「オオタニは圧巻だったがドジャースのブルペンが上回った」ドジャース、7投手継投で連日の完封劇 大谷翔平は7回12Kも1発を浴び3敗目
12奪三振の好投を見せた大谷だが、打線が機能せず無得点に終わった(C)Getty Images
エンゼルスの大谷翔平は現地時間6月21日(日本時間22日)、本拠地でのドジャース戦に先発登板した。「2番・投手兼指名打者」で出場し、三振12個を奪うなど力投するも、味方打線がわずか2安打に抑えられ0-2で敗れた。大谷は今季3敗目を喫している。
大谷はこの日、許した安打は5本だったが、4回に手痛い一発を浴び、結果的にこれが決勝点となった。
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先頭打者のフレディ・フリーマンに対し、2球目に投じたカットボールを打たれ、左中間スタンドに運ばれている。33歳、2020年シーズンのMVPプレーヤーが「リアル二刀流」から貴重な本塁打を放ち、ドジャースは試合を優位に進めることに。さらに9回にもミゲル・バルガスのソロ本塁打で追加点を加えた。
また、ドジャースはこの日「ブルペンデー」を展開、先発のブラスダー・グラテオルをはじめ7人の投手がマウンドに上った。本塁打を打たれながらも7回を投げ抜き、気迫あふれるピッチングを繰り広げた大谷とは対照的に、継投でエンゼルスを完封している。
前日のクイントン・カーショーの快投がもたらした白星に続いての連勝、ドジャースはこの2連戦、同都市のライバルを相手に試合巧者ぶりを如何なく発揮した。そして、現地メディアでもこの試合の内容を報じており、米スポーツサイト『SBNATION』では、大谷の投球を称えながらドジャースの勝利を伝えている。
同メディアは「水曜日にエンゼルスタジアムで行われたこのフリーウェイシリーズで、ドジャースのブルペンがオールゼロを記録し、ソロ本塁打2本で2連勝を確定させ、最高の状態だったショウヘイ・オオタニを破った」と報じた。
また「7イニングを通して、オオタニは見事な投球を見せ、12個の三振、20個の空振り、そしてわずか数本のヒットを許しただけだった」とエンゼルス先発右腕のスタッツに賛辞を贈りながらも「しかし、元ア・リーグMVPは1失点で敗戦投手となった。もう1人の元MVPが4回に見事な働きをみせた」と殊勲の一発を放ったフリーマンを評した。
他にも「状況が違えば、この結果はオオタニにとってもドジャース打線にとってもまったく違ったものになっていただろう。しかし、ドジャースのブルペン陣がヘイローズ打線を沈黙させたため、このフリーウェイシリーズの2連戦をスウィープするのに必要となった得点は1点だけだった」とゲーム内容を振り返った。
記事の中には「オオタニは圧巻だったが、ドジャースのブルペンが少し上回っていた」とも綴られている。内容がどうあれ、エンゼルスにとっては痛恨の2連敗。ポストシーズン常連のドジャースならではともいえる、しぶとい勝ち方を見せつけられたゲームだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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