日本代表の3バック変更にも冷静な冨安健洋、「大きな変化があるとは思わない」と語った理由は?
サッカーキング2024年6月10日(月)20時14分
日本代表のトレーニングに臨む冨安健洋 [写真]=湊昂大
FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB第6節のシリア代表戦を11日に控える日本代表。試合開催地の広島に入ってトレーニングを続けるなか、10日の練習後にDF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が報道陣の取材に応じた。
6日に行われたミャンマー代表との一戦(○5-0)、冨安はメンバー外だったが、「特に理由はないです。練習もちゃんとやっているので、大丈夫です」とコンディション面には問題がないと明かす。チームはその試合で攻撃的な3-4-2-1の形を採用しており、シリア代表戦での前日会見でも森保一監督が「3バックにトライするつもり」と明言するなど、次戦も継続してこの形で臨むと見られる。
その3バックで、日本代表の“最重要人物”となる選手が冨安だ。もちろん4バックだろうと、冨安はチームのレベルを一段上に引き上げてくれる存在。逆に言えば、冨安の不在がチームに与える影響も非常に大きいが、自身は「特別な感情はないというか、しっかり自分のやるべきことをやって、チームの勝利に貢献するだけ」と冷静に語る。
そして、3バックという“変化”に対しても、冨安の意見は常に冷静だ。「新たなチャレンジということで、ポジティブなことだとは思います」と明かしつつも、「結局試合のなかで立ち位置が変わる部分、相手を見ながら変える必要があると思うので、『3バックだから』ということだけで大きな変化があるとは思わないです」と主張。その立ち位置について、冨安は「流れのなかで、今自分がどこにいるべきなのかを考えなければならない」と話すが、一方で「僕1人だけが立ち位置を変えたところで意味はない」とも述べる。
周囲との擦り合わせやコミュニケーションの末に、11人全員が適切な立ち位置を理解し、体現することが重要だ。冨安も「ちゃんと正しい位置にいて、正しい判断をするだけ」と語っており、チーム全体の“理解度”が高まることが、成長への鍵だと感じている。
ボールの動かし方や共通理解の部分でも「正直に言えば、まだまだ伸びしろはある」と現状に満足しない。「それはポジティブな伸びしろ。僕らは常に一緒にサッカーしているわけではないので、それは当たり前のことです。以前よりも良くなっている感覚もありますし、一方でのびしろもあるという感じで、良い道を進んでいるかなと思います」と続けており、トライをするなかで得られた“手応え”と“のびしろ”を実感している。攻撃面で自身がもたらせるものについても言及し、「どれだけ良い状態で前の選手にボールを渡してあげられるかが、後ろの役目になるかなと思います」と語った。
一方で、チームとしてのコンセプトもシステム云々によって変わるものではない。冨安は「DFの選手がシンプルに3枚になるようであれば、(4バックと比較して)1枚枚数が少ないので、その分1人が守るスペースは広くなるという点はあります」と前置きしつつも、「森保さんがいつも言っているように、全員で攻撃して全員で守るというところは常に変わりません」と強調。「このチームには前の選手でも守備をサボるような選手はいないので、そこはあまり心配していません」と明かしており、11人全員で攻守において連動するという意味では、“森保体制”で築いてきた部分を変わらずに発揮したい。
対戦相手のシリア代表の印象については、「アジアカップ前と後で印象が変わったチーム」と語った冨安。昨年11月の対戦時には5-0と大勝したが、「彼らもアジアカップを経験して、よりチームとしてやるべきことがハッキリした感じがしていて、僕らがアジアカップ前にやった時とは違う相手になっていると思います」と警戒する。「僕らも気を引き締め直して、最初からがっつり行ければいいかなと思います」と意気込んだ。
6日に行われたミャンマー代表との一戦(○5-0)、冨安はメンバー外だったが、「特に理由はないです。練習もちゃんとやっているので、大丈夫です」とコンディション面には問題がないと明かす。チームはその試合で攻撃的な3-4-2-1の形を採用しており、シリア代表戦での前日会見でも森保一監督が「3バックにトライするつもり」と明言するなど、次戦も継続してこの形で臨むと見られる。
その3バックで、日本代表の“最重要人物”となる選手が冨安だ。もちろん4バックだろうと、冨安はチームのレベルを一段上に引き上げてくれる存在。逆に言えば、冨安の不在がチームに与える影響も非常に大きいが、自身は「特別な感情はないというか、しっかり自分のやるべきことをやって、チームの勝利に貢献するだけ」と冷静に語る。
そして、3バックという“変化”に対しても、冨安の意見は常に冷静だ。「新たなチャレンジということで、ポジティブなことだとは思います」と明かしつつも、「結局試合のなかで立ち位置が変わる部分、相手を見ながら変える必要があると思うので、『3バックだから』ということだけで大きな変化があるとは思わないです」と主張。その立ち位置について、冨安は「流れのなかで、今自分がどこにいるべきなのかを考えなければならない」と話すが、一方で「僕1人だけが立ち位置を変えたところで意味はない」とも述べる。
周囲との擦り合わせやコミュニケーションの末に、11人全員が適切な立ち位置を理解し、体現することが重要だ。冨安も「ちゃんと正しい位置にいて、正しい判断をするだけ」と語っており、チーム全体の“理解度”が高まることが、成長への鍵だと感じている。
ボールの動かし方や共通理解の部分でも「正直に言えば、まだまだ伸びしろはある」と現状に満足しない。「それはポジティブな伸びしろ。僕らは常に一緒にサッカーしているわけではないので、それは当たり前のことです。以前よりも良くなっている感覚もありますし、一方でのびしろもあるという感じで、良い道を進んでいるかなと思います」と続けており、トライをするなかで得られた“手応え”と“のびしろ”を実感している。攻撃面で自身がもたらせるものについても言及し、「どれだけ良い状態で前の選手にボールを渡してあげられるかが、後ろの役目になるかなと思います」と語った。
一方で、チームとしてのコンセプトもシステム云々によって変わるものではない。冨安は「DFの選手がシンプルに3枚になるようであれば、(4バックと比較して)1枚枚数が少ないので、その分1人が守るスペースは広くなるという点はあります」と前置きしつつも、「森保さんがいつも言っているように、全員で攻撃して全員で守るというところは常に変わりません」と強調。「このチームには前の選手でも守備をサボるような選手はいないので、そこはあまり心配していません」と明かしており、11人全員で攻守において連動するという意味では、“森保体制”で築いてきた部分を変わらずに発揮したい。
対戦相手のシリア代表の印象については、「アジアカップ前と後で印象が変わったチーム」と語った冨安。昨年11月の対戦時には5-0と大勝したが、「彼らもアジアカップを経験して、よりチームとしてやるべきことがハッキリした感じがしていて、僕らがアジアカップ前にやった時とは違う相手になっていると思います」と警戒する。「僕らも気を引き締め直して、最初からがっつり行ければいいかなと思います」と意気込んだ。
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