ファルケンポルシェが独走で総合優勝。ニュルブルクリンク耐久シリーズで4年ぶりの勝利掴む
7月9日、ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に繰り広げられるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第4戦が開始され、住友ゴム工業/ファルケンのワークスチームFalken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)の3号車ポルシェ911 GT3 R(スヴェン・ミューラー/ジョエル・エリクソン)が、ファルケンにとって4年ぶりとなる総合優勝を飾った。
2台体制で挑んだ第4戦の6時間レース。3号車は5月28日〜29日に開始されたニュル24時間レースでもベテランらしい活躍を見せ、ファルケンの9年連続トップ10入りに貢献したミューラーと、今大会で初めてノルドシュライフェにGT3マシンで挑むエリクソンがステアリングを握った。また、4号車はこちらも先日のニュル24時間を戦ったアレッシオ・ピカリエッロと、新たに加入したティム・ハイネマンというドライバーラインアップとなった。
予選では3号車が7分54秒334をマークし8番手から。4号車も7分54秒812と好タイムをマークし、9番手からスタートを迎えた。スタートではホームストレートからターン3に至るまで、上位勢は3〜4ワイドのサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げるなか、ファルケン・モータースポーツの2台のポルシェはグランプリコース内のターン7を通過した時点で、3号車が4番手、4号車が5番手とポジションアップ。
ファルケンカラーのポルシェの勢いはノルドシュライフェに突入しても止まらず、3号車がトップに浮上。さらにレース開始から45分が経過したところで、4号車が3号車をかわしトップに浮上する。しかし、その4号車に対し、スターティンググリッドでのスポーティングレギュレーション違反によるストップ&ゴーペナルティが課せられることに。
4号車はこれで後退することとなったが、変わってトップに浮上した3号車は他を寄せ付けないレースペースを見せ、2位に1分14秒562差という大差を築き、住友ゴム/ファルケンにとって2018年以来となるNLS総合優勝を掴んだ。また、ストップ&ゴーペナルティで後退した4号車も7位でチェッカーを受け入賞を果たしている。
次戦のNLSは9月9〜11日に開催される第5戦ニュルブルクリンク12時間レースとなる。引き続き、日本勢の活躍から目が離せないレースとなりそうだ。
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