ウイリアムズF1のラッセル、フェルスタッペン人気に抗えないオランダGPは「退屈な展開になる」と予想
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1が2020年よりカレンダーに復帰するオランダGPに意欲を見せていることには、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の高い人気が関係していると考えているが、コース自体は見応えのあるレースを生み出すことはなさそうだと語った。
今年の5月、リバティ・メディアはオランダの歴史あるコースであるザントフォールトと契約を締結し、1985年以来となるF1オランダGPが開催されることが決定した。
F1の商業権保有者であるリバティ・メディアとザントフォールトは、フェルスタッペン人気の抗しがたい影響や、彼の母国における大勢のファンといった、“マックス効果”を大いに活用したいと考えている。
商業的側面からはF1のこの動きを理解しているラッセルだが、レースに関しては、マシンの行列ができる退屈なものになるだろうと見ている。
「僕はザントフォールトを気に入っている。純粋に走るためということでは、おそらく世界でも好きなコースのトップ5に入っている。でもレースをするとなると、モナコと同じように退屈なところになるだろう」とラッセルは語った。
「でも誰もがモナコでは何を期待すべきか分かっているし、それはオーストラリアについても同じだ。つまり、オーバーテイクのチャンスが限られているということだ。そして今ではザントフォールトがその仲間入りをすることになる」
「その事実をただ受け入れる必要がある」
またラッセルは、オランダの大勢のF1ファンの要求に応じることは理にかなっていると付け加えたが、グランドスタンドが満員になることが、コース上のレース展開を変えることはないと主張している。
「オランダへは、ほぼマックスとオランダのファンのために行くことになるだろう。でもファンなしでは今のF1はないのだから、そのことには感謝しなければならない」
「ザントフォールトは素晴らしいコースだ。グラベルが取り除かれないことを強く願っている。というのもグラベルのおかげで、コースは難しいものになるからね。でも競り合いをするのはほとんど不可能だ」
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