日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEを運営するスーパー耐久機構（S.T.O）は、5月8日に富士スピードウェイで開催される“公式テスト2”のエントリーリストを発表した。ビッグネーム多数の9クラス51台が名を連ねている。

　シーズン開幕前に二度の公式テストが開催されるスーパー耐久シリーズ。5月8日の公式テスト2は、富士スピードウェイで5月24〜26日に行われる大一番『富士SUPER TEC24時間レース』を見据えたもので、例年は日中の走行に加え、本番さながらの夜間走行が実施されている。

　5月2日に発表されたエントリーリストでは、9クラス51台が名を連ね、各チームとも24時間レースに向けて助っ人ドライバーを起用。そのラインアップは非常に注目を集めるものとなった。

　まずFIA-GT3車両で争われるST-Xクラスにはシリーズを戦う中升 ROOKIE AMG GT3、DENSO LEXUS RC F GT3、DAISHIN GT-R GT3に加え、85号車クラフト・バンブー・レーシング・ジャパンの4台がエントリー。85号車の詳細はTBNということで、続報を待ちたいところ。

　FIA-GT4車両のST-Zクラスは10台が参加。1W Zoomies x GR Garage 山口・周南が走らせる59号車2W Yamaguchi GR Supra GT4 EVOで、Cドライバーに昨年スーパーGTドライバーを引退した立川祐路が登録された。21号車Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4には、平川亮の妹で、現在KYOJO CUPなどに参戦する平川真子がEドライバーに名を連ねた。

　TCR規定車両のST-TCRは1台のみとなったものの、シリーズ初登場となるエヴァRT初号機 Audi RS3 LMSが富士24時間に向けて“リフトオフ”を果たす。

　そしてS.T.Oが認めた開発車両が参戦するST-Qクラスには、トヨタ、ニッサン、ホンダ、スバル、マツダから7台が登場。ラインアップも注目集めるものとなり、28号車ORC ROOKIE GR86 CNF conceptには福住仁嶺が、92号車GR Supra Racing ConceptのEドライバーには、なんとTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長を務める中嶋一貴が名を連ねた。

　また、ニスモからは昨年の富士24時間に参戦した230号車ニッサンZレーシングコンセプトが再登場し、平手晃平／佐々木大樹／千代勝正／高星明誠／ロニー・クインタレッリ／本山哲という豪華ラインアップが敷かれる。さらにTeam HRCのHonda CIVIC TYPE R CNF-Rには、第1戦から継続となる大津弘樹と武藤英紀に加え、女性ドライバーの辻本詩温がCドライバーに登録された。なお、“ドライバー近藤真彦”の復活が話題を集めたORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptは今回のエントリーリストに記載されていない。

　ST-1クラスは、シンティアム アップル KTMが、井田太陽／加藤寛規／高橋一穂／吉本大樹のおなじみラインアップでエントリー。ST-2クラスは7台が参加し、HCM UCHINO RACINGが新たなFL5型ホンダ・シビック・タイプRを登場させる。なお、富士24時間でHonda R&D Challengeに加わる野尻智紀は、今回のエントリーリストに記載されていない。

　ST-3クラスは2台の岡部自動車Z34が参加し、15号車には三浦愛がEドライバーに登録された。ST-4クラスにはトヨタGR86とマツダ・ロードスターRFの2車種、計5台がエントリーし、ST-5クラスは最多14台が名を連ねている。9クラス51台のフルエントリーリストは以下のとおりだ。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE『富士スピードウェイ公式テスト2』
暫定エントリーリスト（5月2日時点）

ST-X

ST-Z

ST-TCR

ST-Q

ST-1

ST-2

ST-3

ST-4

ST-5

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