【柏vsFC東京プレビュー】爆発的な攻撃力を持つ両者の対戦は守備の綻びが勝敗を分けるか?
サッカーキング2020年7月3日(金)16時35分
ともに戦力が整った両者の対決は熱く激しくなりそうだ [写真]=J.LEAGUE
■柏レイソル 負傷者も全員が完治し、指揮官も自信をのぞかせる
【プラス材料】
活動を休止していた2カ月間は、選手各自で自主トレを積んでいた他、リモートでチームトレーニング、ミーティングを入念に行ってきた。そこでネルシーニョ監督は「レギュレーションが変わっても、我々が一戦一戦を戦って勝利を目指すことは変わりない」とチームに勝者のメンタリティを植えつけ続けたという。練習再開後は選手が献身的に取り組み、「良い準備ができた」と指揮官は自信をのぞかせている。
2月の時点で多発していた負傷者も全員が完治。現在は全選手がピッチに立てる状態で再開を迎えられる点も大きい。
開幕戦ではFWオルンガ、MF江坂任、FWクリスティアーノの攻撃陣が躍動して4発快勝を収めた。中断期間を挟んだとはいえ、オルンガは今季の公式戦全試合で得点を決めており、非常に良いスタートを切った。再開後も爆発が期待される。
【マイナス材料】
ネルシーニョ監督は「何の問題もない」と全く不安視していない様子だったが、感染予防のため対外試合を組まずに再開を迎えることは、試合勘の部分で言えば少なからず懸念材料にもなり得る。
また、2月の開幕戦は札幌に4-2の快勝を収めたが、4点をリードしてから前掛かりになった相手のリズムに合わせてしまい、試合終盤に2失点を喫している。失点は守備陣だけの責任ではないものの、チームとして守備面の課題を修正したい。リードした時は闇雲に攻めるだけでなく、アドバンテージを有効活用した試合運びが問われる。
仮にその守備面の課題が再び噴出した場合は、個の能力に長けたFC東京の攻撃陣の餌食にもなりかねない。
文=鈴木潤
■FC東京 最大のウリは選手層の厚さ。これをどう生かし切れるか
【プラス材料】
昨年12月に右肩を手術したFW永井謙佑、2月に左眼を負傷したMF東慶悟。今季開幕時にチームを離れていた2人がこの中断期間に復帰したことは、それだけでプラス材料だ。
また、開幕戦はMF安部柊斗とDF小川諒也も欠場したが、大卒ルーキーのDF中村帆高がきっちりと不在の穴を埋めた。彼らが揃うことにより、ポジション争いも熾烈になる。選手層の厚みという点では他のチームを一歩リードしていると言えるだろう。
開幕戦は清水エスパルスに押し込まれる時間も長かったが、途中出場のMFアダイウトンが流れを変えた。FWディエゴ・オリヴェイラ、MFレアンドロとともに抜群のコンビネーションを発揮して、鮮烈なゴールを奪ったことは記憶に新しい。彼らを軸とした攻撃力アップに期待が掛かる。
【マイナス材料】
東京都という地域性から、早い時期に活動を停止して新型コロナウイルス対策を慎重に取ってきた。思うような活動ができない時期も長く、現在のチーム状況は不透明。先発メンバーも流動的だが、今季から挑んでいる新システム4-3-3の熟成という点では大きな不安が残る。
柏とは昨季のJリーグYBCルヴァンカップで対戦しており、結果は1勝1敗だった。グループステージ第1節では、警戒していたFWオルンガに2得点を献上している。
D・オリヴェイラは元柏の選手でもあるため、お互いに手の内を知っているとも言える。ただ、中断期間による仕切り直しがあり、相手への対策がどこまでできているかは気掛かりなところ。リモートマッチとはいえ、アウェイゲームはやはりマイナス要素となるはずだ。
文=totoONE編集部
【プラス材料】
活動を休止していた2カ月間は、選手各自で自主トレを積んでいた他、リモートでチームトレーニング、ミーティングを入念に行ってきた。そこでネルシーニョ監督は「レギュレーションが変わっても、我々が一戦一戦を戦って勝利を目指すことは変わりない」とチームに勝者のメンタリティを植えつけ続けたという。練習再開後は選手が献身的に取り組み、「良い準備ができた」と指揮官は自信をのぞかせている。
2月の時点で多発していた負傷者も全員が完治。現在は全選手がピッチに立てる状態で再開を迎えられる点も大きい。
開幕戦ではFWオルンガ、MF江坂任、FWクリスティアーノの攻撃陣が躍動して4発快勝を収めた。中断期間を挟んだとはいえ、オルンガは今季の公式戦全試合で得点を決めており、非常に良いスタートを切った。再開後も爆発が期待される。
【マイナス材料】
ネルシーニョ監督は「何の問題もない」と全く不安視していない様子だったが、感染予防のため対外試合を組まずに再開を迎えることは、試合勘の部分で言えば少なからず懸念材料にもなり得る。
また、2月の開幕戦は札幌に4-2の快勝を収めたが、4点をリードしてから前掛かりになった相手のリズムに合わせてしまい、試合終盤に2失点を喫している。失点は守備陣だけの責任ではないものの、チームとして守備面の課題を修正したい。リードした時は闇雲に攻めるだけでなく、アドバンテージを有効活用した試合運びが問われる。
仮にその守備面の課題が再び噴出した場合は、個の能力に長けたFC東京の攻撃陣の餌食にもなりかねない。
文=鈴木潤
■FC東京 最大のウリは選手層の厚さ。これをどう生かし切れるか
【プラス材料】
昨年12月に右肩を手術したFW永井謙佑、2月に左眼を負傷したMF東慶悟。今季開幕時にチームを離れていた2人がこの中断期間に復帰したことは、それだけでプラス材料だ。
また、開幕戦はMF安部柊斗とDF小川諒也も欠場したが、大卒ルーキーのDF中村帆高がきっちりと不在の穴を埋めた。彼らが揃うことにより、ポジション争いも熾烈になる。選手層の厚みという点では他のチームを一歩リードしていると言えるだろう。
開幕戦は清水エスパルスに押し込まれる時間も長かったが、途中出場のMFアダイウトンが流れを変えた。FWディエゴ・オリヴェイラ、MFレアンドロとともに抜群のコンビネーションを発揮して、鮮烈なゴールを奪ったことは記憶に新しい。彼らを軸とした攻撃力アップに期待が掛かる。
【マイナス材料】
東京都という地域性から、早い時期に活動を停止して新型コロナウイルス対策を慎重に取ってきた。思うような活動ができない時期も長く、現在のチーム状況は不透明。先発メンバーも流動的だが、今季から挑んでいる新システム4-3-3の熟成という点では大きな不安が残る。
柏とは昨季のJリーグYBCルヴァンカップで対戦しており、結果は1勝1敗だった。グループステージ第1節では、警戒していたFWオルンガに2得点を献上している。
D・オリヴェイラは元柏の選手でもあるため、お互いに手の内を知っているとも言える。ただ、中断期間による仕切り直しがあり、相手への対策がどこまでできているかは気掛かりなところ。リモートマッチとはいえ、アウェイゲームはやはりマイナス要素となるはずだ。
文=totoONE編集部
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