「投手強化がはるかに重要だ」ささやかれる大谷翔平の”打者専念説”に現地メディアが反論!「ありふれた投手なら検討すべきだが」

2024年5月24日(金)18時0分 ココカラネクスト

打者として際立った存在感を示している大谷だが、多くの人は二刀流に期待しているようだ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は現在まで、打率、本塁打数などのあらゆるスタッツでリーグトップを争う数字を残している。打者専念となるシーズンを送っており、遺憾なくその打棒を発揮している。.350近い数字をキープするなど、過去にないほどの高打率をマークし、長打力も健在。今季も打撃タイトル獲得の可能性を十分に感じさせる好調ぶりだ。

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 それだけの打撃成績を残していることで、米国内では大谷の投手復帰について現在も、さまざまな声が上がっている。予定されている来季以降での投手としての活動を行わず、打撃面重視のため指名打者や外野手としてプレーすべきと報じられているという。

 だが、米メディア『The Sporting News』では、それらの報道に反発する形で、強く「投手・大谷」の復活を望んでいるようだ。

 現地時間5月23日(日本時間24日)、同メディアは「もちろんショウヘイ・オオタニはドジャースで投げるべきだ」と特集記事の中で主張している。

 記事では、今季の大谷のパフォーマンスを振り返りながら、「傑出したスタートダッシュを決めたことで、このまま打者に専念するべきかどうか考える人もいる」と綴られており、続けて「彼の打者としての価値は天文学的だ。そして、彼がありふれた、ローテーションの最後尾のタイプの先発投手だったなら、残りのキャリアで彼をフルタイムの打者にすることを検討する価値があるかもしれない」と論じている。

 だがその一方で、「問題は、彼は並の投手ではないということだ。彼はとてもとても優秀で、ドジャースが7億ドルを支払ったのは、彼が野球界でこれまで見たこともないような、実にユニークな二刀流で脅威となる存在だからである」と指摘。過去のシーズンでの成績にも触れながら、投手としてのスキルを称賛している。

 さらに、同メディアは大谷が来季、「ロサンゼルスの先発ローテーションに必要な厚みを加えることができる」と評しつつ、「特にポストシーズンでは、ドジャースのような強力な打線を持つ厚みのあるチームでは、投手陣の強化が打席での成績向上よりもはるかに重要だ」と主張している。

 また今季の活躍を踏まえ、「おそらく彼は例外的なシーズンを過ごし、チームは彼をどのように起用したいかを再考せざるを得なくなるだろう」としながらも、「野球界で最もユニークなスーパースターが、2025年に先発ローテーションでマウンドに戻ってくることは十分に期待できる」と見解を示している。

 あまりのバットの好調さ故、マウンド復帰への異論もある中で、やはり「二刀流」を望む反響も少なくないようだ。そして今シーズン、背番号17の躍動とともに、まだまだその議論は熱を帯びていくのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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