大谷翔平をヤンキースは獲得できるのか? MLB194勝の大投手が語った可能性「全世界の野球界にとって、大きな意味がある」
去就に関する報道が過熱するなかで、ヤンキースOBが大谷の胸中を慮った(C)Getty Images
メジャーリーグはレギュラーシーズンの後半戦に突入し、ポストシーズン進出に向けた争いがより激化していく。そのなかで現地8月1日にトレード期限を迎えるため、各球団の補強に向けた動きは連日のように報じられている。
そのなかで大谷翔平(エンゼルス)に関する報道が過熱している。今オフにFA(フリーエージェント)となる二刀流スターだが、当人は今月11日のオールスターの会見で「試合の中でコントロールできるものをまずコントロールしたいなと思っています」と公言。あくまで自分自身のプレーに集中する姿勢を崩していない。
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がしかし、借金2を抱えるチームはポストシーズン進出も危ぶまれる状況にあるため、再建に舵を切るのではないかという憶測は尽きない。すでに現地メディアではヤンキースやドジャースといった移籍先の具体名も挙げられている。
大きな注目を集める偉才の胸中をレジェンドも危惧している。かつてヤンキースやメッツで活躍し、MLB通算194勝を挙げたデビッド・コーン氏だ。現地7月14日に米放送局『NBC』のオンラインスポーツ番組「Rich Eisen Show」に出演した往年の名投手は、「自分もその立場にいたから分かるが、(トレードは)自分ではどうしようもないことだから、間違いなく不安はある」と指摘。「でも、彼はそのなかで最高のピッチングをしている」と賛辞を贈った。
今シーズンの大谷は打ってはリーグトップの本塁打(32本)とOPS(1.046)を記録し、投げてもリーグ最低の被打率(.192)をマーク。投打で異次元の活躍を続けてきた。一部のメディアでは「6月の時点でMVPは決まりだ。他の選手なんかあり得ない」(米放送局『Bally Sports West』)と報じられているほどである。
球界を席巻するセンセーションを見せ続ける日本人について「この男がどこまで進化するかはわからないよ。間違いなく僕らが見たことがない、信じられない領域にいる」と熱弁を振るったコーン氏。番組ではホストを務めるリッチ・アイゼン氏から「オオタニはニューヨークやドジャースのようなよりプレッシャーのかかる舞台でも成功できるか?」と問われると、「さほど影響はないと思う」と持論を展開した。
「オオタニは子どもの頃からメディアに注目されてきた。だから、プレッシャーや市場の大きさが彼に与える影響は大きくないと思う。彼ほどの選手になれば、非常に強い立場に立てる。どういうチームや組織の、どこでプレーをしたいかなど全て彼の好み次第になる。だからどこでプレーするかは関係ない」
では、ヤンキースは大谷獲得に動く可能性がどこまであるのか。球団の特別アナリストも務めるコーン氏は、OBらしい見解を示した。
「ヤンキースがオオタニを獲得すれば、爆発的な人気が出るのは間違いない。ファンを熱狂させ、メジャーリーグ全体を明るくさせる。そして、オオタニをポストシーズンの舞台でプレーさせられる可能性があるのは、世界中の野球界にとって、とても大きな意味がある。球界全体を成長させるためのとてつもない財産になるはずだ。
じゃあ、獲得できるのか? おそらくイエスだ。しかし、今のオーナーであるハル・スタインブレナーは組織の運営方法がこれまでのヤンキースとは違う。今のチームは本当にプロセスを重要視している。コストはどれぐらいで、契約年数は長期になるのかなど、すべてを明確にしたがるのさ。昔のようにオーナーの独断で有望株をトレードに出すようなことはしない」
トレードのデッドラインまでは2週間を切っている。そのなかでエンゼルスは「大谷の放出」という一大決心を下すのか。球史に残るメガスターを巡る喧騒はしばらく落ち着きそうにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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