「助けてほしくなかった」――スーパー救命医と天才外科医が迎える新たな局面 『Dr.アシュラ』第7話

2025年5月25日(日)6時0分 マイナビニュース


フジテレビ系ドラマ『Dr.アシュラ』(毎週水曜22:00〜)の第7話(28日放送)が、FODで先行配信されている。
主人公は、命の最前線=修羅場で、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスーパー救命医・杏野朱羅(松本若菜)。命を助けたい、その純粋な思いと卓越した技術で患者を救う姿を描いていく。
○【第7話あらすじ】休むことを知らない朱羅と「働き方改革」
救命医・杏野朱羅に休むという概念はない。救急外来の休憩室で仮眠をとる時ぐらいだ。その様子を見て看護師長の三宝加代子(阿南敦子)は、梵天太郎(荒川良々)や六道ナオミ(小雪)ら、救急科の医師の数も増えたので休むように促すも、朱羅は聞く耳を持たない。そんな朱羅に救急科科長・大黒修二(田辺誠一)も休むように懇願。昨年から医者にも働き方改革が施行されたため、院長・多聞真(渡部篤郎)から休ませるよう指示されたのだ。だが、朱羅は「興味ない」と休憩室から出て行ってしまう。
一方、初療室では薬師寺保(佐野晶哉)と梵天が患者の治療を始めていた。あたふたする2人を見て、看護師の九曜沙苗(結城モエ)は不安を感じる。するとそこに朱羅がやってくる。朱羅は保たちに的確な指示を出して患者の治療に当たろうとするが、多聞に遮られる。
その日の夜、現場に戻ってきた朱羅はホットラインを受ける。運び込まれたのはマンションの3階から転落した60代男性。妻の話によると、ベランダで足を滑らせたかもしれないとのことだが、少し様子が変で——。
○保に心配されるほどの動揺「いつもの杏野先生なら…」
突如目覚める朱羅。てっきり「来る!」と言うと思いきや、何かを探し出す。そしてバナナを見つけてむさぼり食う。前回も屋上でラーメンをガツガツと食べているシーンがあったが、朱羅でも空腹には勝てないのだなあとクスっとさせられ、親しみを感じる。
「目の前の命を見捨てることなどできない」。それが朱羅の医者としての信念なのだが、運ばれてきた患者は「何もしないでくれ」と懇願。家族も治療を望んでいない。そして助けたはずなのに、「命を延ばしただけで人を救ったと思ったら大間違いだ」「最後の希望を奪われた」とまで言われてしまう。
朱羅は常に、命だけでなく、その先にある人生を救うことを優先してきただけにこの言葉は痛い。その動揺からなのだろうか、普段はホットラインが鳴ることを事前に予測する朱羅だが、できない。一緒に手術に入った保にも「いつもの杏野先生なら(出血箇所を)すぐに見つけられるのに」と心配されてしまう。
それを見ていたナオミは、少し休むようにと施す。そして「そんな状態でまともに診察できないでしょうから」と新たに運ばれてきた急患には自分が応じると言いだす。しかしこの急患も、ナオミが助けたことを怒り出す。「患者さんが運ばれてきた以上救命しないといけない」と言うナオミだが、「助けてほしくなかった」と言われ、病室を追い出されてしまう。今まで患者にそんなことを言われた経験のないナオミは、何も言えなくなる。
素晴らしい手技で目の前の患者を救ってきたスーパー救命医・朱羅と天才外科医・ナオミ。しかし命を救うことだけでは解決できないことがある。患者に拒絶されるという新たな局面に向き合った時に生じる内面の葛藤。そしてそこからはい上がった時のさらなる決意に期待したい。そして患者への「それでも生きてほしい」という切なる願いが通じることを願う。

マイナビニュース

「命」をもっと詳しく

「命」のニュース

「命」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ