角田裕毅 予選11番手「走行タイミングで後退したがラップには満足。マシンのペースがとても良かった」/F1第13戦
2023年F1ベルギーGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はスプリント・フォーマットでの金曜予選で11番手を獲得した。Q1を9番手で通過、Q2でも終盤上位に立ったものの、急速に改善する路面の影響で、順位が11番手まで落ち、Q3進出はかなわなかった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、一日を振り返り、次のように語った。
「予選前に雨が降ったため、インターミディエイトタイヤで走り始めた。路面が最も速いタイムが出るコンディションになるだろう終盤に新品インターミディエイトで1周を走る時間を確保するよう、走行プランを立てた」
「ドライバーたちは非常に強力なラップタイムを記録した。裕毅はQ2に進んだ。その時点でのラップタイムはウエットからドライへのクロスオーバーに近づいていたため、まずインターミディエイトで走り、セッション終盤にドライタイヤで2周連続でプッシュラップを行うことにした」
「裕毅はソフトコンパウンドで非常に優れたラップタイムを記録した。それでも我々にはQ3に進めるだけのペースはなかった。最初にラインを越えたグループの中の一台だったので、もう少し遅く出て行って、路面コンディションの改善を利用することができた可能性はある。ただ、その場合は、イエローフラッグやレッドフラッグに遭遇するリスクがあった」
「いずれにしても今日のパフォーマンスには満足している。日曜はドライコンディションになるものと予想しているが、決勝に向けて良いセットアップを用意できたと確信している」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP1 7番手(2分09秒067:ウエットタイヤ/8周)
予選 11番手(Q1=9番手1分59秒044:インターミディエイトタイヤ/Q2=11番手1分53秒148:ソフトタイヤ)
ペースがとても良かったです。うまくまとめることができ、自分のラップには満足しています。終盤、ほとんどのマシンが僕の後ろを走っていたため、路面があっという間に改善するなかで、彼らはそのチャンスを生かすことができました。
チームから呼び戻されて、ソフトコンパウンドに交換しました。これほど速くなるとは思っていなかったですが、うまくいきました。最終的にそれは正しい決断だったので、彼らに感謝しています。
このサーキットをドライタイヤで走り、いくつかのコーナーを全開で走ると楽しいですね。今日は路面が乾ききっていなかったので、完全に全開というわけにはいかなかったものの、それでも楽しめました。明日が楽しみです。
マシンは好調で、一貫性がありました。3戦前にはインターミディエイトで苦労していましたが、チームは、このタイヤを装着したときのマシンについて良い知識を集めたのだと思います。その点で、大きな前進があったのは間違いありません。
常に快適に走ることができ、好調でした。全体的にチームにとって良い一日だったと思います。ダニエル(・リカルド)はトラックリミット違反がなければQ2に進んでいました。チームにとって心強いことです。
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