BTCC:元王者アンドリュー・ジョーダンが苦渋の決断。2020年シーズン撤退へ
2013年のBTCCドライバーズチャンピオンであり、近年は名門WSR(ウエスト・サリー・レーシング)で独自プログラムを敷いて参戦してきたアンドリュー・ジョーダンが、再開が待たれる2020年シーズンからの撤退を表明。新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の余波で、苦渋の決断を下す格好となった。
2019年は、デビューイヤーとなったBMW330i Mスポーツをドライブし、エースのコリン・ターキントンとともにチーム内でのタイトル争いを展開し、ドライバーズランキング2位を記録したジョーダンは、長らくパーソナル・スポンサーを務めてきたPirtek Racingのプログラムとともに、シリーズを去る意思を固めた。
「これは本当によく考えて、検討に検討を重ねた上での結論なんだ。Team BMWのファクトリーサポートを得たレースシートは考えうる最高の待遇ではあるが、彼らとでさえあっても、2020年のBTCCシーズンには参加しないことを決めた」と、口を開いたジョーダン。
「多くの人々がその現状に直面し、これが現実であると認識していると思うが、現在の情勢や雰囲気は僕たち全員に予想以上のインパクトを与えた」
「残念なことに、この事実は心に抱くモータースポーツへの情熱よりも、頭に浮かんだ考えや理性が優先される形となり、今シーズンは競争しないという難しい決断を下すに至ったんだ」
2021年以降の活動方針やシリーズ復帰に関して、一切の計画を明らかにしなかったジョーダンだが、BTCCで関わったすべての人々に対し、改めて感謝の言葉を述べた。
「12年もの長旅を可能にしてくれた、すべての人々に対して感謝を捧げたい。BTCCチャンピオンを獲得するなんて、自分自身が想像した以上の結果だった。そうした過去数年のすべてにおいて時間や労力を惜しまずに努力を続けてきたし、多くの人々が僕の夢を実現するため一緒に戦ってくれた」
「そして、BMWやWSR、僕のスポンサー企業の全員に対して、一緒に過ごした驚くべき3年間の喜びを思い返し、感謝したいと思う。僕らは本当に多くのことを成し遂げてきたし、一緒に仕事ができ、ともに働けたことに永遠に感謝したいと思っている。シーズンの始まりに向け、彼らの成功を心から祈る」
これでWSRはディフェンディングチャンピオンのターキントンと、若手トム・オリファントに並ぶ3台目のレースシートが空く形となったが、チーム代表のディック・ベネットはその方針には触れず、これまでともに戦ってきたジョーダンへの謝意を語っている。
「チームに加入した2017年以降、AJ(ジョーダンの愛称)はチームのみならず、BTCCシリーズの成功に多大な貢献をしてきた。とくに昨年は最終戦まで熾烈なタイトル争いを展開するなど、一線級の活躍を演じただけに、彼を失うことを本当に残念に思う」と続けたベネット代表。
「WSRとTeam BMWを代表して、我々は彼の決断を尊重し、ここまでのシーズンをともに戦ってくれたことに感謝したい。彼の今後の活躍を心から祈っている」
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