B-Max Racing with motopark 2019スーパーフォーミュラ第4戦富士 レースレポート
雨に苦しまされた富士大会。未来に向けてのデータ収集と割り切り、ハリソン・ニューウェイが16位、ルーカス・アウアーはリタイア
国内主要カテゴリーのすべてに参戦するB-Max Racing株式会社(本社:神奈川県綾瀬市:代表取締役 宮田雅史)は、世界的に注目を集めている国内トップフォーミュラである全日本スーパーフォーミュラ選手権に、B-Max Racing with motoparkとして本山哲監督のもと、2台体制で参戦しております。
ゼッケン50号車はRedBull SF19/HONDAを使用し、ドライバーにはレッドブル・ジュニアドライバーである、ルーカス・アウアーを起用。ルーカス・アウアーは元F1ドライバー、ゲルハルト・ベルガー氏の甥御さんにあたります。
ゼッケン51号車は、GOLDEX TAIROKU RACING SF19/HONDAを使用し、新進気鋭のハリソン・ニューウェイを起用。ハリソン・ニューウェイは、今年からHONDAがF1でパワーユニットを供給するRed Bull Racingのテクニカルデザイナーでもあるエイドリアン・ニューウェイ氏のご子息でもあります。
オフシーズンのテストから着実にチームとして進化し続けるB-Max with motoparkは、前戦菅生大会でルーカス・アウアーがチームにとって予選最上位となる予選3番手から、決勝では初の3位表彰台を獲得。チームとして、とても大きな進歩を成し遂げました。
しかし、続く第4戦の富士大会では、金曜日のフリー走行でハリソ・ニューウェイが2番手タイムをマークする好調ぶりを見せましたが、土曜日の予選ではウエット路面にセットアップを合わし切ることができず、2台とも予選Q1敗退。
決勝レースでは、ルーカス・アウアーはタイヤのグリップ不足でまったくペースが上がらす、一時はピットでのリタイアを覚悟しましたが、未来へ向けてのデータ収集と割り切り、セットアップを変更しては走行を続け、4度のピットインの末、リタイアとなりました。
ハリソン・ニューウェイはタイヤのグリップ不足に苦しみながらの16位完走。チームは悔しさとともに富士を後にしました。目標である全日本スーパーフォーミュラ初優勝を目指して、チーム一丸となって挑み続けます。
■レース後コメント
ルーカス・アウアー
「今週末はB-Max Racing with motoparkにとって最悪と言っていいほど厳しい週末でした。僕のマシンはまったくタイヤの性能を発揮させることができず、トラブルの連続でした」
「レースそのものは周回遅れになった段階で諦めましたが、次戦に向けてのデータ収集をすべきだという本山監督を信じて、何度かセットアップを変更してコースインしてはデータを確認しました」
「悔しいですが、常に前を向いて進んでいくしかありません。気持ちを切り替えて次のレースで再び表彰台を狙えるポジションに戻れるよう頑張ります」
ハリソン・ニューウェイ
「予選ではもっと雨が強くなると思ってタイヤの内圧を決めたのですが、それが裏目にでてしまいました。決勝でもペースは悪くなかったのですが、タイヤがまったくグリップせず、厳しい戦いを強いられました」
「今回のレースはチームにとって多くを学べたレースだと思います。この悔しさをバネに、次のレースこそ表彰台を狙います」
B-Max Racing with motopark 本山哲監督
「今回は予選で2台ともにQ1敗退。そして決勝でもペースが上がらず苦戦を強いられました。通常であれば前回の菅生で結果を出していたので、それをベースにセットアップを進めていくのが常道ですが、我々は挑戦者ですので更に進化させたベースセットアップにトライしました」
「天候が不安定であったせいもあり、結果的にはそのトライが失敗だったと言わざるを得ません。ドライバーふたりには申し訳ない気持ちですが、気持ちを切り替え、ルーカスにはレース中の時間を使って、いくつか試したいウエット路面でのセットアップを評価してもらいました」
「勝利を目指すために、一瞬たりとも時間や走行機会を無駄にはしたくありません。我々は強いチームを目指しています。今回の悔しさは、必ず結果で報いたいと思います」
B-Max Racing with motopark ティモ・ランプケイル技術代表
「我々B-Max Racing with motoparkにとって、今回の富士は、ただ遅かったというだけです。敗北は認め、再び前に向かって進みたいと思っています」
B-Max Racing with motopark 組田龍司総代表
「日本とヨーロッパで気持ちをひとつにして戦ったB-Max Racing with motoparkが、まさに菅生での表彰台という天国から地獄へと落とされた気分でした。今回のウエット路面での問題点を改善していくことで、チームはさらに進化していくはずです。これからもしっかりとミーティングを重ね、努力を重ね、さらなる上位を目指して頑張ります」
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