アロンソ、F1予選Q2のタイヤルールは「大規模チームを有利にしているだけ」と主張
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1の予選Q2におけるタイヤルールについて、「大規模チームが有利になるだけ」で、ショーを改善することにはならないと主張している。
現在の規則では、Q3に進出したドライバーは、Q2でファステストラップを記録したユーズドタイヤでレースをスタートしなければならない。このルールはもともとはトップ10入りできなかったドライバーを利するために導入された。
しかしアロンソは、トップチームはソフトタイヤを使わずともQ3に進出できるため、しばしばソフトタイヤを履いてレースをスタートせざるを得ないトップ10の下半分のドライバーよりも戦略的なアドバンテージがあると主張している。
アロンソは、今週末の第9戦オーストリアGPで不公平なアドバンテージがその役割を果たすだろうと考えている。レッドブルリンクでの2戦目において、ピレリは全体的にソフト寄りのタイヤラインアップ(C3、C4、C5)を供給する予定なのだ。
「ワンストップを行えるかという挑戦になる」とアロンソは懸念を抱いた。「もしC5でスタートしたら、いっそう難しいことになるかもしれない」
「速いマシンにはあのタイヤを避ける余裕があるが、中団の僕らはそんな贅沢なことは言っていられない」
「それがこのルールの悪い点だ。彼らはショーを良くするかもしれないルールを考案しようとするが、大規模チームを有利にしているだけだ」
アロンソは第8戦シュタイアーマルクGPで今季5回目のポイントフィニッシュを果たし、8位でチェッカーフラッグを受けた。39歳のアロンソは、同じサーキットで調子を上げることを楽しみにしているが、ソフト寄りのタイヤによる一連の課題と、悪化するかもしれない天候に備えているようだ。
「今シーズン初のトリプルヘッダーの3戦目だから、今週末に向けて充電する時間を確実に取るようにした」
「F1では同じ場所で2戦連続レースをするのは僕にとって初めての経験だ。でもまたここでのレースに戻り、勢いを維持するのを楽しみにしている」
「天気はまったく予測ができない。青空が広がり気温が高い1分間があると思うと、次には土砂降りの雨が降るし、それが雷雨になる可能性もある」
「僕たちはドライバーとしてこうした挑戦を楽しんでいる。そのおかげでここで2連戦をやることが面白くなると思うからね。調整して週末を完璧なものにしようとしている」
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