大盛況でグリッド不足が予想されるIMSA、2024年の年間エントリー発表を最終戦に“前倒し”
IMSAは、2024年シーズンのウェザーテック・スポーツカーにフル参戦が確約されたチームのリストを、2023年最終戦のモチュール・プチ・ル・マンで公開する予定だ。
IMSA会長のジョン・ドゥーナンは、8月4日にロードアメリカで行われた2024年シーズンのカレンダー発表のなかで、エントリー申請を今週火曜日から開始し、フルシーズンおよび開幕戦デイトナ24時間へのエントリー申請は10月3日に締め切ると発表した。
これは、ウェザーテック選手権の開幕戦とフルシーズン参戦のリストにおいて、いずれも定員オーバーが予想されるためだ。
■最大60台のデイトナ24時間に、74台が参戦希望?
「これにより、誰もがより長期の計画を立てることができると思う」とドゥーナン氏は語った。
「パドックの計画やピットレーンの計画などの点で、間違いなく我々の助けとなる」
「(エントリー申請を)前倒すという意図は、みんなに大きなプレッシャーを与えることは分かっている。でもこれにより、みんながより明確なイメージを持てるようになることを期待しているんだ」
ドゥーナンによると、現在IMSAが把握しているデイトナ24時間への理論上のエントリーリクエストは74台で、そのうち55台はフルシーズン参戦チームだという。
来季、全4クラス(GTP、LMP2、GTDプロ、GTD)のレースが開催される6つのサーキットのうち、ロード・アメリカの収容台数は53台と最も少ないが、他のサーキットはもう少し多くのエントリーを受け入れることができる。
「いくつかのサーキットでは状況が異なる」とドゥーナンは説明する。
「ワトキンス・グレンのピットボックスは57台。ロード・アトランタは54台だが、これはチームが作業する上で、決して安全とは言えないスペースを提供することに基づくものだ」
「デイトナは60が最大だ。ここ数年は61だったが、2024年は60へと戻すつもりだ」
2023シーズン限りでLMP3クラスが廃止されるにも関わらず、残る4クラス、とりわけLMP2とGTDプロではグリッド数が増えることが予想されている。これまでのLMP3のように、特定のクラスにエントリー台数の上限が設けられるかどうかは明かされていない。
10月3日にエントリー申請が締め切られるということは、10月中旬にミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで開催される最終戦まで、選考には約1週間を要することになる。
「(選から漏れる)人々にノーと伝えるのは決して簡単なことではないが、このスポーツにとって、これほど多くの人々が我々のコンペティションに興味を示してくれるのは、本当に特別なことだと思う」とドゥーナンは語った。
「ここにいたいというパートナーがいる。彼らが、IMSAの一員であることに価値を見出しているのは明らかだ。エントリーの選考は、難しいプロセスになるだろう」
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