アストンマーティンのアロンソ、前半戦のパフォーマンスに失望「昨年はトップ4を目指していたのに、今年は大きく後退」

AUTOSPORT web2024年8月7日(水)17時45分

 フェルナンド・アロンソは、2024年シーズン前半のアストンマーティンF1チームのパフォーマンスに「少々がっかりしている」と率直に認めた。


 2023年前半に先頭集団に入っていた状況とはまったく対照的に、今年アストンマーティンは劣勢にあり、かつての直近のライバルたちに大きく後れを取っている。


 チームの今シーズンここまでのハイライトは、サウジアラビアGPでのアロンソの5位入賞で、昨年前半には当たり前だった表彰台獲得からは程遠い結果だ。

2024年F1第13戦ハンガリーGP フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン)


 そして12カ月前とは違い、アストンマーティンの開発プログラムは実を結ばず、チームはAMR24に一連のアップデートを実装するも、期待どおりのパフォーマンス向上につながらずにいる。


 スパ・フランコルシャンでは、アロンソはトップでフィニッシュしたジョージ・ラッセルと同様に、大胆な1ストップタイヤ戦略を実行し、9位でチェッカーを受けた後、ラッセルが失格になったため順位は8位に上がった。

2024年F1第14戦ベルギーGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)


 2024年シーズン前半を評価するよう求められたアロンソは、「少々がっかりしている」と答えた。


「今日、僕たちがウイリアムズ、アルファタウリ(RB)、アルピーヌと戦っていたという事実は隠せない。昨年はトップ4のチームになることを目指していたのにだ」


「今、彼らは手の届かないところにいる。そして僕たちは後ろのドライバーたちからポジションを守ることしかできない」


「今年の初めでさえそうだ。特に予選では、僕たちは常にトップ5かトップ6のなかにいた」


「だから、サマーブレイクと今年の後半にやるべき仕事がたくさんあるのは確かだ。諦めないし、努力する必要がある」

2024年F1第13戦ハンガリーGP ランス・ストロール(アストンマーティン)


 ランス・ストロールも、チームメイト同様に、ベルギーではミディアムからハードへの1ストップ戦略を採用した。しかし、そのアプローチによって、彼は結局11位どまりだった。


「予想よりもデグラデーションがましだったので、1ストップでもたせた」とストロールは戦略を正当化して語った。


 チームがマシンからさらなるパフォーマンスを引き出す必要性については、ストロールもアロンソと同じ意見だ。


「グリッドの上位で戦うには、マシンのペースをもっと上げなければならない」


「ストレートの速度が僕たちにとって問題になっている。オーバーテイクされ、一日中苦戦していた。だから、取り組むべきことがあるはずだ」


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