F1第11戦ドイツGP FP2:速さを見せたフェラーリ勢が1-2。復調のガスリーはまさかのクラッシュ
2019年F1第11戦ドイツGP金曜フリー走行2回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手、15番手のピエール・ガスリーはクラッシュを喫している。
午後になると暑さはさらに厳しくなり、FP2の始まる午後3時の時点で気温36℃、路面温度50℃。日なたを歩くのは、かなり辛いレベルだ。ちなみに中東バーレーンでさえ、今年の日中の最高気温は28℃でしかなかった。
FP1でケビン・マグヌッセンにトラブルが出たハースが、序盤から積極的に周回を重ねる。ロマン・グロージャンは開幕戦オーストラリアGP仕様に戻し、マグヌッセンの最新仕様との比較テストを行っている。
開始後13分、ルクレールがハードタイヤでトップタイム。約0.2秒差で、ミディアムタイヤを履いたセバスチャン・ベッテルが続いた。しかし遅れてコースインしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が、ミディアムで0.1秒しのぐタイムを出す。
フェルスタッペンが出て行ったのは、開始後20分を過ぎてからだった。1周目の計測ラップで、いきなりハミルトン、ルクレールに次ぐ3番手タイムをマーク。ハミルトンからは約0.3秒落ちで、クルマの感触は悪くなさそうだ。
開始後38分にはベッテルが、ハミルトンのタイムを0.5秒以上しのいでトップを奪う。ルクレールはさらにチームメイトより約0.1秒速い、1分13秒449の最速タイムを叩き出した。開始後1時間の時点で、ルクレール、ベッテルが1−2を形成し、ハミルトン、ボッタスが3、4番手。5番手フェルスタッペンは、首位ルクレールから0.684秒の差を付けられた。
一方のガスリーはソフトタイヤでのマシン挙動に手こずり、トップから1.6秒落ちの15番手に沈んでいる。変わりにグロージャンが、フェルスタッペンからわずか0.064秒差の7番手と健闘している。
終了17分前、ガスリーが最終コーナー立ち上がりでアウト側にはらみ、バリアに激突。マシン左側を大破させ、セッションは赤旗中断。メディカルカーが出動し、自力でコクピットから降りたガスリーはメディカルセンターに搬送された。
8分後に、セッション再開。ガスリーの事故の直前にピットレーン出口で止まってしまったヒュルケンベルグは、再開後すぐにピットに戻り、早々に周回を切り上げた。ランス・ストロール7番手、セルジオ・ペレス10番手と、車体アップデートを投入したレーシングポイントが、2台揃ってトップ10入りした。
「ドイツGP」をもっと詳しく
「ドイツGP」のニュース
-
転倒と負傷、トラブル、そして兄弟揃っての表彰台...M.マルケス、ザクセンリンクの劇的結末/MotoGP第9戦ドイツGP7月8日18時35分
-
バニャイア、終盤の危機的状況を回避し4連勝「薄い氷の上にいるような状態だった」/第9戦ドイツGP7月8日13時28分
-
ホンダ:マリーニが今季初のポイント獲得「開幕戦からの努力が報われて状況が好転し始めた」/第9戦ドイツGP 決勝7月8日10時26分
-
ヤマハ:最高峰クラス100戦目のクアルタラロ「シーズン後半はもっと良くなるはず」/第9戦ドイツGP 決勝7月8日9時22分
-
中上貴晶、タイヤ選択も奏功し今季5度目の入賞「最終ラップは全力を尽くした」/第9戦ドイツGP 決勝7月8日9時12分
-
【順位結果】2024MotoE第6戦ドイツ大会 レース1・27月8日6時12分
-
【ポイントランキング】2024MotoGP第9戦ドイツGP終了時点7月8日0時37分
-
マルティン痛恨の転倒でバニャイアが優勝しポイントリーダに浮上。マルケス兄弟が揃って表彰台/第9戦ドイツGP7月7日21時59分
-
【順位結果】2024MotoGP第9戦ドイツGP 決勝7月7日21時50分
-
小椋藍が連続表彰台獲得【順位結果】2024MotoGP第9戦ドイツGP Moto2 決勝7月7日20時2分